- メルカリをやめようか悩んでいる人
- メルカリをやめた人の理由を知りたい人
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
メルカリ、やめたいと思ったことはありませんか?
家のいらない物をお金に、しかも中古ショップよりも高額で売れる。それを信じて始めてみたけれど、実際は思った以上に大変で疲れてしまい、やめることにしました。
本記事ではぼくがメルカリをやめた理由と、やめてよかったと感じることを紹介します。メルカリをやめようか、それとも続けようかと悩んでいる方にオススメです。
まず先にやめた理由は以下の7つです。
- やりとりが面倒
- 出品が大変
- 梱包も大変
- すぐ売れるとは限らない
- 売る前提で物を買いたくない
- 経費が気になる
- 部屋が片付かない
率直に言って、メルカリはぼくには不向きなサービスでした。
やめた理由
メルカリには様々なメリットがあります。
- スマホ一つで出品できる
- 互いの個人情報をやりとりしなくていい
- 中古ショップより高値で売れる
しかしながら、いくらメリットがあってもやはりそれを上回るデメリットがあれば続けることは難しい。それではやめた理由を詳しく解説します。
やりとりが面倒
メルカリには面倒なやりとりが多くあります。
- 購入前の値段交渉
- 購入後のやりとり
- 商品到着後の評価
せっかく値段交渉に応じても購入してもらえないこともありますし、更なる値下げを要求されることもある。場合によっては、他の出品物とまとめて取引したいという要望もあります。
購入後のやりとりも、全くやりとりに応じてくれない方もいますし、発送したのになかなか受け取りが完了せず、やきもきすることもあります。
そして購入後の評価。これは今後の取引の信頼に影響しますから、なるべく良い評価をもらいたい。そう考えると、言葉一つとっても気を遣います。
このように、メルカリは非常にやりとりが面倒でした。スムーズに取引を完了しても、売れた喜びより取引が終わった安心感のほうが強かったです。
これらのほかにクレームや発送トラブルまで起きたら、もうやりたくなんかありませんね。
出品が大変
スマホ一つで出品できるとはいえ、出品に至るまでの手続きは大変です。
メルカリに会員登録することから始まり、売れやすくするためには様々な角度からの写真や情報を載せないといけません。もちろん、いくらで売るかを決めることも。
買い手側としては情報が多いほうが安心ですが、出品側にとってはひと苦労。
情報が少ないと売れないし、商品到着後のトラブルにもなりかねません。そう考えると、物の状態などの評価を自分でしなければならない点も気を遣うところです。
出品するだけで一仕事終えたような疲労感があります。
梱包も大変
商品が売れた後は梱包しなくてはなりません。これもまた大変。
まず、商品が無事に到着するよう、特に割れ物などは慎重に梱包しなければいけません。そのためには梱包材なども用意しておく必要があります。
また、慎重に梱包しすぎるとサイズが大きくなってしまい、発送費用が上がってしまいます。商品が壊れないように、かつ発送費用が増えないように…そのバランスを見極めて梱包しなければならないのが大変でした。
すぐ売れるとは限らない
出品して1週間経つけど、全然売れない…そんなことも珍しくありません。下手をすれば1か月、それ以上なんてこともあります。
しかし、出品した以上は売れるかもしれませんので、邪魔だからと捨てるわけにもいきません。せっかく苦労して出品したのに取り下げるのも損したようでしたくない。
こういったもどかしい気持ちを抱えるのもイヤでした。
売る前提で物を買いたくない
「ダメだったらメルカリで売ればいい」
最初はそう思って新しいものを買っていたのですが、だんだんと「メルカリで売れるものじゃないと買ってはいけない」に変わってしまいました。
商品を買う時に、
- 定価に近い価格で売れる商品か
- 売れ筋の商品か
などをメルカリでチェックしてから買うようにしていました。
しかしそうすると、
本当はAの商品が欲しいけど、売れてるのはBの商品だからBの商品を買おう。
と、自分の好みや気持ちを後回しにする買い物をするようになっていました。
もちろん、そんな理由で買った商品は長く使う気になれず、すぐにメルカリに出品。何のために買ったのか、わからなくなってしまうことも。そんな思いをしたくありませんでした。
費用が気になる
やっとの思いで売れた。けれど、その売り上げが手元に届くまでは色々な費用が引かれます。
- 発送費用
- 手数料
- 振込手数料
- 梱包費用
こういった費用が引かれていくと、残るお金はほんのわずか。売れるまでの苦労に見合った金額なのかと考えると、思い悩んでしまいます。
隙間時間をなんとかやりくりして出品したのにこれっぽっち…そう思ったら、もう次の出品をしたいとは思わなくなりました。
部屋が片付かない
商品を出品するには、商品以外にもいろいろと必要になります。
- 商品の付属品
- 梱包材
付属品は、商品が入っていた箱や取扱説明書など、高値で売りたいならとっておきたいもの。梱包材は商品を入れる袋や箱、緩衝材となるプチプチやクッション紙など。
こういったものを持っていなければなりませんが、その分部屋に物が溜まり、片付かなくなってしまいます。
メルカリで物を売って部屋をスッキリさせたいのに、逆に部屋が汚れてしまうという状態に陥ってしまったことも。
そんな状態がイヤになりました。
ここまでメルカリをやめた理由を解説してきました。
では実際にメルカリをやめたらどうなったか。それはもう良いことが続々と起きてくれました。
