人が生きる上でモノは必要不可欠です。
家具家電、食べ物、様々です。それらは一種類だけではなくたくさんの種類があります。そのたくさんある種類の中で、あなたは何故その一つを選びましたか?
選んだ理由は『情報』です。人は、『モノ』を買っているのではなく、『情報』を買っています。
目次
そもそも情報とは?
私が最近読み始めた本に以下の内容があります。
『商品とは、顧客にとって有用な製品設計情報が、しかるべきメディアに乗っかったもの』
『顧客が消費するのは製品そのものではなく、製品に仕込まれている情報の束』
例えばお米に例えてみましょう。
お米とは何か?を情報で表してみましょう。
「食べ物」
「空腹を満たすもの」
「主食」
「炭水化物」
「保存に優れる」
「エネルギー源」
等々、色々あります。しかし世の中に売られているお米にはさらに「情報」がついています。
「品種」
「生産地」
「生産時期」
「重量」
一部はブランドと呼ばれるものでもあったりします。こういった「情報」がみなさんの購入基準となっていませんか?
こうして考えれば、前述したとおり、人が買うのは「モノ」ではなく「情報」であるという考え方ができます。
たとえお米が目の前にあっても、何の情報も無かったらそのお米を果たして買うでしょうか?
お米という表示が無い、生産地がわからない、品種がわからない…これで買う人はなかなかいないでしょう。いくら見た目がお米であっても。
これほどまでに「情報」とは重要です。決して、マスメディアが流すものだけが「情報」ではありません。日常的に私たちは「情報」に触れています。新聞や雑誌だけが「情報」を売っているのではありません。すべてが「情報」を売っています。
情報なくして生きられない
情報の重要性は理解していただけたと思います。
そして、情報なくして人は生きられません。
前述のお米のとおり、『それ』が『お米』という情報がなければ食べることができないからです。
極端な話、『食べられるモノ』と『食べられないモノ』この二つの情報さえあれば生きられる、これすら無ければ、あとは実際に食べて身体を壊したりしなければ『食べられるモノ』だったと知るしかないのです。
こんな単純なものでも情報は情報です。
情報の差が人生を分ける
そして、この情報の量が人生を分けます。
前述したように、情報は「モノ」に含まれますが、当然情報だけの場合もあります。知識も情報です。
どれだけ情報を持っているか、その情報を判断する「情報」を持っているか…これもまた大事です。
『鶏と卵』のようですが、情報無くして情報の判断はできないのです。
一見如何に優れた情報でも、別の情報を知っているとそれが実は間違いであると分かることがあります。投資詐欺などはまさにこれに当たります。仮に『年利50%で稼げる投資』があっても、『世界一の投資家の年利が22%』と知っていると、明らかにその投資が詐欺であるとわかります。
情報が無いと、このような投資詐欺に簡単に引っかかってしまうのです。だからこそ、情報の差が人生を分けることになるのです。
まとめ
日常を「情報」と見た時、至る所に情報があることがわかっていただけたでしょうか?
それだけ私たちは知らず知らず情報に触れています。情報無くして取捨選択はできないのです。しかし情報がたくさんあれば、自分に最適な選択を選べるようになります。
だからこそ、情報が人生を豊かにしてくれます。
間違った情報も多く、だまされることもあるからこそ、なおさら情報は必要です。
情報を得ること、そもそも「お米」という名前すらも情報であること、そういった意識でいれば、よりより人生を送ることができるでしょう。
コメントを残す