「女性を喜ばせる」と「女性に媚びる」は何が違う?

Gordon JohnsonによるPixabayからの画像

よく恋愛講座の動画を見ていますと、コメントに「女性に媚びるのは嫌だ」というものが見られます。

確かに、女性が喜ぶような素敵なお店をリサーチしたり、女性が喜ぶようなプレゼントを探したり、女性が喜ぶような振る舞いをするようになど、女性のための行動をするべきだという内容が多くみられます。

その行動が、女性に媚びていると感じる方々もおられます。

確かに、これだけ男性が時間と金と労力を費やして貢ぐかのような行為は、媚びていると見えることもありますね。

しかし私はそうではないと思っています。それは、

「男性は女性を喜ばせるだけで十分。しかし、その先を望めばその行為は媚びるになる」

今回は、「女性を喜ばせる」と「女性に媚びる」の違い、そう考えた経緯を解説します。

 

辞書上の定義

そもそも「媚びる」とは辞書上はどのように定義されているのでしょうか?

こ・びる【×媚びる】 の解説

[動バ上一][文]こ・ぶ[バ上二]

 他人に気に入られるような態度をとる。機嫌をとる。へつらう。「権力者に―・びる」「観客に―・びる演技」

 女が男の気を引こうとしてなまめかしい態度や表情をする。「―・びるような目つき」

goo辞典 媚びる(こびる) の意味

二つの意味がありますね。

しかしどちらの意味にも共通して言えることが、自分本位の姿勢だということです。

「他人に気に入られたい」「男性の気を引きたい」という、自分のためが媚びるという行為の本質にあります。

媚びる行為はどうして嫌われる?

「あの人、また上司に媚び売ってるよ」

「わざとらしく媚び売ってくるから嫌になるよ」

こんなことを聞いたことがあるんではないでしょうか?

媚びる行為は、する側でもされる側でも嫌われる傾向があります。

それはどうしてでしょう?

この場合、する側とされる側とではその理由が異なります。

媚びるのを嫌う理由

まず、媚びるのを嫌うのは辞書にもある通り、へつらう行為だからです。

気は進まないものの、立場が上の人や他人に気に入られるために機嫌をとったりお世辞を言うことを意味します。

諂うは相手に気に入られために自分を必要以上に卑下して振る舞うと言うような意味も含まれているようです。

引用元:「諂う」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

自分を卑下して振る舞うことは誰だってやりたいことではありません

まして男性であればプライドもあります。女性相手に…と思ってしまうこともあるでしょう。

 

媚びされるのを嫌う理由

では逆に媚びされるのを嫌う理由は何でしょう?

それは、相手にいいように操られてしまうことへの不快感です。

媚びてくるということはあなたに気に入られたいということです。

『私を気に入りなさい!』を命令されているようなものですから、気分はよくありませんね。懇意にさせて自分の願望をかなえようとしている魂胆が見えるからこそ、媚びされるのを嫌うのです。

 

媚びてくる男性が嫌いの女性心理は?

当然、媚びてくる男性のことを女性は嫌いです。

その理由は二つです。

  • 自分より弱い(卑下する)男性は好まない
  • 気に入られようという魂胆が嫌い

女性は生物学上強い男性を好みます。弱い男性では、自分をいざというときに守ってくれないと不安になってしまうからです。そのため、媚びるという自分よりも立場を下げてくる男性には興味がわくはずがありません

また、前述したように気に入られようと女性を操ろうとするのは、そもそも男女問わず嫌われる行為です。媚びて好かれることは絶対にありません

せい

媚びるのは非モテ男街道まっしぐらですよ!

媚びてうまくいっていると思う男性もいるかもしれませんが、それは女性のほうが上手なだけで、決して好かれてはいません。媚びてくるあなたの思惑をうまく利用されているので、好かれているわけではありません。貢がせてポイされるのが落ちですよ…

 

媚びると喜ばせるは何が違う?

ここまで媚びるについて解説してきました。

ではじゃあ喜ばせると媚びるは何が違う?という話になってきます。

実際の行動としてみた場合は、両方とも大きな違いはありません。ではどこに違いが出るのか?

 

思惑が違う

一つ目の違いは思惑の違いです。

『喜ばせる』は相手が喜んでくれた時点で終了

相手が喜んでくれたか、そうではなかったか。それだけが目的です。

『媚びる』は相手が喜んでくれた上で気に入ってもらうという思惑までが込みな点です。

喜んでもらえたとしても、気に入ってもらえないとダメです。ですから、相手が自分のことを気に入ったと分かる必要があります。

つまり、喜ばせると媚びるの違いは、行為ではなくする側の思惑の違いです。

 

誰のため?

また、思惑以外にも、それぞれは誰のためかも違います。

喜ばせるは相手のための行為になります。相手が喜んでくれるか、それだけが行動の焦点になります。

ですが、媚びるは自分のための行為になります。気に入られたいという自分の欲求のためですから、自分のために行うのが媚びるという行為です。喜んでもらうのはあくまで通過点にすぎず、その先の気に入ってもらうのが目的です。

そうなりますと、気に入ってもらうために喜ばせることに執着しやすくなります。喜ばせることができないと、気に入るという段階に進めないのですから当然です。

 

モテる男は女性を喜ばせること『だけ』を考える

モテる男は女性を喜ばせることだけを考えます。女性のためにです。

モテない男は女性を喜ばせて自分を好きにさせようと考えます。自分のためにです。

この意識の違いは、女性にはモロバレです。「なんかヤダ」「生理的に受け付けない」というように、うまく言語化できなくてもなんとなくで感じ取っています。そういった感性が女性は鋭いので、男性はそんな自分の思惑を隠し通せると思わないほうがいいでしょう。

モテる男ほど、女性に好かれようと考えていません。

恋愛本を読んだことがある方なら、大半が女性が喜ぶことに集約されているのがわかると思います。

それは、モテる男が女性を喜ばせることに長けているのかを如実に示していることでもあります。

女性に媚びる必要は全くありません。むしろ侮られて、好かれる対象からは180度違うベクトルにされます

 

最後に

ここまで「女性を喜ばせる」「女性に媚びる」の違いを解説しました。

媚びるとは自分のための行為です。

基本的に相手には望まれない行為となりますので、自分が相手に媚びているのかどうか、自分のために相手を利用しようとしているのか、その自問自答をしたうえで行動に移すことが良い結果につながります。

女性に媚びるのではなく、女性を喜ばせる男を目指しましょう!

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