テイカーをどう対処したらいい?もう縁を切るしかありません|イヤな人間関係を手放す

本記事がオススメな人
  • テイカ―との付き合い方に悩む人
せい

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。

身の回りにテイカ―はいませんか?

「この人と一緒にいるとなんだか疲れる…」そう思うなら、その人はテイカ―かもしれません。

本記事では、そんなテイカーの特徴や対処法を解説しています。

  • テイカ―とはどんな人間か
  • テイカ―と関わることの問題
  • テイカ―に奪われるタイプの人
  • テイカ―とのかかわり方

結論から申しますと、テイカーとは縁を切る以外に方法はありません。テイカーを変えることはとても難しいからです。いっそ不可能と言ってもいい。

テイカーの特徴を知ることで、その難しさも分かっていくと思います。

テイカーとの関係性を見直し、ストレスフリーな日常を目指しましょう。

テイカーの特徴

テイカーとは、アダム・グラント氏が提唱する人間の3タイプの一つです。

他に、ギバーとマッチャーがいます。

テイカーは他人から奪うタイプの人で、奪うのは時間・労力・お金、果てはアイデアや成果まで他人の物は何でも奪おうとします。

そんなテイカーの特徴を詳しく見ていきましょう。

時間を奪う

テイカーは他人の都合などお構いなしに頼み事や誘い事をしてきます。

相手に別の用事があっても自分の頼みごとを優先するように要求し、時間など関係なしに誘いのメッセージを送ってきます。

そうやってテイカ―は相手を振り回し、時間を奪っていきます。

お金を奪う

テイカーは飲食などの支払いを他人に払わせようとします。

飲み会をすればさりげなくお金を払わずに退席しようとしたり、割り勘にしたのに催促しないと払ってくれない。

自分の誕生日プレゼントには高価な品を要求しながら、他人の誕生日プレゼントはその辺の安物もしくは忘れてくる始末。

他人にお金を使わせながら、他人のためには全然お金を使おうとしないのがテイカーです。

成果を奪う

テイカーは他人の成果やアイデアを奪います。

苦労してまとめ上げた報告書の名義が勝手にテイカーの名義に変更されていたり、アイデアを他人から盗んで先に世の中に向けて発表し、さも自分が考えたかのように振る舞う。

テイカーには成果やアイデアを生み出すまでの苦労を慮る気持ちはありません。結果さえ得られればそれでいいと考えます。

感謝が無い

テイカーは感謝をしません。

言葉では「ありがとう」と言いますが、まさに口だけ。どんなことをしてもらっても、「ありがとう」の一言で済ませます。

普通の人であれば、してもらったことに応じて何かしらお返しをしたいと思うところですが、それが一切ないのがテイカーです。

稀にお返しをするテイカーもいますが、それは感謝の気持ちからではなく体裁を取り繕うためのもの。なので、不釣り合いなお返しの場合が多いです。

関係性を理由にたかる

テイカーは関係性を理由に相手に要求するのがしばしば見られます。

  • 友達だからこのくらい奢ってくれて当たり前
  • 後輩なんだからこのくらい付き合って当たり前
  • 親に感謝するのは当たり前

相手が断りづらい理由を持ち出して、自分の要求を通そうとするのがテイカーです。

口だけはウマい

テイカーは口だけは達者なのも特徴です。

口では色々と都合のいいことを言いますが、実態は何一つ行いません。全て他人任せ。

他人を口車に乗せ、自分は何もせずに結果だけ都合よく奪っていくのがテイカーです。

ここまでテイカーの特徴を見てきました。はっきり言って、こんな不条理な人を変えることはできないと思ったほうがいいです。

次はそんなテイカーに狙われやすい人を見ていきます。

テイカーのターゲットになりやすい人

テイカーがまとわりつくのは自己肯定感が低い人です。

自己肯定感が低い人は、自分を肯定してくれる人を求めます。そのため、口だけでも自分を肯定してくれる人がいると、ついその人から離れられなくなり、その人の言いなりになってしまう。

