Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

私が感じたのはシンプルの重要性…というよりは、シンプルの面白さでした。

そもそも重要性で語ってしまうと、それは一種の「すべき」に変わってしまい、義務感に感じられてしまいがちになり、最悪シンプルに囚われてしまう恐れがあるからです。

なので、面白いという観点で語っていきます。

内容は実際のジョブズとのエピソードを語りつつ、その真髄に触れているのですが、私はこういうエピソードを語る内容は大好きです。

その人間らしいエピソードは、決してジョブズは神でも超人でもなく、普通よりちょっと違った考えを持っている人間であること。崇拝して自分とは格の違う人間であると、諦めることは無いと感じられます。

iPhoneについても触れていますが、シンプルに考えればそれは既存の組み合わせでしかなく、まったく無から生み出されたわけではなりません。だからこそ、誰にでも思いつくチャンスがあり、だからこそ、誰でもできるということです。

もちろん、それだけでiPhoneが生み出せるほど簡単ではありませんが、可能性が一切ないわけではない。その可能性を0とするか、1でも2にでも上げるかはあなた次第です。

また本文では、シンプル=成功ではないとも語っています。失敗もあります。それでも、シンプルさが成功のカギであることは言うまでもありません。

私はこれを読んで出社し、会社を見直しました。そこで、シンプルな考えでモノを見た時、こんなにも複雑なんだと実感しました。複雑に考えすぎて結局なんのためなのかわからないモノが多くありました。ですが、その考えを同僚に話しても、理解はされませんでした。複雑さに慣れきって、それが当たり前になっていたのです。

私はミニマリストです。生活をシンプルにし、物を減らす活動を日々行っています。この本を読み、改めてシンプルに触れ、もっとミニマムにできるところがあるところに気づけました。

アップルが成長した理由が書かれていると同時に、その理由はありとあらゆる場面で活かせるものだと思います。

人生で「何をどうしたらいいのかわからない」と複雑さの罠にはまっている方は、物事をシンプルに見るためにこの本はいかがでしょうか?

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