こちらの動画を観ていて、ふとあるフレーズが気になりました。
それは
「外食とはエンターテイメントである!」
これを聞いたとき、私はあることが頭をよぎりました。
「何故、外食では1人前で十分満足できるのに、自炊だと2人前以上食べないと満足できないのか」
これは長年私が疑問に思っていたことでした。
この答えがここにあったのです。
外食と自炊では満足度のありかたが違う
私は、自炊をするとついつい2人前以上を食べてしまいます。
インスタントラーメンなら2袋開けるのは当たり前。
うどんは3玉入れるときもあります。
食パンは一斤丸ごとです。
それでようやく満足でした。
でも、外食では違います。
1人前で十分です。
大盛りにもしません。
並の一人前。これで十分です。
足りなくて追加注文することもありません。
それで店を出ていきます。
満足しています。
この違いはなんだったのか、それがずっと疑問でした。
食べる量は圧倒的に自炊の方が多いです。
自炊では、仮に一人前だけに抑えようとしても、食べ終えるとついつい追加で作ってしまいます。
食べ過ぎはいけないと分かっていてもやってしまいます。
しかし、あの動画を観て、ふと思ったのです。
「外食がエンターテイメントであり、店側がお客に満足度を高めようとしているなら、当然客もそれを受け取っている。その受け取る満足度が、自炊との違いではないか」
お店に食べに行くという行為は、ただ「食べる」という行為が、家ではなく外であるというだけ。
そう思っていました。
けれど違ったのです。
外食には、「お店で食べる楽しさ」という「食べる」以外のことが含まれていたのです。
ただ食べて胃袋を満たす、それで終わりなのではない。
- 店に入った瞬間に迎え入れてくれた店員さんからの呼びかけ
- 店の雰囲気
- メニューを選ぶ楽しさ
- 頼んでからの待ち時間
- 頼んだ料理が来た瞬間の歓び
- 食べる楽しさ
- 食べ終えて店を出た時の少しだけ感じる寂しさ
これら全てが、食事の満足度に影響していたのです。
一方、自炊にはこれらがない。
ないからこそ、満足度を満たすために『量』を増やすしかなかったのです。
だから自炊では食べ過ぎてしまったのです。
そもそも食べすぎなのは、量の問題ではありませんでした。
食事に、「食べる」こと以外の何かを求めていたからでした。
それがわかってからは、「量が食べたい!」と思った時は外食に行くようになりました。
自炊よりはお金が掛かります。
けれど、得られるものは自炊よりもずっと多いのです。
量を食べなくても満足できます。
自炊でついつい食べ過ぎてしまう方は、少し奮発して外食はいかがでしょうか?
お金を使う量が増えても、食べる量を抑えられれば、それは健康に大きな影響を与えます。
外食で「お店で食べる楽しさ」を味わい、料理も味わい、身も心も満足した一食にしましょう。
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