[本]『病気の9割は歩くだけで治る!』を読んで~これからの時代にこそ必要な本~

記事の要約
  • 町医者として様々な患者を直接診てきた著者だからこその視点が面白い
  • 歩くことは予防にもつながるのでは?
  • ただ歩くよりも、ちょっとだけ歩き方を意識してみる

最近、とある本を読みました。それが『病気の9割は歩くだけで治る!という本。

この本を読む前から、ぼくはほぼ毎日1~2時間の散歩をしています。なので、今更読んでも…という気もしたのですが、やはり一度は歩くことの健康効果を医者の観点からある程度確かめておきたい、そう思って読んでみました。

今回の記事では、この本を読んだ感想と、今後ぼくはどうしていこうと考えたのかを紹介します。

本を読んだ感想

まず最初に感想をまとめますと、ごちゃごちゃエビデンスや論文の引用だけではなく、いろんな患者を前にした実体験が豊富で面白かった、です。

この手の医学本にありがちなのが、ひたすらデータや論文の引用ばかりで、誰が書いても同じような内容にしかならなさそうなもの。そういう本は面白くないし、読むのも疲れる。

しかしこちらの本は、いろんな症状の患者さんが歩き始めたことでどんな変化が生まれたのかを詳しく記されています。理屈だけではなく、またありきたりな一般論だけでなく、個別の病状の変化までまとめているので、とても参考になりました。

あとぼく的に著者に好印象を覚えたのは、触診をしっかり行うという事。昨今は患者を診ることを全て機械任せにし、カルテとにらめっこばかりして患者を一瞥もしない医者もいるとか。

先日も友人から、親の眼の異常で眼科医に連れて行ったら全て機械任せで、全然医者は親御さんを診なかったことにずいぶんとご立腹でした。当然といいますか、その診療所の評判はすこぶる悪い…

触診することで、ただの数値や画像ではなく患者の生きている体を診る。その在り方が素晴らしいと思いました。

治るだけでなく9割の病気も『予防』できるのでは?

この本を読んで思ったのは、歩くことは病気を治すだけでなく予防もできるのでは?ということでした。

治すというと薬がありますが、薬には予防効果はありません。それは、薬は本来『毒』であり、何の症状も無い健康体の時に飲めば、ただ体にとって害にしかならないからです。『毒を以て毒を制す』が薬の在り方。

しかし歩くことは違うと思います。歩く行為は体の本来あるべき姿に戻す・維持するということではないか。病気という異常状態から、正常に戻す効果があるのだと思います。

歩く行為について長尾先生は↓の効果を挙げています。

  • セロトニン顔になる
  • アタマの働きが良くなる
  • よく眠れる
  • 腸内環境が良くなる
  • 食後高血糖が防げる
  • 血液循環が良くなる
  • 姿勢が良くなる など
引用元:「Tarzan 特別編集」歩く、筋トレ

いずれも日常にあっていい効果ばかり。不眠や血液循環は病気の原因にもなりますから、それらを防げるのであれば、予防としての効果も十分あるのではないでしょうか。

歩くうえで気を付けるポイント

著書では歩くうえで意識すればいいポイントを3つ挙げています。

  • 丹田
  • 肩甲骨
  • 骨盤

この3つを意識して歩くことで立ち姿がまっすぐになり、姿勢や体のバランスを整えられるようになります。

この中でぼくが以前から気を付けているのは丹田。場所的にはインナーマッスルとも呼ばれる筋肉ですね。ここを意識するだけでもまっすぐな立ち方ができます。ただ慣れないうちはすぐに疲れて意識が抜け、丹田の力が抜けて背中も丸まりがちです。

丹田を意識せずともまっすぐに立てるようになるまでには、ぼくは2年かかりました。人によりますが、焦らず少しずつ意識できるようになればいいと思います。

肩甲骨も最近気を付け始めました。

デスクワークなので、肩に疲れが溜まりやすく、散歩の際はわざと腕を振って歩いていました。意識的には前に腕を振っているイメージ。

しかし本著では違います。むしろ逆で、後ろに振るイメージ。腕というよりも、肘を後ろに付き上げるといった感じです。そうすることで、肩甲骨を動かし、体の中でも大きい筋肉である背中の筋肉を動かすことに繋がる。

背中の筋肉を使って歩くことを『体幹ウォーキング』(命名者は金哲彦さん)と呼ぶそうです。歩くというと足だけの動きだと思われがちだが、実際にはそうではない。背中を含めた上半身の筋肉も使うことで足の負荷を軽くし、楽に散歩ができるようになります。

ナンバ歩きと似ている?

この体幹ウォーキングの説明を読んでいて思ったのは、ナンバ歩きに似ているなということでした。

ナンバ歩きとは昔の日本にあった歩行術。腕を左右に振る歩き方は実は西洋から伝わったもので、ごく最近のものです。

ナンバ歩きは簡単に言うと、歩くときに上げる足と同じ側の手を上げるというもの。詳しい動きは、↓の動画を観ていただけると分かりやすいです。

このナンバ歩きも、上半身の筋肉を動かすことで足の筋肉をサポートし、足の負荷を軽くさせることができます。足が疲れづらくなり、車が無い時代に昔の人々は1日に何kmも移動していたようです。

実はたまにこのナンバ歩きで散歩しています。歩き始めは特に楽に感じませんが、足が疲れ始めた頃や坂道を歩くときにはこのナンバ歩きの凄さがよく分かります。明らかに足を上げるのが楽に。ただ、やはり今の時代には奇特な動きに見えるので、人通りが無い道や夜のときしかやっていませんが…

体幹ウォーキングとナンバ歩きでは結構動きそのものが違いますが、上半身を動かすという点では同じ。ただ、足の負荷を減らす効果はナンバ歩きのほうが優れていると思います。

人通りがある場所では体幹ウォーキング、無い場所ではナンバ歩きでいこうと思います。

最後に

歩くことは健康にいい。…という事だけは知っていたので、せっせと歩き続けてきました。

毎日歩くようになったのは2年前に退職してから。外に出掛けることが減り、運動不足になることを心配して歩くようになりました。ブロガーとしてブログのネタを考える時間も兼ねています。それはROLANDの『君か、君以外か』を読んでからです。

そのおかげなのか、退職してからの2年間病気知らずです。多少の不調はありますが、どれも未病で終わります。それはもしかしたら、散歩の効果なのかもしれません。

散歩は治すだけでなく、予防にもなる。それをぼく自身が体現できればいいと考えています。いずれは、散歩で病気の予防ができる!なんてタイトルで本を書ければ(笑)

それではまた。

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