- ミニマリストになりたい人
- ミニマリストに興味がある人
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
ミニマリストになって、物が少なく穏やかな生活を送りたい。
そんな方のために、本記事ではミニマリストになるための方法を紹介します。
また、ミニマリストはどう生きるかについて具体的な内容も合わせて紹介します。
ミニマリストとしての人生を歩んでいきたい方は、是非このまま読み進めてみてください。
ミニマリストになるとどんな良いことがあったかは以下の記事で紹介しています。
ミニマリストになる方法
まず結論として、ミニマリストになる方法はありません。
えっ、でもあなたはミニマリストなんじゃないの?
そうです。ここで言いたいのは、ミニマリストになるというのは誰かの許可がいるものではないということ。
そのために、ミニマリストとはそもそも何なのかについて解説します。
ミニマリストとは?
ミニマリストとは必要最低限で生きる人のことです。「自分はどう生きるか?」というテーマにおいて、ミニマリズムという生き方を選んだ人のことを指します。
ミニマリズムは最小限主義ともいいます。
つまり、ミニマリストとは生き方の一つであり、それだけのことでしかありません。
ヴィーガンやベジタリアンと同じように、自分がどう生きていきたいかを決めただけです。
ミニマリストに資格はない
ですので、ミニマリストになるのに資格も認証もありません。生き方の選択の一つですから、誰かが許可したり与えるものではないわけです。
さらに言うと、ミニマリストであることに条件もありません。持ち物が〇〇個以下という基準も無し。
ミニマリストになることには、一切の理由が要りません。
ミニマリストになるとは?
そうなると、じゃあミニマリストを名乗る人たちは何なのか、ということになってきますね。『ミニマリストである』とは、どうやったら言えるのか。
それは、ミニマリズムで生きると決めたその瞬間からです。
ミニマリズムは生き方の一つですから、「私はミニマリズムで生きる」と決めたらその時点でミニマリストです。誰の許可も要りません。
物が多くてもミニマリストです。そう生きると決めた時点で、名乗って何も問題はありません。
ぶっちゃけると、ミニマリストとはただの自称でしかないです。
「あなたはミニマリストじゃない」という批判はナンセンス
たまに、「そんなに物がいっぱいでミニマリストじゃない」という批判を見かけます。
そんな批判はナンセンス。ミニマリストが何なのかを理解していない証拠です。
ミニマリストは結果ではありません。物を捨てて、減らしたからミニマリストだという指摘は見当違いも甚だしい。
ミニマリストとはミニマリズムで生きると決めた人。生き方に過程も結果もありません。今、どうしているか。それだけが重要なことです。
ミニマリストじゃないという批判は、生き方を批判する行為。生き方を他人が批判していい理由などありません。
ミニマリストであるかどうか、どう生きるかは他人が決めることではありません。自分で決めていいことです。批判は聞く価値がありません。
ここまでミニマリストになる方法を見てきました。
ミニマリストになることには、何の条件も理由も要りません。ただ、ミニマリズムで生きると決めればいいだけです。
では、ミニマリストとして生きるとは具体的にどういうことなのか。それを次から見ていきましょう。
ミニマリストとしてどう生きるか
必要最低限で生きる。それは具体的にどういうことかを解説します。
ただ、先に言っておきますとこの内容は人によって異なります。『何』を必要最低限とするかは、その人の生い立ちや現在の環境、これからの目的によって変わります。
ですので、ここで紹介するのは、ミニマリストであるぼく自身の生き方になります。是非参考にしてみてください。
まず最初は、必要最低限の定義についてです。
必要最低限の定義
必要最低限について、ぼくは以下のように定めています。
- 『それ』が無ければ死ぬもの
- 『それ』が無ければストレスを生むもの
- 『それ』が無ければ人生の意義を失うもの
この3つの基準のいずれかを満たす物を必要と定めています。逆に、この基準のどれも満たさないものは必要ではないということ。
それぞれを具体的な例でいいますと、
住む場所、服、食べ物、愛する人など
車、防寒着、冷蔵庫、お金、友人、家事など
パソコン、ヨガマット、仕事など
ここまで明確に定める必要はありませんが、決めておくことで悩む時間を減らすことができます。
ぼく自身、これを厳格に守っているわけではなく、ある程度その時の状況に合わせて柔軟に対応します。辛い思いをしてまで守るルールに価値はありません。
このように定めた必要最低限に従って、必要ではない様々なものを捨てたり手放していきます。
次は何を捨てるかを紹介します。
捨てるもの
捨てるものを具体的に出すと膨大な数になってしまうので、ここでは捨てるものを大まかにカテゴリ分けします。
カテゴリ分けすると以下の3つになります。
- モノ
- コト
- 人
モノとは、服・家電・家具・日用品・装飾品といった物を指します。
コトは、家事・仕事・その他の行動を指します。
人は人間関係を指します。家族・友人・職場などです。
