こんにちは。
みなさん、他人を変えようとしてませんか?
そう言うと、いや他人を変えようなんて大げさな(笑)と思う方もいると思います。ですがこれ、結構皆さんやってしまいがちです。というのも、日常的に人は他人を変えようとしてるからです。無意識に。
今回は、
『他人を変えようとするのはどんな時か』
『私が他人を変えられないと理解した時』
『何故自分を変えようと思ったのか』
『他人を変えようとしないとはどういうことか』
『他人を変えようとしないことのメリット』
これらについて語っていきたいと思います。
目次
他人を変えようとするのはどんな時か
では、他人を変えようとするのはどんな時か。結論はこれです。
相手に自分の思う通りに動くことを期待し、その通りに動かせようとしている
ということになります。ここで重要なのは期待して終わるのではありません。動かせようとするところまで含めて、となります。
例えばです。
あなたが相手にちょっとした頼み事をしたとします。しかし、相手はその頼みごとをやってくれませんでした。そのことをあなたはどう感じるでしょうか?
『しょうがないか』と諦めますか?それとも、『なんでやってくれないんだ!』と怒りますか?
このとき、『しょうがないか』で諦めた人は、期待だけして終わる人です。これは特に問題ありません。問題は後者です。
やってくれなかったことに怒ることは、やってくれるように変わって欲しいという願望があるからです。願望が無ければ、怒る必要はありません。ここに、相手を変えようとしている面が含まれます。
ほかにも、
- 上司はいつも怒ってばかりだ
- 後輩が全然言うこと聞いてくれない
- 子供が全然片づけをしない
こういった不満も全て、その裏側に相手が自分の思うとおりに変わって欲しい願望があるからです。怒らないようになって欲しい、言うことを聞いてほしい、片づけをしてほしい…そう変わって欲しいから不満が出るんです。
ここで挙げた例は決して特別な状況ではないと思います。日常の、どこにでもあるシーンでしょう。このように、私たちは日常的に相手を変えようとしているんです。
私が他人を変えられないと理解した時
さて、では私が他人を変えられないと理解した時はいつかということをお話しします。
それは、「元カノが私のことをもう一度好きになることは無いと理解した時」です。
振られた後の私の行動は、一貫してもう一度自分を好きになるように相手を変えようとしていました。
復縁の本を読んだり、もう一度アプローチしたり…とにかく相手を変えようとしました。
当然ですが、結果は言うまでもありません。
元カノが振り向いてくれることは一切ありませんでした。
むしろ一層距離は開きました…
…そして私は理解したんです。
元カノを、自分を好きになるように変えることは不可能なのだと。他人は変えられないんだ、と。
何故自分を変えようと思ったのか
では、相手を変えることはできないと理解した私はどうしたのか。
今度は自分を変えようと始めたのです。
私は、現状のままでいいと諦めることはできませんでした。相手を好きになるように変えることはできないと理解しても、自分のことを好きになってもらえないままでいるのは嫌だったんです。
現状を変えるための選択肢は二つしかありません。相手が変わるか、自分が変わるか。その選択肢の一つはそもそも実行不可能です。選択肢は一つしかありませんでした。自分が変わるしかないと。
自分が変わることで、元カノが好きになるような男になる。そう決めて私が変わることにしたんです。
他人を変えようとしないとはどういうことか
では、他人を変えようとしないとはどういうことか。
結論はこれです。
期待しない
一切の期待をしない。これが他人を変えない行動となります。
私は期待とはつまるところ、自分の願望の押し付けだと思っています。押し付けですから、当然相手によっては期待されることを拒否する人もいます。
しかし人間とは身勝手なもので、勝手に押し付けたものを拒否されると不満に感じてしまうのです。期待に応えるかどうかは、相手の自由です。義務などありません。
だからこそ、そもそも最初から期待しないことで、不満も何も感じずにいられます。
他人を変えようとしないことのメリット
では、他人を変えようとしないことのメリットとは何か?答えはこれです。
他人への不満を持たなくなる
素直に感謝できる
そもそも他人に不満を持つのは何故か?というのは前述したとおりです。期待する、他人を変えようとし、そうならないから不満を持つのです。なら、最初から変えようとしなければ不満の持ちようがありません。
ちなみに期待しないというと、極論で他人と関わらないと受け止める方もいるかもしれませんが、そうではありません。
例えばちょっとした頼みごとをしたとします。しかしそこであなたの考え方としては、「やってもらえなくても構わない」という心構えでいることです。やってもらいたいから頼んでいるのに、やってもらえなくてもいいとはどういうことだ?と思う方もいると思いますが、そもそも他人は自分の都合のいいように動く存在ではないのです。それは、会社という組織の中であってもです。部下が上司の言うことを聞くのは当たり前、という考え方は人間関係を崩壊させますので気をつけてください。
ですから、ちょっとした頼み事であってもやってもらえるのは本来有難いことなのです。当然ではありません。期待に応えてくれるのも、当然ではなく、有難い事。
その考えを持てば、あなたは頼みごとをやってくれた人にどんな言葉を向けるでしょう?どんな感情を向けますか?有難いことをやってくれた相手にあなたがかける言葉は、「有難う」ではないでしょうか?ここが二つ目のメリットとなります。そして、「有難う」という言葉を送った相手とはどんな関係になるでしょう?おっと、ここにもメリットがありましたね(笑)
最後に
今回は、他人を変えるということをメインに語っていきました。他人を変えようという行為は誰しもが無意識にやってしまうことです。ああしてほしい、こうしてほしい、こうなってほしい…日常的に行ってしまっています。だからこそ、人は不満を抱えます。あなたの持つ不満は、元をたどれば他人を変えようとしているからこそ生まれている不満ではありませんか?一度、その不満のもとはどこなのか、辿ってみるのはいかがでしょう?
コメントを残す