どんな良いことがあったか。それを次から解説します。
やめたら良かったこと4つ
やめて良かったと感じる点は4つあります。
部屋がすっきりする
物はメルカリでは売らず、捨てるか中古ショップで売るようにしました。
不要になった物はすぐに部屋から無くなり、部屋が売り待ちであふれるようなことが無くなりました。
また、梱包材も置かなくて済むようになったので部屋はスッキリ。
物を売ることの本来の目的である『部屋を片付ける』を達成させることができるようになりました。
ストレスが減った
メルカリのやりとりで抱えていた多くのストレス。そのストレスが無くなりました。
やりとり以外にも、売れたという通知が来たと思ったらただのクーポンだったりしたときのがっかり感。いつまでも売れないことへの不安。
そういったストレスもまとめて無くなり、気分は晴れやかになりました。
時間が増えた
メルカリをやめたことで時間が増えました。
意外とメルカリに費やしていた時間は少なくありません。
- 出品する時間
- 売れていないかチェックする時間
- 値段を下げたほうがいいか悩む時間
- 梱包材を探す・買う時間
- 購入後のやりとりの時間
- 梱包する時間
- 発送手続きの時間
- 購入者に到着しているかチェックする時間
- 評価の時間
こうして挙げることで、多くの時間を費やしていたことを実感します。
単体で見ればさほど時間がかかっているわけでもないこともありますが、そこはチリツモ。やめてみると、こんなに時間は余るんだなと実感しました。
メルカリをやめること以外でも時間を増やしたい方には以下の記事がオススメです。
自分軸で物が買える
メルカリをやめることで、自分にとって必要なものを買う事ができるようになりました。
メルカリをやっていたときは他人が欲しがるような物を意識していたため、無駄に高価だったり、使わない機能が付いているものを買ったこともありました。
メルカリをやめてそういったことを気にしなくて済むようになり、自分が満足する買い物ができるようになった。この解放感はかなり大きかったです。
支出が減った
ダメだったらメルカリで売ればいいや。
メルカリで売っていたときは、そのように考えることも多々ありました。しかしその考えが、無駄にお金を使う原因に。
売れば損しないという甘い考えが、大して必要でもない物でも買ってしまう油断を生みました。
いざ売ろうとしても売れないこともあります。買った値段と同じ金額で売れても、発送費などが引かれて手元に残るお金は確実に減ります。
メルカリ貧乏なんて造語まであります。
メルカリをやめてその考えもやめることで、真剣に買い物に向き合うようになりました。
ダメだったら完全にお金が無駄になる。
そう覚悟することで、少し欲しいと思う程度では買わないように。
何のために、どうして必要なのか。
考えに考え抜いて、それでも必要なものだけを買うようにしたことで、支出はかなり抑えられるようになりました。
メルカリをやめること以外でも支出を減らしたい方には以下の記事がオススメです。
ここまでやめてよかった点を紹介してきました。
じゃあメルカリをやめて要らない物はどうしているのか。それを次から見ていきましょう。
要らない物の処分
中古ショップで買い取り
まだ新しく、それなりに高額だったものは中古ショップで売ります。
中古ショップのメリットは、物を持ち込めば後は待つだけで結果が出ること。自分であれこれやらないといけないメルカリの苦労がほとんど無いことが良いです。
中古ショップの買取方法には持ち込みと宅配の2通りがありますが、以下のように使い分けています。
- 売りたい物の数が少なく、店が近くにある⇒持ち込み
- 数は少ないが、適切に買い取ってくれる店が近くに無い⇒宅配
- 売りたい物の数が多い⇒宅配
売りたい物の数が多いと査定で待つことになるので、宅配での買取を利用しています。梱包が面倒ですが、一定以上の個数など条件を満たせば着払いにできるし、店で待つ必要も無いので、よく利用しています。
持ち込みは数が少なく店が近いときに利用しています。査定がすぐ終わるし、もし先客がいたとすれば一旦自宅に帰ることもできるからです。
友人に譲る
中古ショップで売れそうにないものは、友人に譲ることもあります。
もちろん押し付けるようなことはせず、最初は試しに使ってもらい、気に入ったのならそのまま譲るという方法を取っています。
最近は3年前に買ったKindleを譲りました。使用時間や読み込みが少し遅くなっていましたが、気に入って使ってくれているようです。
捨てる場合と同じくお金にはなりませんが、まだ使ってくれる人がいるということで捨てるより罪悪感が薄れます。
捨てる
中古ショップで売れそうもない、人に譲るほどのものでもない。そういったものは仕方なく捨てています。
メルカリや中古ショップのようにお金を得ることはできませんが、『無駄にした』という失敗が次の買い物に活かせることもあります。
買い物の失敗から次に活かす学びへとつなげたことを以下の記事で紹介しています。
最後に
メルカリをやめた理由と、やめて良かった点を紹介しました。
『メルカリをやめた』とXでポストしたときには、多くのいいねをいただきました。
エコが叫ばれる現代において、捨てる行為は時に悪と見えることもあるでしょう。
だったらメルカリで売ればいい。
しかし、それに疲れている方も多くいるのではと思いました。
一方、メルカリを苦も無く続けられる方もいます。そういった意見もいただきますと、やはり人には向き・不向きがあるということも実感します。
ぼくにはメルカリは完全に不向きなサービスでした。
メルカリをやめたいけど、他人の目が気になってやめられない…そう思う方の助けになれれば幸いです。