テイカーにはよくある口癖のようなものがあります。

  • 「あなたならできる」
  • 「あなたに任せてよかった」

こんな風に相手を認める言葉をよく使いながらも、一方で以下のようなことも言います。

  • 「私が頼むんだからやってくれるよね?」
  • 「私たち友達だよね?」
  • 「恋人なんだし当然だよね?」

相手が断ることを考慮しないような言いぶりが目立ちます。

このように相手を肯定しているようで、肯定してほしければ言うことを聞けと暗に思わせてきます

自己肯定感が低い人は、このようなテイカーの言動に振り回されやすく、自己犠牲を強いられます。

せい

上のような言い方に心当たりがあるなら、その人はテイカーの可能性が高いです。

テイカ―から奪われないための対処法

ここからは、テイカ―から奪われないようにするにはどうしたらいいのかを見ていきます。

残念ながら、テイカ―から奪われないようにするには縁を切るしかありません。

いきなり縁切り?と思われるかもしれませんが、テイカ―にとって人付き合いとは、奪うか奪われるかです。

奪えない相手とは付き合う価値が無いと判断します。つまり、奪われないようにするということは、勝手にテイカー側から縁を切ってくるということになります。

それでは対処法を見ていきましょう。

距離を置く

テイカーと距離を置きましょう。

頼み事や誘い事があっても、仕事や忙しいなどを理由に断ることが大事です

仕事の関係で断りづらい場合は、上司を間に挟むことも効果的です。

テイカ―の頼み事は、

  • 業務上必要ないこと
  • 本来テイカーの業務なのにを肩代わりさせようとしてくる

ということも多いので、上司を使うといいでしょう。

上司がテイカ―の場合は?

上司がテイカ―の場合は、かなり厄介です。しかし、対処法はあります。

上司がテイカーの場合に起こりやすいのは、上司の業務の一部を預けられたり、親睦を深めるという名目で行われる飲み会への強制参加です。

本来の業務とは関係ない業務を預けられたら、その業務をしなくてはならない理由を尋ねましょう。それでも難しい場合は、同僚などと相談したうえで、上司のさらに上役に相談するのが効果的です。

飲み会への強制参加は、家庭の事情や金銭を理由に断りましょう。

見返りがない限り動かない

断りづらい頼みごとを受けたときは、代わりに何かしてくれるのか、報酬はあるのかなどを確認しましょう。

見返りを求めることにテイカーからは抗議が上がるかもしれませんが、流すことを心掛けてください。

頼みごとを引き受ける際において、無償でこなすかどうかは引き受ける側が決めることです。頼む側が無償でやることを要求するのは筋違い

見返りがあるとしても、頼み事と吊りあわない場合は断りましょう。

重要な話はしないこと

テイカーの前では重要な話は避けましょう。

大事な仕事をしていることや、画期的なアイデアがあることなど。そういった話にテイカーは目ざとく食いつき、我が物にしようと虎視眈々と狙ってきます。

テイカーとは何気ない日常会話に留め、プライベートな話題も避けるようにしましょう。

テイカーが嫌がる魔法の言葉を使う

実はテイカーが嫌がる言葉があります。

それが『責任』と言う言葉です。

とにかくテイカーは責任を嫌がります。成果は欲しいけど責任は持ちたくないというのが特徴。テイカーとの会話に責任という文字を混ぜると、途端に嫌がりだします。

『責任』をうまく使うことでテイカ―とのかかわりを断つこともできます。

上司がテイカーだったら

例えばテイカーの上司から、突発的な業務を頼まれたとします。

テイカー上司はその業務の手柄は欲しいけど、責任は嫌がります。

この場合、その突発的業務に対応するため、他の業務が遅れることに対する責任を上司に要求しましょう。すると、テイカー上司はこの部下は責任を取ってくれないと感じ、次からは業務を振らなくなります。

