- 服がワンパターンになりがち
- 服に興味がないのに周りがうるさくて悩んでいる

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
色々な服を持っているけれど、ついいつも同じ服を選んでしまう。そのことを他人に指摘されて悩んでいませんか?
はっきり言います。

服がワンパターンで何が悪い!
本記事では、服はワンパターンで3年以上過ごすぼくがワンパターンの良さを紹介します。一応、ついでにデメリットも。
ワンパターンにはメリットがたくさんあります。それはつまるところ、服が多いことのデメリットが多いということでもあります。
服がワンパターンであることには、何も悩むことなどありません。本記事を読んで、ワンパターンであることに自信を、これからワンパターンにしてみようというきっかけにしていただければと思います。
ワンパターンのメリット

服がワンパターンであることのメリットはたくさん。それは以下の通りです。
- 服選びに悩む時間が無くなる
- 服選びに疲れることが無くなる
- 服の出費が減る
- 常にご機嫌
- 服の管理が楽
- 洗濯がしやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
服選びに悩む時間が無くなる

今日着る服を選ぶとき、どのくらい悩んでいるのか。とある調査では大半は10分未満となっています。
「仕事で着る服は平均どのくらいの時間をかけて決めますか?」と尋ねると、最も多かったのは「5分未満」で66.1%。以下、「5分~10分未満」が26.2%、「10分~20分未満」が6.3%、「20分~30分未満」が1.0%、「30分以上」が0.3%で続いた。
引用元:仕事で着る服、大半は「当日」「10分未満」で選択
5分と仮定しても、年間の勤務平均日数は250日ですから、5×250=1,250分となります。1年のうち丸1日を服選びに費やしているわけです。しかもこれは仕事で着る服。プライベートでのお出かけとなればもっと迷うのではないでしょうか。
また、それ以外にも何の服を買うか悩む時間もあります。頻度は高くないにしても、一度ドツボにハマるとなかなか決まらず、結局買わなかった…なんてこともあるでしょう。
ワンパターンにするということは、こういった時間のロスがゼロになります。朝、着る服に悩む時間は無く、服を買うときも前と同じ服を買うだけでいい。ワンパターンには高い時短効果があります。

朝、クローゼットの前で服を選ぶ必要が無い爽快さは、やめられないくらい最高です!
服選びに疲れることが無くなる

服選びに時間がかかるということは、それだけで悩んでいる証拠であり、頭を使っています。つまり、疲れてしまっているというわけです。
インナーに始まり、パンツ、トップス、時期によってはアウターまで、どれを着るかを選ぶ瞬間は数多くあります。
どの服を着るかという意思決定に使われるエネルギーは、決してバカにできません。著名人ではスティーブ・ジョブズが、毎日同じ服を着ることで、意思決定に関わるエネルギーを浪費しなかったというのは有名なエピソードです。
なかなか重要なことの意思決定が出来ないと悩んでいるのなら、まずは服選びに消耗しているエネルギーを無くせるよう、服のワンパターンをオススメします。

服をワンパターンにしてからは、悩む時間が減り、スパッと意思決定できることが増えたような気がします。
服の出費が減る

服をワンパターンにすると、服にかかる出費が減ります。
ワンパターンにすれば、新しいコーディネートはいりません。服が傷んだから補充といった理由以外で買う必要がなくなるので、服の出費は大幅に減りました。


2021年はコーディネートに迷走してて、コーディネートセットなどを買っていた時期でした。恐ろしく高い出費です。逆に2023年は靴下しか買い替えてないので、出費はわずかでした。
服をワンパターンにすることは、節約の効果も見込めます。ただし、コーディネートをワンパターンにするからといって1着を毎日着まわすのは現実的ではないので、同じ服を複数枚持つようになります。その分の出費は当然かかります。
常にご機嫌

服をワンパターンにする。そのために大切なことは、そのワンパターンを最高のコーディネートにすることです。
そうすれば、いつも最高のコーディネートを纏うことになり、気分良くいられます。出掛けてから、「なんだか今日はイマイチだな…」なんて落ち込むことはありません。気分が良ければ姿勢も良くなり、表情も前向きになります。
ワンパターンを最高のコーディネートにすれば、毎日がハッピーです。
そのため、ワンパターンには妥協は一切しません。何度も試着し、「これだ!」と確信を得るまで買いません。

ワンパターンを決めるまでには時間がかかります。この最初のときだけじっくり時間を掛ければ、以後時間はかかりません。ワンパターンは最初が肝心です。
服の管理が楽

服をワンパターンにすれば、管理がとても楽になります。
複数のコーディネートを持っていても、服が1枚でも着れなくなればコーディネートは崩れ、新しくコーディネートを考えなくてはいけません。
しかしワンパターンなら、ダメになった服と同じ物を買い足せばいい。元から同じ服を複数枚持っていれば、服がダメになったからといって慌てることもありません。この管理の楽さがワンパターンにはあります。
服をワンパターンにするには、他の服を捨てる必要があります。服を捨てる基準については以下の記事で紹介しています。
洗濯がしやすい

ワンパターンにすれば、服の種類は減ります。インナー、シャツ、トップス、パンツ、アウターはそれぞれ1種類だけ。すると洗濯が楽になります。
服の種類が多いと、服の洗い分けが増える可能性があります。手洗い、洗濯ネット、温度、おしゃれ着、脱水時間…服が増えるほど、こういったことに気を遣わなくてならなくなります。失敗すれば服自体がダメになることも。
ワンパターンなら、個別の洗い方が分かれても種類が少ないので、手間も減ります。それこそ、全てを洗濯機で同じ設定で洗えるものに統一してしまえば手間無し。
普段の手入れのしやすさがワンパターンにはあります。
ここまでワンパターンの魅力を見てきました。とはいえ、やはり魅力だけではないのが現実。次からはワンパターンのデメリットを見ていきます。
ワンパターンのデメリット

