昨今の情勢で心が荒れたり不安に潰されそうになっている方に、心をほっこりさせるゆるっゆるで、ストーリー性の低いどこからでもいつからでも読めるおススメの4コマ漫画を紹介していく。
目次
あっちこっち
異識作。音無伊御と御庭つみきの二人の高校生を中心に繰り広げるラブコメ漫画。ラブコメとはあるが、イチャラブ要素は一切ない。比率としてはラブ1:コメ99くらいである。
特徴としては、非常にバイオレンスであるということ。メインキャラであるつみきは非常に戦闘力が高く、素手で電柱にヒビを入れたり、素振りで空気を弾く。その威力を友人相手に存分に発揮するため、血しぶきが良く舞う。
あと鼻血も舞う。つみきと他に春野姫という友人がいるが、この二人「きゅん♪」とすると興奮のあまり鼻血を吹き出す。その量は血だまりをつくるほど。
そんな様を二頭身キャラが繰り広げるので、バイオレンスながらコミカルである。そんなコミカルな中に超がつくほどの朴念仁の伊緒と、ツンデレなつみきのわずかなラブがほっこりさせてくれる。
雑誌に掲載開始から10年以上経過し、徐々に発刊ペースが落ちてはいるがどの巻からよんでも面白さが変わらないので、是非とも読んでみてほしい。
10年という経過もあってか、絵柄の変化も著しい。
あっちこっち1巻↓

あっちこっち8巻↓

1巻ごとに絵柄が変わっているといっても差し支えないほど変化しているが、確実に向上し綺麗になっているのでその変化も楽しんでみてほしい(女性キャラの色っぽさが徐々に増してるのも注目)。
なお、こちらはアニメ化もしている。もし漫画が気に入ったら、アニメも観てみることをお勧めしたい。
なお、AmazonならPrimeVideoから配信で見ることもできるので、試しに1話だけ…という方はこちらもいい。
ハクメイとミコチ
ハクメイとミコチという身長9cmの小人たちが、喋る動物や虫たちと日々自然の中での暮らしを満喫するゆる~いコミカル漫画である。ちなみに人間が小人と化しているの対し、動物や虫たちは等身大なのでこの世界では人よりも動物や虫の方が大きいこともある。ゴキ○リやクモといった、明らかに見た目に難がある虫は描かれていないが、クワガタなんかが人と同じ大きさで描かれてるので、虫の絵が苦手な人にはオススメしない。
虫は片言であるのに対し、動物たちはしっかりと喋れるし、人格も非常に個性豊か。そのシュールな光景も面白い。もちろん人間も様々な個性を持つ奇人変人ぞろいで飽きさせない。
そんなハクメイとミコチの最大の魅力は、様々な種族が入り混じっての人情味溢れる物語だ。悲劇的な物語は皆無で、どれもが読むごとにほっこりするような。温かい物語ばかり。人と人(?)のやりとりは、荒んだ現代の人間関係とは違う、理想の関係とも思える。
ちなみに、ダブル主人公であるハクメイとミコチは、大人の女性である。ハクメイは23歳、ミコチは24歳。ハクメイは作中で男に間違われることもある。そんな大人の二人は、よくお酒をたしなむ。なので、作中ではちょくちょくお酒ネタや、酔っ払いネタが出てくる(作者がお酒好きでもある)。
そして、ハクメイとミコチのすごいところは、圧倒的な書き込み量だ。キャラはおろか、背景に至っても葉っぱの一枚に至るまで細かに描かれている。8巻の表紙を見れば、緻密に描かれた街並みの驚きの一言。
ストーリーのほっこりさと、登場人物の愉快さと、作風の圧倒的書き込み量を楽しんでみてほしい。
その世界観を解説した『足下の歩き方 ハクメイとミコチワールドガイド』も出ているので、漫画にハマった人は是非。
なお、こちらもアニメ化しているので、観てみてほしい。
なお、こちらはAmazonのPrime会員ならPrimeVideoなら見放題だ(2020年4月21日)。
いつまで見放題かは分からないので、とりあえず観てみるというのもいいだろう。
ひだまりスケッチ
美術高校に通う一人暮らしの女子高生たちの繰り広げる、先輩後輩同級生と繰り広げる学校生活やアパートでの日常生活を描いたゆるふわ日常漫画。