テイカー上司は、突発的業務の手柄は自分が、他の業務が遅れることは部下の責任にしたいんです。それについてきっぱりと責任は上司が持てとNOを突き付けること。

そうすると、以後テイカー上司は関わってきません。

テイカーが寄ってこないようにする方法

今いるテイカーと縁を切ったとしても、そのままでは別のテイカーが現れてあなたから奪おうとしてきます。

テイカーが寄り付かないようにするには、あなた自身が変わる必要があります。

どう変わればいいのか。それは、自己肯定感を高めることです。

自己肯定感を高めて、他人に嫌われることを恐れないようにすることが大事です。「友達なんかいなくても自分は大丈夫だ」という自信を持てば、テイカ―に踏み入るスキを与えません。

テイカーはあなたの「嫌われたくない」という気持ちを悪用してきます。嫌われたくないという気持ちを手放すことで、テイカーはあなたから奪うことができなくなります。

是非自己肯定感を高めて、テイカーを寄り付かせないようにしていきましょう。

おぞましきテイカー上司の実態

ここからはぼくが前職の会社で見てきたテイカー上司の行動の一部を紹介します。あまりに詳細に述べることはできないので少しぼかしますが、肝心な部分は事実として紹介していきます。

報告書の担当者の名前が無い

クレームが発生したとき、クレームの内容を調査し、その対策を報告する報告書を作成しなければなりません。

その報告書をテイカー上司は部下に作らせると、自分の名前だけ載せ、報告書を作成した担当者の名前は載せないで客先に送りました。あたかも全て自分だけが対応したかのように振る舞い、手柄を全て自分の物にしようとしたのです。

しかし恐ろしいのはこれだけではありません。

違うクレームでは、クレームへの対応が遅々として進まず、期限が近付いたために途中経過で報告しなければならない。その報告書ではなんと、担当者の名前どころか直接関係のない部署の上司の名前まで記載し、5人も名前が記載される始末。

対応が遅れている原因は自分だけではないと、責任逃れにそんなことをしていました。

机の上に未処理の書類が山積み

テイカー上司は仕事ができません。

じゃあなぜ上司という立場にいられるのかというと、同僚の手柄を奪って上に報告し、それを真に受けた上がその役職へと昇進させたからです。

せい

直接かかわっていなくても、「私が指示したからできた」「私も協力した」と何かにつけ手柄が自分にもあるかのように演じます。

テイカー上司は仕事ができないし、その上責任も取りたがらない。

そのため、上司として確認しなければならない書類がいつまでも放置され、その書類が机の上に山になって積み上げられています。

中には、客先から問い合わせがあった書類を半年も放置していたとか。

上司としての責任を持ってやらなければならない仕事から、ずっと逃げ続けている。

仕事ができない人間は机が汚いとはよく言いますが、テイカー上司はその典型。

机の上に書類を積み上げ、如何にも自分は忙しいと振る舞う。しかしその実態は、無能と責任逃れで書類一枚処理することもできない。それがテイカー上司です。

最後に

ここまでテイカーの特徴やその対処法、テイカ―を寄り付かせない方法を紹介しました。

テイカ―に付きまとわられると、何もかも奪われ人生は真っ暗になってしまいます。

テイカーへの対処法は、

  • 距離を置く
  • 見返りがない限り動かない
  • 重要な話はしない

テイカーに近寄られないようにするには、

  • 自己肯定感を高める

以上を実施してみてくださ。

テイカ―との関係を手放し、ストレスフリーな日常を送れることを願っています。

人間関係のストレスフリーのために、他にも周囲にいるイヤな人との手放し方を解説した記事を書いています。

以下に気になる記事があれば是非読んでみてください。

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せい
将来の隠居を目指すミニマリスト。 生活の必需品や食事、支出を減らすために日々取り組み、その成果を当ブログにて発信していきます。