この3つを捨てます。ただし、この3つをどれでも捨てていいというわけではなく、最初のうちは順番があります。
捨てる順番
捨てる順番は、モノ→コト→人の順です。
これは捨てることが簡単な順からになっています。
いきなり人を捨てようと思っても、ほぼ不可能です。そこで、モノから捨てていくことで自分にとって必要なものとは何なのかを学んでいきます。
この学びを深めることで、徐々に自分に必要なものと不必要なものが明確になっていきます。それによって、コトの必要・不要も判断できるようになります。
そして最後には人間関係の必要・不要も見分けができるようになっていきます。人間関係まで捨てられるようになると、ミニマリストとして成長できたと思います。
ものを捨てた・やめたことについて以下に記事をまとめています。ミニマリストであるぼくが実際に何を捨てたりやめたのか知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
ミニマリストに終わりはない
モノを捨て、コトを捨て、人を手放す。
ここまで進めばミニマリストとして完了か?そんなことはありません。
必要・不要は常に変わり続けます。年齢、自分の状況、周囲の環境…様々な要素が、何が必要で何が不要なのかを変えていきます。
仮に20代でミニマリストになったとして、60代になっても20代のときと同じモノ・コト・人のままでいられるか。それはできません。
かつて必要だった物が不要に、不要だったものが必要に。人生はその連続。
ミニマリストに終わりはありません。死ぬまでミニマリストです。
ここまでミニマリストはどう生きていくかを見てきました。
この通りにしてもいいし、自分なりにやってみたいように進めてみてもいいです。ただし、どうしてミニマリストとして生きたいか、その目的はあったほうがいいです。
次は、どうして目的はあったほうがいいかという理由について解説します。
ミニマリストとして生きる目的を作る
目的とは行動を確かなものにするために必要です。目的が無いと、ミニマリストとして生きようとしても元に戻ってしまいます。
目的をもつことで現状維持を抜け出す
ミニマリストとして生きようとしても、目的が無ければ長続きしません。人には現状を維持しようと恒常性維持という機能があります。
ヒトの体は外界の環境や、内部の変化に対して常に生命維持に必要な生理的な機能を正常に保とうとする機構を備えています。この仕組みを「ホメオスターシス(恒常性維持)」と呼びます。
引用元:厚生労働省
この機能は体だけでなく心にもあります。生き方のような目に見えないものでも、現状を維持しようと抵抗する力が働きます。そのため、ミニマリストとして生きようとしても、「やっぱり今のままでいいや」と現状維持に戻ってしまいます。
その恒常性維持を突破するために必要なのが目的です。目的があることで人は「今のまま」から抜け出すことができます。
ミニマリストという新しい生き方に変わるために、目的は必須です。
目的の決め方
ではどうやったら目的を決めたからいいか。その方法を紹介します。
ここで質問です。
どうしてあなたは、今この記事を読んでいますか?
おそらくですが、『ミニマリスト』という存在に、思い悩んでいる何かを解決してくれる希望を抱いたのではないでしょうか?
その悩んでいることを目的にしてみるといいです。ミニマリストになって解決したい悩み事。悩み事の中身は何でもいいです。
お金がないから貯金したい、部屋が汚いから綺麗にしたい、イライラが抑えられないからストレスを減らしたい…ミニマリストになる目的は何でもOK。
そうはいっても、目的といってもなかなかピンとこない人もいるかと思います。
そこで、次はぼくがミニマリストになった目的を紹介します。
ぼくがミニマリストになった目的
ぼくがミニマリストになろうとしたきっかけは彼女にフラれたことです。
それにショックを受けたぼくは復縁を目指して、自分と環境を変えようとしました。そのときにやりかったことが以下の内容です。
- 物を減らす
- 貯金する
- 家を出ていく
- 一人でも生きられる
この目的を叶えるためにどうしたらいいのか。そのときに出合ったのがミニマリストという存在でした。
この目的は今ではもう変わってしまっています。ミニマリストとして生き続けることで世界が広がり、新たな目的が生まれました。
今の目的は以下となっています。
- 心穏やかに生きる
- ブログやSNSの発信を通して世界を穏やかにしたい
このように、目的は何でもいいし、変わってもいい。深く考えず、とりあえずという気持ちで目的を決めてみてください。
ぼくの目指すミニマリストの在り方を以下の記事で紹介しています。何を捨てたりやめるのか、そしてその先にどんな生き方、世界を望むのか…といったことをまとめています。
最後に
ミニマリストになる方法について解説しました。
ミニマリストになる方法はありません。ミニマリズムで生きると決めたその瞬間から、もうミニマリストです。
しかし、ミニマリストとして生きること自体は決して楽とは言えません。そこには多くの失敗と、そして学びがあります。失敗無くして成長なし。成長無くして人生の充実はありません。
是非あなたもミニマリストになって、共に穏やかで充実感のある生活を送ってみませんか?
過去に失敗したことについて、記事でまとめています。気になる方は読んでみてください。