オタクグッズは〇〇したら捨てられました|オタクがオタクをやめるとき

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せい

こんにちは、せい(@aodama_s)です。昔は重度の美少女ゲーオタクだったミニマリストです。

オタクグッズ、どのくらい持ってます?

僕は昔、重度の美少女ゲーオタクでした。

クリアファイル、ポスター、CD、タペストリー、テレフォンカード、ゲーム、同人誌などなど…

使った金額は数百万円になります。

それだけお金を掛けたわけですから、オタクをやめるなんて考えたことはただの一度も無し。

集めてた時は、一生オタクのままで、死ぬまでこのグッズたちと一緒だと本気で思ってました。

でも、その集めてたオタクグッズはもう今は一つもありません。

捨てようと思ったのは30歳のときです。

全部売るか、捨てるかしました。

オタクグッズを捨てようと思ったのは、結婚を考え始めたときでした。

結婚生活に、オタクグッズ要らないよね?

そう思ったら、オタクをやめ、グッズをゴミ袋に突っ込んでたんです。

もちろんこれは誰かに言われたわけではないです。

漠然とそう言う風に思い込み、グッズを捨てました。

結局、結婚自体は今もしてませんが、グッズを捨てたことについて後悔は全然してないです。

今振り返ると、オタクグッズとは現実逃避アイテムだったなと反省してます。

いつまでもそこに在り続ける物ではないんだなと思いました。

そこで本記事では、オタクがオタクグッズを手放したことについて語りたいと思います。

オタクを止めて、オタクグッズ手放したいなって思ってる人の、参考になるかもしれません。

それではまず最初は、オタクグッズを捨てたときの状況を紹介していきますね。

結婚を考えたらオタクをやめてた

オタクグッズを捨てた時、まずそもそも捨てようとは思ってなかったんです。

きっかけはオタク部屋の中で漠然と、

せい

「そろそろ結婚しなきゃいけないかなぁ…」

なんてことを考え始めたこと。

この時はまだ30歳で、結婚を義務感のように考えていた時期です。

それで、結婚するためだったり、結婚してから必要なことをイメージしました。

そうすると、結婚とオタクの両立は不可能だなと思ったんです。

お金、時間、家のスペース…これまで独身だからこそできてたことが、結婚してからもできるイメージが湧きませんでした。

オタクグッズに月数万円使い、グッズ買いに他県にまで出掛け、部屋には水着の美少女ゲームのヒロインのポスターを飾る…そんなこと出来るわけがありませんね。

じゃあどうするか。

オタクやめるしかないなって思いました。

じゃあ、やめるのは苦渋の選択だったのかというと、意外とそうでもない。

当時はもう、オタクでいるのが惰性だったと振り返って思います。

それで、オタクじゃないならオタクグッズも要らないなって思ったら、すんなり手放してました。

我ながらこの切り替えのあっさり加減には驚きましたね。

一生手放さないと思ってた物を、わずか数か月でポイしたんですから。

そうしてオタクグッズを手放したわけですが、ここでちょっと振り返ってみたんです。

ぼくにとってオタクグッズとは何だったのか。

一生オタクのままだと思ったのは紛れもなく事実ですし、オタクグッズを買いあさってた時も、捨てるなんて考えたこともありません。

それでも今はオタクをやめ、オタクグッズも捨てた。

そこでまず、オタクになったきっかけを振り返ってみました。

するとそこに、オタクとは何なのかという答えがあったんです。

次からは、オタクとは何なのかということについて語ろうと思います。

オタクとは現実逃避の姿

オタクへの目覚めは高校生

オタクのきっかけは、高校生のときでした。

当時の友人に携帯の待ち受け画面を見せてもらった時、そこには美少女ゲームのキャラクターがあったんです。

それに一目ぼれしました。

それからその美少女ゲームのタイトルを聞きだしたりして、美少女ゲーム界隈にどっぷり浸かりました。

貯金を使ってCDやラノベ、ゲームを買い、トレーディングカードも買ったこともありますね。

せい

トレーディングカードなのに、誰ともトレードせず一人で買いあさって揃えてました。

それから約12年間、貯金も給料もボーナスも、生活資金以外の全てをオタクグッズにつぎ込んできました。

このままオタクとして死ぬんだ。

そう思っていたんです。

ただ、そうなると今度はどうして美少女ゲームオタクに目覚めたのかってことになります。

オタクと言っても、色々なオタクがいますからね。

その答えはとてもシンプルでした。

現実の女性と付き合えないから、仮想空間に逃げてたんです。

三次元がダメなら二次元でいいじゃない

男子高校生といえば、言葉は悪いですが盛りの付いた猿と同じです。

当然ぼくも、同級生の女子生徒が気になっていました。

でも、臆病なぼくはとてもじゃないけど異性に声を掛けられない。

告白なんてもってのほか。

断られたら、キモイと言われたら…そう思うと、言葉が出てきません。

そんなぼくの前に突如現れた二次元美少女。

ぼくは二次元に逃げたんです。怖い三次元に背を向けて。

女性と付き合いたいけど断られる可能性のある三次元よりも、絶対に断らない二次元への現実逃避。

それが、ぼくがオタクになった理由でした。

オタクになるということは、現実からの逃避である

オタクとは、趣味じゃなかったですね。

それを、今振り返って強く思います。

せい

現代にオタクが多いのも、現実逃避したい人が増えてるってことじゃないかと思いますね。

オタクが現実逃避なら、そのオタクが買い求めるオタクグッズとは何なのか。

どうしてオタクは、ただキャラがプリントされただけのお高いオタクグッズを買いあさるのか。