ワンパターンのデメリットは以下の通りです。
- 服の取り扱いが無くなると面倒
- 「毎日同じ服だ」と弄る人の対応が面倒
- 「ワンパターンはダメ」という価値観の押し付け
それぞれ詳しく解説していきます。
服の取り扱いが無くなると面倒

ワンパターンというのは、服の1枚1枚が最初に決めたものでなければなりません。服の取り扱いが無くなるとかなり面倒です。コーディネートを最初から練り直さなくてはならなくなります。
ベストなワンパターンですから、「同じ色ならいい」なんていう妥協はできません。ぼくは黒が好きで選びますが、黒といっても光沢や質感がどれも違います。その違いがベストなコーディネートになるかどうかを分けます。
シャツの取り扱いが無くなっただけで、他の服との色合いのバランスが崩れるから全部買い直す…なんてこともありえます。常にご機嫌を目指すワンパターンだからこそ、わずかな違和感も許さないこだわりが大事です。
「毎日同じ服だ」と弄る人の対応が面倒

服をワンパターンで過ごすと必ず出てくるのが、「昨日と同じ服だよね?」と言う人です。正直、面倒で目障りこの上ないほどイヤな人です。しかもこの手の人というのは理屈が通じません。
日常、昨日と同じ服を着ることは珍しくありません。学生なら制服、社会人なら作業服やスーツ。にもかかわらず、私服に限っては昨日と同じ服であることが許されないのですから、理不尽な指摘です。
こういった人は、関わらないか無視の2択です。無視しても余所で誰かとの会話のネタにしている可能性もあります。そんなことを面白がるような人は、『幼稚な人』という烙印を押しています。

『昨日と同じ服であってはならない』は、何の正当性も理屈も無い、つまらない戯言にすぎません。まともに関わる必要は一切ないです。
「ワンパターンはダメ」という価値観の押し付け

弄る人はまだ無視すればそれで済みます。もっと面倒なのは、「ワンパターンはダメ」という価値観を押し付ける人です。

ヤフー知恵袋にも、「彼氏の服がワンパターンで嫌」という投稿が数多く見られました。口を出す、勝手に服を買って送り付ける…はた迷惑な行動ばかりですね。
服に興味がないというのは、そんなにも問題ですか?ダメなことですか?まったくもってうんざりします。
こういった人への対応も基本は流すか無視でいいでしょう。たかが服、されど服です。価値観を押し付け、それを受け入れないと不機嫌になる人は相手の価値観を尊重できない人です。
今後の付き合いを再検討することをオススメします。
ここまでワンパターンのメリット・デメリットを見てきました。まとめると、メリットは自分自身にとってのことが多く、デメリットは他人から受けることが多いです。
服をワンパターンで過ごすことは、ある意味他人との戦いでもあります。では、ワンパターンで過ごすために必要なことは何か。それを次から見ていきましょう。
ワンパターンで過ごすために必要なこと

服をワンパターンで過ごすために必要なことは自己肯定感です。
自己肯定感が低いと他人の意見に流されやすい。高ければ他人の意見に惑わされず、自分の意見を貫き通すことができます。
『服はワンパターンで過ごす』という自分の意見を貫き通すには、自己肯定感を高めることが必要です。
周囲が面倒で、言われたとおりにする方が楽だと感じることもあるでしょう。しかし、服はきっかけにすぎません。その後も細かく口を出される可能性があります。その可能性の芽を摘んでおくためにも、流されないほうがいいです。
自己肯定感を高める方法について、以下の記事で紹介しています。
世間的には、ワンパターンであることは良くないことのように扱われます。ぼくも、今のようにワンパターンになる前はワンパターンになることを恐れていました。
次からは、ぼくがワンパターンに対してトラウマを持っていた理由を紹介します。ワンパターンを恐れていた理由が分かったことで、ワンパターンであることを恐れなくなりました。
ワンパターンを目指す人は、ワンパターンを恐れる理由が分かることで踏み出しやすくなります。参考にしてみてください。
ワンパターンへのトラウマ

ぼくがワンパターンを恐れるようになったのは、小学生のころになります。
たまたま前日と同じ服を着ていったら、「〇〇、昨日と同じ服着てる!ばっちぃ~」とからかわれたことがあります。
たったそれだけですが、同じ服を着ることへのトラウマとしては十分。それから20年以上、そのトラウマを抱え続けてきました。
しかし、大人になった今では、そんなトラウマを抱える必要はありません。同じ服でも洗濯済みの服を着ていますし、汚れてもいない服を毎日洗う必要が無いことも知っています。
トラウマを克服してからはワンパターンへの恐怖は無くなり、堂々とワンパターンで過ごしています。

同じ服であることを弄る人は、小学生から成長してない人なんだなと見ています(笑)
最後に
服をワンパターンで過ごすことのメリット・デメリットなどを見てきました。
服以外で他に興味がある・集中したいことがある人は、ワンパターンにしてより集中しやすい環境づくりが有効です。服にかかる時間・お金・意思決断力を他に回すほうが、有意義だと思います。
重ねてになりますが、ワンパターンであることのぼくの結論は、

服がワンパターンで何が悪い!
です。
ワンパターンで過ごす楽さと快適さ。そして、やりたいことをやるための環境づくりとして役立ててみてほしいと思います。