- 外飲みをやめたら何が起きるか知りたい人
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
急性アルコール中毒になったことはありますか?ぼくはあります。
居酒屋で飲んだ後に路上で倒れ、救急車で運ばれ、点滴を打たれ、帰るためにタクシー代7千円を払った苦い記憶。もちろん治療費という出費も。
それからはもう二度と外飲みをしないと誓いました。飲み会があってもソフトドリンク。居酒屋に一人でふらりと出掛けることも無し。お酒が飲みたいときは宅飲みだけ。
そして早数年。そんな苦い失敗から始まった外飲み禁止には、色々と良いこと・悪いことがありました。
今回は外飲みをやめて気付いたメリット・デメリットを紹介します。ついでに宅飲みについても。
外飲みについて、これからどうしようかと考えている方の参考になるかと思います。
まずは、メリットから見ていきます。
外飲みをやめたメリット
やめたメリットは以下の通りです。
- 節約
- 行き帰りの心配がない
- 二日酔いのリスクが減る
- 人間の本性が見れる
- 他人の送迎ができる
- 飲み会を断る口実にしやすい
メリットの内容を詳しく解説していきます。
節約
外飲みをやめると、かなり支出が減りました。
居酒屋で飲んだり食べると、1回で3~4千円ほどかかります。お店で飲むお酒はスーパーで買う値段の倍以上。お酒を飲むとつまみも欲しいですが、そのつまみも倍以上。
一方、宅飲みなら一人で2千円もあればお酒もつまみも十分以上。半分で済みます。
そもそもお酒を飲まないでただの食事会ならもっと安く済ませられます。
飲み会ではなくただの食事会にすることも可能。
行き帰りの心配がない
お酒を飲むとなると、心配なのは行き帰りの足でした。
都市部ならともかく、田舎では自宅から歩いて行ける距離に飲み屋があるとは限りません。飲酒運転をしないようにために、行き帰りをどうするのかが悩みの種でした。
タクシーや代行を頼むと、数千円かかるのも珍しくありません。
外飲みをやめると、車を運転できるのでその悩みが無くなりました。
しかも、行き帰りが調整できないからと諦めていた飲み会に参加できることも。
外飲みしないことで飲み会に参加できるようになるというのも、なんとも皮肉なものですね。
二日酔いのリスクが減る
外飲みは飲みすぎることが多いと思います。
外という解放感と、楽しい仲間たちとのおしゃべりが許容量以上のお酒を飲ませるように感じます。
また、お店では多種多様なお酒が用意されています。つい色々なお酒を試してしまい、悪酔いしてしまうリスクも。
宅飲みは家という安心感がありますがあまり大勢で飲まないので、グイグイ進むというよりもしっとり進むお酒になることが多いと思います。
なので、外飲みよりも宅飲みのほうが二日酔いになることは減りました。
外飲みしないとお酒を飲む機会も減ったので、二日酔い自体ここ数年経験してないです。
人間の本性が見れる
酒に酔った時、その人の本性が見えます。
とはいえ、それは自分も酔っていては見ることはできません。自分がシラフでいられるからこそ、飲み会での人間観察はとても面白いものです。
酔っていたときには気にしなかったのに、シラフでいると絡み酒になる人やセクハラまがいの人、そろっと帰ろうとしてる人と色々気付くことがあります。
そして、酔っていたときの本性は、実はシラフの時にその片鱗が見え隠れすることに気付きます。酔っている時の人間観察から、その後の人間関係をどうしていくかのヒントを得ることもできますね。
他人の送迎ができる
前述した『行き帰りの心配がない』というメリットについて、それは飲み会に参加する他の人にも良い影響があります。
行き帰りの足が無いからと泣く泣く参加を見送る人に送迎を申し出ることで、喜んで飲み会に参加することもあります。
また、高いタクシー代を払って参加する人も少なくありません。そういった人の足になることでタクシー代の削減、ひいては次の飲み会につなげることもできます。
つまり、飲み会に参加した人たちの全体の出費を抑えることに繋がります。田舎ではこの出費はバカにならないので、送迎するのは有難がられますし、飲み会費用を肩代わりしてくれることもあります。
もちろん、『行き帰りの足が無い』という建前で飲み会に参加したくない人まで誘うことはしません。そういう人は「そこまで世話になるわけにはいかない」と申し出るので、そこでやめます。
飲み会を断る口実にしやすい
意外と、外飲みはしないというのが飲み会を断る口実にもなります。
参加したくない飲み会に対して、「外では飲まないようにしている」と言うだけで参加しないと受け取られることもしばしば。
「参加しない」とまでは言ってないのですが、酒を飲まない=参加しないと受け取る方もいます。
経験上、全員が酒を飲まなければならないとする飲み会は外れの可能性が高いです。逆に、酒を飲まなくてもいい飲み会はセーフ。
あくまでもぼくの偏見です。
ここまで外飲みをやめたメリットを見てきました。しかし、やはりやめたことに対するのはメリットだけではない。デメリットもあります。
次は外飲みをやめたデメリットを見ていきましょう。
外飲みをやめたデメリット
やめたデメリットは以下の通りです。
- 一緒に酔えない
- 気を遣われる
- つまみが美味しくない
- 夜の街の特別感を味わえない
詳しく見ていきます。
一緒に酔えない
周囲が酔っている中、自分だけシラフという状況は少し寂しいと感じました。
