- 散歩アプリをやめようと考えている人

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
散歩アプリを始めました。しかし、それから1か月も経たないうちに辞める決意をしました。
今回は散歩アプリを辞めた理由をひたすら挙げていきます。どんな点が辞める理由になったのか、アプリの内容も含めて理由を解説します。
これから散歩アプリを始めようと思っている方には、「この点は私も面倒に感じそうだし、やっぱりやめておこうかな…」と参考になると思います。
まずはやめた理由の前に、散歩アプリについて簡単に解説します。
散歩アプリとは?
散歩アプリとは歩くだけでポイントが稼げるアプリではありません。
その実態は、歩いた歩数に応じて広告を視聴する条件を満たすことができ、その広告を見ることでポイントが稼げるという仕組みです。

本当に『歩くだけ』ではポイントは稼げないです。
アプリを始める前は、歩くだけで稼げるならと気楽な気持ちで始めました。しかし実際はそんな甘いものではなかったんです。
次からは実際に使っていたアプリを紹介します。
使っていた散歩アプリ
これまで使っていた散歩アプリは以下の2つです。
- 毎日運動
- アルコイン


異なるアプリですが、面倒になった理由は大体共通しています。では次から辞める理由を紹介していきます。
辞める理由
アプリのための散歩が億劫になった

ぼくは散歩アプリを始める前から散歩をしていました。ただ散歩をしているだけなら、その歩数でついでに稼ごう。そう思い、散歩アプリを始めました。
それまでのぼくにとって、散歩とは散歩それ自体が目的であり、他の目的はありません。健康になるとか、アイデアが湧くとか散歩の効果は色々ありますが、そのために散歩しているのではなく、散歩そのものが目的。
何も考えず、何の効果も期待せず、ただぶらぶら歩くだけ。それがこれまでぼくがやっていた散歩です。
しかし、散歩アプリを始めてから徐々に散歩の目的がアプリのために変わってきました。
アプリのために散歩に行く。広告を見てポイントを稼ぐために、歩数を稼ぐ。時には歩数が足りないからわざと遠回りしたり、夜も散歩に出掛けました。
そうしてアプリのための散歩が徐々に辛くなっていきました。辛さが限界に達したので、辞めることを決断しました。
無理な散歩が増えた

散歩アプリを始める前は、どれくらい散歩するかという具体的な目標は一切ありませんでした。
歩きたいだけ歩き、歩きたくなくなったら帰る。その日の体調や気分次第で長くも短くもなりました。しかし散歩アプリを始めてからは、ポイントのためにと無理な散歩が増えました。
そうやって無理に散歩時間を延ばした結果、翌日まで疲れが残るようになりました。疲れているなら散歩を休んだり、短くすればいいのですが、散歩アプリのためにと無理に散歩に出掛けるように。
無理なら休めばいいだけなんですが、ぼくにとっては休んで今日のポイントを稼げないことは強い罪悪感を生みます。なので、無理してでも散歩に行かなくてはいけない。
そんな罪悪感を覚えるくらいなら、もう辞めてしまおう。そう思ったのです。
時給20円

辞める理由としてはやはり、ポイント稼ぎの効率が悪すぎる点も上がります。
大雑把な算出ですが、散歩アプリの時給は約20円です。これまでどのくらい稼いだのか、具体的な数値で解説します。
目安としてアプリを使っていた期間内の1日の歩数は約10,000歩、散歩時間は2時間です。
散歩アプリを始めたのは6月23日で、辞めると決めたのは7月18日。計26日間で稼げたポイントは以下のとおり。
毎日運動 | アルコイン | |
稼いだポイント | 36,140P | 1,561マイ |
交換レート | 1,000P=4円分 | 1,100マイ=100円分 (Paypayポイント) |
稼いだ金額 | 約144円 | 約141円 |
26日かけて計285円。一月とすれば、1アプリにつき170円。2つで340円くらいになるでしょうか。