ちっちゃいけど料理上手で四字熟語好きなゆのと、貧乏だけど天真爛漫な宮子の二人が繰り広げる日常は、クスッと笑えたりほんわかしたりと心が穏やかになっていく。しかし、一方で高校生らしい悩みも抱えていて、センスに悩んだり、学校の成績に悩んだり、進路に悩んだりとたまに沈む一面も描かれている。その緩急が、飽きさせない面白さを生み出している。
もちろんキャラクターも魅力的だ。料理上手でとても気遣いができる、けどぽちゃってしているのを気にしているヒロさんや、小説家で天然プレイボーイな女子高生のさえ。パソコンオタクで関西人なノリちゃんや、美術科ばかりのアパートに唯一の普通科で気弱で引っ込み思案でほっとけないなずな。物事をはっきり言っちゃうオシャレっ子でちょっと計算高いまつりちゃん。
現在(2020年4月21日)10巻まで発行されている。
なお、こちらもアニメ化されており、しかも『ひだまりスケッチ』、『ひだまりスケッチ×365』、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』、『ひだまりスケッチ×ハニカム』と4シーズンも作成されている。
なお、AmazonPrimeVideoでも配信されており、第1話なら無料で見られるので試しに観てみてほしい。
ふたりべや
高校入学と同時にアパートで独り暮らし、ルームシェアを始めた桜子とかすみ。そこで初体面をした二人の同居生活や学校生活をゆる~く、かつちょっと百合っぽくもあるソフトゆる百合漫画。
完璧超人しっかり者の桜子と自堕落美人ずぼらなかすみの織り成す日常は、そのゆるさと女の子同士のキャッキャした感じとが合わさって非常にほのぼのしている。いつの間にか、さらっとキスしちゃう関係になったり、大学進学すると両刀使いの女の子が現れたりとちょっぴり性的な雰囲気は醸し出しているも、あくまでもソフト百合。
妙に恋愛模様を表現してくることもなく、ゆるく読めるのもいい。というか最初から結婚して20年越えの熟年カップルに相当するくらい。なので、恋に悩む少女が描かれることもない。
物語は基本的な学生生活で、なおかつ女性視点なので、ラッキースケベの類は無い。つまり思春期男子の希望にこたえるような内容ではない。ちょっとエッチというものもない。入浴シーンが合ったりするが、デフォルメされて描かれるのでまったく性的興奮を齎すことも無い。昨今のいわゆるR15とされるような内容ではなく、裸を描いたりありえないパンちらなどあからさまなエロスにうんざりしているけど可愛い女の子同士のキャッキャウフフが見たい!という人にはオススメだ。
またその絵柄も多彩で、SD絵から表紙のような非常に繊細かつ美麗なタッチまで幅広いのも特徴だ。特に指先のラインがすごく綺麗に描かれ、手をつなぐシーンの指の滑らかさはさすがの一言。ストーリーだけでなく、その絵のタッチも楽しめる。
現在(2020年4月21日)は7巻まで発刊されている。こちらは大きな絵柄の変化は無いが、見比べると徐々に進化し、美麗になっているのがわかる。
今オススメ本を読むなら電子書籍
今回紹介した本は全て、AmazonKindleにて電子書籍として配信されている。
電子書籍なら嵩張る紙の本に悩まされることも無く、なにより購入して読むまでのロスがほとんどない。読みたいときにいつでも読める、本屋で売り切れということも、通販で到着まで待つということも無い。
もしこれまでは紙の本で読んでいたという方は、この機会に電子書籍に切り替えてみるのはいかがだろうか?
私としては多少値段が上がるが、広告なしで容量は32GBをオススメしている。やはり広告の煩雑さに悩まされたくないし、漫画はデータ容量が大きいので、8GBくらいならあっという間に容量はいっぱいになってしまう。
なのだが、今はそのタイプが在庫切れ(2020年4月24日時点)で、広告付きなら在庫はあるようだ。
個人的にはやはり広告付きはオススメしないので、入荷を待ってもいいだろう。
ちなみにAmazonの電子書籍は、何もKindleでしか読めないわけではない。パソコンや、スマホのアプリで読むこともできる。Kindleが入荷するまでは、パソコンやスマホで読むのもいい。
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