そこに何の意味があるというのか、気になりますよね。

それで思ったのは、オタクグッズとは現実と二次元を隔てる壁だと思ったんです。

そう思った理由を次からお話します。

オタクグッズは現実から自分を守るお札

オタクとは現実から逃げた者である。

なら、そのオタクが買いあさるオタクグッズとは何なのか。

どうしてオタクはオタクグッズを部屋中に飾るのか。

ぼくも、オタクのころは部屋中にキャラクターのプリントされたポスターやタペストリー飾ってました。

まるで結界に張るためのお札のように。

そう思った時、分かったんです。

オタクグッズとは、辛い現実から自分を守るための壁を作るものであると。

オタクが部屋中にオタクグッズを飾るのは、その部屋を現実と隔離した空間にしたいからなんです。

現実から目を背けたくなればなるほど、ぼくの部屋のオタクグッズは増えていきました。

それに際限はありません。

増やして増やして増やしまくって、そこから現実というものを排除していく。

ある意味では、ピーターパンのネバーランドみたいなものでしょうか。

一生現実に目覚めたくない、現実逃避で逃げたがる人の唯一の安住の地。

それがオタク部屋であり、それを作るために必要なのがキャラがプリントされたオタクグッズなんです。

だからオタクグッズには、キャラがプリントさえされていれば何でもいい。

実用性なんて要らない、ただそこにキャラがいればいいんですから。

そうなると、結婚を考えたときにオタクをすんなりやめたというのも納得がいきます。

結婚とは、現実と向き合うことから始まります。

三次元の女性と向き合わないといけないわけですから。

現実と向き合うのであれば、現実から逃げるオタクであり続けるのは矛盾します。

ぼくにとってオタクとは現実から逃げるためのものなのですから、結婚という現実と向き合った時点で、もう不要なものなわけですね。

そうなると、オタクグッズを捨てたことへの定番の質問。

「オタクグッズを捨てて後悔したことがある?」

の答えも自然と出てきます。

次からはそれについてお話しますね。

オタクグッズを捨てて後悔したことはある?

後悔したことなんか、全然ないです。

強いて言えば、現実から逃げるためだけに数百万もオタクグッズに使ったことには後悔してますね。

あんなことにお金を使わなければ…と思うことはありますよ。

先人には、「オタクグッズなんか買ったら後悔するよ」って言われましたけど、その通りでした。

後悔先に立たず。

でも仕方ないんですよね。

現実から逃げてる当人に、いつか向き合わきゃいけない時が来ると言われたって、聞き入れられるわけ無いんですから。

殻にこもったヤドカリのように。

逃げてる人には逃げてるなりの理由があるんですから、それを無視して逃げるな言われても無理です。

ここまでオタクとかオタクグッズとは何なのかについてお話しました。

オタクとは、現実逃避している人。

オタクグッズとは、自分と現実を隔離する壁である。

これらを踏まえて、本題である「オタクグッズを捨てるにはどうしたらいいか」ということに戻りたいと思います。

オタクグッズを捨てるのは心が現実と向き合うと決めたとき

ぼくが結婚という現実を向き合った時にオタクグッズを捨てられたように。

オタクグッズを捨てるのは、現実と向き合うことというのが答えになります。

逆に、現実に向き合う覚悟が定まってない時にグッズだけ捨てても、辛いだけになるでしょう。

現実逃避したいと思う心を、オタクグッズが守ってるわけです。それを無理やり引っぺがすのは、心を傷つけるだけになると思います。

まだオタクだったとき、ぼくにはオタクグッズを捨てるという考えは微塵もありませんでした。

どんな些細なポストカードやクリアファイルだって、全部取ってたんです。

そうやって自分の心を守り続けました。

でもそれから10年以上経って、結婚という現実と向き合うだけの心へと成長しました。

すると、何の抵抗もなくグッズを捨てていたんです。

それはまるで、傷を負った時にできたかさぶたが治ってぽろっと取れたような感覚。

無理にオタクグッズを捨てるべきではないと、ぼくは思います。

オタクグッズを大量に集めるには理由があるんです。

それを無視して捨てることを優先しても、あなたのためにはなるとは思えません。

捨てたいけど捨てられないと悩んでいるのなら、まだ捨て時ではないということです。

まだそのオタクグッズには、あなたの心を守るという役目があります。

捨てることよりも、大事なことがあるんです。

現実逃避している自分の心と向きあうというとても大事なことが。

向き合えた時、あなたは何の抵抗もなくオタクグッズを捨てるでしょう。

そこに後悔はなく、むしろ晴れやかな気分になるほどに。

だから焦らないでください。

きっとその時は来ますから。

最後に:オタクグッズは自分の心を守る壁 簡単に捨てるな!

オタクグッズを捨てるというテーマでお話しました。

オタクグッズ、そしてオタクとは何なのかということを、ぼくなりの解釈で説明させていただきました。

ぼくは美少女ゲームオタクでしたが、オタクという分類であれば皆同じだろうと思っています。

ぼくも最初は、美少女キャラを携帯の待ち受けにするくらいだったんです。

でも、いつの間にかどんどんお金のかかるグッズを買うようになっていました。

今思うと、現実が自分の思い通りにならないと苦しんだときに増えていた気がします。

だから、決して無理に捨てようとしないでください。

捨てるべき時がくれば、こんな記事なんか読む必要なく簡単に捨てられますから。

この記事を読んだということは、まだあなたは捨て時ではないと思います。

その時を、静かに待ちましょう。

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