これがただ散歩の歩数だけで稼げたのであればそこまで苦ではなかったかもしれません。しかし実際にはこのポイントのほとんどは広告を閲覧することで稼いだポイント。
広告を見終わるには約15分かかります。一つの広告の再生時間は15~30秒。毎日いろんな広告を15分ポチポチする。それを30日続けて、170円。
15分×30日=450分
450分という時間を使い、稼げるのが170円。つまり、時給約20円の作業でした。(散歩の時間は含みません)
広告を見る時間は動画や本を読む時間にして無駄なく過ごすようにしました。しかし、逐一広告が終わったかチェックし、終わったら次の広告を再生…というようなことをやっていては、結局動画も本も集中できない。
そんなことをするくらいなら散歩アプリなんかやらずに動画や本に集中。娯楽の時間としてしっかり楽しんだほうがずっと有意義だと思いました。
1日1回の散歩で稼ぎ切るのが難しい

散歩といえば1日1回行けばそれで済みますが、散歩アプリで稼ぐとなると1日1回だけでは難しいところもあります。
「毎日運動」の場合
「毎日運動」では、歩数に応じてくじ引き券がもらえます。ただしこのくじ引き券をもらえるのが、15時で一度リセットされます。

なので、最大枚数を貰おうとすると15時の前と後で散歩する必要があります。くじ券は500歩ごとなので、最低1,500歩は歩き、そして15時前にはアプリを開いて受け取らないといけない。
受け取らないと、15時以前の分は無くなってしまいます。広告にしても、15時前と後それぞれで見ることができますので、夜にまとめて見ようとすると15時前の分が見れなくなり効率が下がる。
散歩もですが、アプリもこまめに開かないといけません。
『アルコイン』の場合
アルコインにはすごろくという機能があります。
歩数に応じてサイコロが獲得でき、そのサイコロを振って進んだ分だけポイントが獲得できるというもの。

しかしこのすごろくも厄介。まずサイコロは10個までしか保有できません。それに対しマスは60。10回6の目を出さない限りはゴールできません。
また、超過分の歩数があってもダメ。サイコロを消費してから歩いた歩数でしか次のサイコロは獲得できません。
次に、サイコロが広告を見るかどうかで出目が変わること。見ないで振れば1~3、見れば4~6に。広告を見るとしても、確実にゴールに着くには15個のサイコロが必要。
つまり、半強制的に1日2回の散歩を強いられるわけです。
ここまでくるともはや面倒というより苦行の域です。そこまでしてやっと1か月170円…何のためにやっているのか、わからなくなってしまいました。
手ぶらで散歩できない

歩数を記録するためには散歩でスマホを持ち歩かないといけません。些細な点ですが、この点も散歩をする上では邪魔になりました。
ぼくにとって散歩とは、誰にも邪魔されず、無心で、ただ気の向くまま、好きに歩くだけのもの。そのときには可能な限り物は持たず、身軽でいたいんです。スマホだって持ちたくありません。
これまでの散歩では持ち歩くのは、メモ帳と部屋の鍵だけ。スマホも財布ももちません。しかしアプリのためにスマホを持ち歩くようになりました。
スマホを持ち歩くと、どうしても通知が来ていないか気になってしまい、チェックしてしまう。
スマホは持ち歩きたくないのに、持ち歩かないと歩数が計測できない。そのジレンマにだんだんストレスを感じるようになりました。
広告を閉じるボタンがシビアすぎる
見終わった広告をすんなり閉じれないのも、ストレスでした。

例えば↑の広告のページですと、この広告を閉じるには右上の『×』をタップする必要があります。しかしその位置がかなりシビア。ちょっとずれただけで広告先に飛んでしまう。
閉じる判定があるのは、本当に×だけ。「報酬を獲得しました」の箇所は判定がありません。
×をタップしたつもりが広告先に飛ぶ
⇒戻るをタップ
⇒×をタップ
⇒また広告先に
…ということがよく起きるくらい押しづらいし、判定が小さい。
こういう地味なところもストレスの元になっていきました。
最後に
散歩アプリを辞めた理由を紹介してきました。
一度辞めて、今回また始めて、やっぱり辞めるという結果は散歩アプリが自分に合っていないことをつくづく実感しました。
やはり散歩は何のしがらみも無くやれるほうがいい。稼げるところにつられて始めてはみたけれど、自分には無理なことだとわかりました。
これから散歩アプリを始めようと思っていた方、迷っていた方の参考になれば幸いです。
それではまた。