寂しさの中身は以下の内容です。
- 酔っているときの高揚感に自分だけ浸っていない
- 酔っているという一体感
飲み会の場というのは、やはりお酒を飲むという場であるという意識があります。
そんな中でお酒を飲まず、酔っていないというのはどこか疎外感がありますね。
気を遣われる
外飲みをしないというのは自分の意思で行っているのですが、それが時には『気を遣って飲まないようにしている』と思われることもあります。
特に、他人の送迎をしているとそのように思われることがしばしば。
「送迎のために飲まないようにしているのでは?」と思われることもあります。
そういうときは「過去に急性アルコール中毒で運ばれたことがあるから」と説明して納得してもらうようにしています。
つまみが美味しくない
最近分かってきたのですが、お酒のおつまみはお酒と合わせるのが一番美味しいです。
そのままでも美味しいですが、最もおいしく味わうならやはりお酒です。水やお茶では、お酒には敵いません。
特にクセの強いもの。沖漬けやにんにくの効いたアヒージョは、お酒ありきと言ってもいい。
せっかくの美味しいつまみを前に、「お酒と合わせたらもっと美味いんだろうなぁ」と思いながらお茶を飲むと、少し損している気持ちになります。
夜の街の特別感を味わえない
酔った状態で、どこに行くわけでもなく夜の街を歩く。あの特別感はシラフでは味わえません。
何がどうして特別感になるのかは、はっきりとは分かりません。しかし、酔いが回りながら夜の暗さと街の灯りに浸る非日常感は、物寂しくもあり楽しくもある、複雑な気分にさせてくれます。
それは、宅飲みしてから外に出るのでは味わえない。やはり、お店で飲むという非日常も含めて大事だと思います。
ここまで外飲みをやめたメリット・デメリットを見てきました。
ぼくとしては、外飲みをやめることのメリットのほうが優先だったり、外飲みのリスクを避けたいのでこのまま続けていきます。
とはいえ、外飲みをやめたからといってお酒までやめているわけではありません。外飲みをやめた代わりに始めたのが、宅飲みで昼酒です。
やってみると意外と楽しい宅飲みで昼酒。その魅力を次から紹介します。
宅飲みで昼酒の魅力
宅飲みで昼酒の魅力は以下の通り。
- 睡眠の質を下げない
- 深酒しづらい
- 1日をしっかりと休める
- 非日常感
それぞれ詳しく見ていきましょう。
睡眠の質を下げない
アルコールが体内に残った状態で眠ると、睡眠の質を下げるという特徴があります。
徐波睡眠の減少、レム睡眠の増加がみられるほか、アルコールの量、性別、年齢を問わず中途覚醒(夜中に目覚めて再び寝付くのに時間がかかってしまうこと)を増加させるといった特徴が報告されています。
引用元:国立精神・神経医療研究センター「お酒を飲むとぐっすり眠れる?」
基本的にアルコールが抜けるには6~9時間ほどかかります。夜お酒を飲むと、ほぼお酒が残った状態で眠ることになるので、十分な睡眠がとりづらくなります。
昼酒なら、14時くらいに飲み終わることで夜眠るまでにアルコールを抜くことができ、夜の睡眠に悪影響を及ぼさずに済みます。
本記事での昼酒は、「昼から夜までずっと飲む酒」ではなく「昼にだけ飲む酒」という意味です。
深酒しづらい
外飲みをやめたメリットの一つで紹介したように、宅飲みは家で飲むことで外よりも解放感が無いため、ぐいぐい飲むことが減り、ゆっくり飲むようになります。
また、まだ明るい状態ということで夜のような「この後どうなってもいい」という気分にもなりづらく、自然と飲む量をセーブします。
結果、深酒をしづらくなります。
宅飲みで昼酒を始めてから、二日酔いになったことは無いです。
1日をしっかりと休める
昼からお酒を飲めば、その後は車の運転も仕事も何もかもできなくなります。
つまり、休まざるを得ない状況を作り出せるわけです。
現代は『有意義』という言葉に縛られ、1分1秒を無駄にできないと頑張る人もいます。しかし、そういう人ほど休養を意識すべきではないかと思います。
しっかり休んで、しっかり遊ぶ。だからこそいい仕事ができるのではないでしょうか。
昼に酒を飲んで『怠惰』に過ごす…そんな余裕が現代人には必要だと思います。
非日常感
まだまだ酒=夜というイメージが強いです。
居酒屋もバーも夕方になってから開店しますし、昼に酒を飲んでいると言うと堕落やアル中といった負のイメージが付きまといます。
しかし、だからこそ昼酒には背徳感があり、楽しいです。
昼に酒を飲み、酔いからゆっくり覚めていくのを感じながら夜までまったりと過ごす。そんな休日を過ごしてみるのはいかがでしょうか?
他にもやめて良かったこと
外飲み以外にも、ミニマリストとしてやめて良かったことはたくさんあります。
以下の記事では時間を作るためにやめたことをまとめています。気になる方は読んでみてください。
↓の記事は、ぼくが実践している節約術を紹介しています。外飲みをやめること以外にも何か節約したい方は読んでみてください。
最後に
外飲みをやめたメリット・デメリット、そして宅飲みで昼酒の魅力について見てきました。
ぼくとしては外飲みをやめることを勧めるつもりはありません。あくまでも、外飲みのメリット・デメリットを考え、飲みすぎるなどのリスクを避けることを優先して外飲みをやめました。
人によって外飲みのメリット・デメリットは変わります。
何のための外飲みか?
それを考えた上で、外飲みをやめるかどうか、決めていただければと思います。