- 物が無くならない部屋にしたい人
- 物をすぐに見つけられる部屋にしたい人
「あれ、どこいったっけ?」
物を探していて、ついそんな声を上げてしまったことはありませんか?
一生懸命探してもなかなか見つからず、時間ばかりが過ぎてイライラしてくる。仕方なく代わりの物を買うと、なぜかポロっと見つかり無駄な買い物をしてしまった…と後悔することもあるものです。
もちろんぼくも同じ経験があります。無くしたと思ったペンやハサミがカバンの奥底に入ってたり、全然覚えのない棚の上に置いてあったり。
しかし、最近になってふと気づいたのです。ミニマリストになってから物を無くした記憶がないことに。ミニマリストになることで、部屋から物が無くならないようになったのです。
そこで今回は、ミニマリスト的な考えから物を無くさない部屋にするにはどうしたらいいのかを解説していきます。
目次
どうして物を無くす?
そもそもどうして物を無くしてしまうのか?ぼくが実際に物を無くした際のパターンは以下の通りです。
- 「いつもの場所」に戻し忘れる
- 重ねて置いてる
- 置くカテゴリを間違えた
- カバンに入れっぱなし
それぞれのパターンを解説していきます。
①「いつもの場所」に戻し忘れる
「なんでこんなところに置いてあるんだろう?」と思ったことはありませんか?
何かの用事で使ったとき、そのままにしてしまい戻し忘れるというのはしょっちゅうありました。調味料袋を開封するためにはさみを使い、そのままそこに置いてしまう。はさみを探したら、机じゃなくて台所から見つかるということがありました。
これの問題点は、置くべき場所に置かないということよりも、置いてはいけない場所に置いてあるのにそれに気づかないところです。台所に文房具としてのハサミがあるのはおかしいことですが、それが分からない。それは余計な物が多すぎて、ハサミがある違和感に気付けないのです。
②重ねて置いてる
重要な書類を無くしてしまったという経験は誰しもあります。そうしたら、実は違う書類の間に挟まっていたなんてことも。
重ねて置いてしまうと見えなくなってしまい、なかなか見つけづらくなります。
特に書類のような薄くて平べったいものですと、探していてもまとめてめくってしまい見つからなかったなんてこともあります。このように、物が多すぎると物が物を隠してしまう状態になってしまいます。
置くカテゴリを間違えた
小物は棚や箱にまとめて入れてる場合もあります。
例えば、ペンやハサミは文房具。爪切りやカミソリはケア用品として同じ箱に入れてることもあるでしょう。
しかしそれを間違えてしまうこともあります。①の状態と似ていますが、違うのは戻したつもりが別の場所だったということです。
例えばハサミは文房具としてカテゴリし、ペンなどと一緒に置いていたとします。しかし、ハサミの使い道は様々ですから、文房具以外のカテゴリに置くこともできます。例えば梱包作業をするとき、紐を切るのにハサミを使った。だから、そのまま梱包資材と一緒にハサミも仕舞っていたなんてことが起こりうるわけです。
カバンに入れっぱなし
無くしたと思ったらカバンに入れっぱなしだったというのもよくあります。
特に大きいカバンはいっぱい物が入りますが、その分奥に入ってしまった物を取り出すのはひと苦労です。全部出したつもりでも内ポケットや角に入り込み、見えづらくなって取り出し損ねてしまい、無くしたと思い込んでしまうこともあります。
実際には本当に物が無くなったということはなく、見つけられなくなったというのが正しい表現になります。ですから、物を無くさない部屋にするのではなく、物を見つけやすい部屋にしていきましょう。
物が見つけやすい部屋にする方法
物が見つけやすい部屋にするにはいくつかのステップがあります。
面倒に感じるかもしれませんが、一度部屋としての形を整えればもう物を探す手間も、見つからないことに苛立ちを覚えることもなくなります。少しでもいいので、頑張ってみましょう。
ステップは以下の通りです。
- 物を減らす
- 置き場所を決める
- 横並びにする
- 帰ってきたらカバンに入れていたものは全て出す
各ステップの解説をしていきます。
①物を減らす
まずは物を減らします。ダブって持っている物、もう使っていない物を手放します。
物が多すぎると、次のステップである置き場所を決めたとしても、それを守ることが難しくなります。物が多すぎてどこを置き場所にしたのか忘れてしまうからです。
物を減らせば、どこに何を置くのかを覚える手間が減りますので、思い切って物を減らしましょう。
物を減らすという意識付けを強くしたいなら、ミニマリストになるのがオススメです。あなたがミニマリストに向いているかどうかは→の記事を読んで判断してみてください→ミニマリストで人生が変わる人・変わらない人
②置き場所を決める
次は物の置き場所を決めます。
置き場所をどのように決めるかですが、使う頻度が多い場所の近くにしましょう。なるべく面倒を減らすためです。戻すための移動距離が長くなればなるほど、戻すのが億劫になり、チョイ置きが増えます。
例えば書き物をするなら、ペンとノートは近くに置いたほうがいいでしょう。荷物受け取り用のハンコなら玄関わきに置くと便利です。
見栄えを気にするのはオススメしません。最初は見栄えを気にする余裕があっても、時が経つにつれ見栄えよりも面倒くささのほうが上回るからです。見栄えを気にした配置は、物を見つけやすい部屋になったと実感してからにしましょう。
③横並びにする
置き場所を決めたら、物を置きましょう。このときの注意点は、なるべく重ねないで横並びにすることです。
例えばぼくの場合、文房具は棚の上に横並びにしています。

筆箱には入れないことで、そこに何があるのかを一目で見つけること、そしてすぐに手に取ることができます。予備の替え芯も気づくと買ってしまうので、並べることで予備はもうあるという意識付けをしています。
このように見える収納にすることのメリットには、そこに無いことにすぐ気付けるというのもあります。
物がごちゃごちゃしているとそこには無いということが分かりにくいです。さんざん探してから「ここには無い」ということもあります。無いことがすぐに分かれば、別の場所を探すことに移れます。
④帰ってきたらカバンに入れていたものは全て出す
物を見つけやすい部屋にすること自体は③まで完了です。ですが、ここでもう1ステップ追加します。それは、帰ってきたらカバンに入れていたものは全て出すことです。
部屋に置くとき、カバンの中は常に空っぽにしておくということです。カバンを空にすることで、「見つからないと思ったらカバンに入れっぱなしだった」ということを防ぎます。
カバンに入れるものが、必ずしも部屋の中では使わないとは限りません。安い消耗品でしたら外出用に買いそろえておくのもありですが、財布やスマホなどの貴重品は複数用意しておくのは難しいですよね。
また、入れっぱなしを防ぐことで忘れ物を防ぐのにも役立ちます。

いや、入れっぱなしにしておいたほうが忘れないんじゃない?
ですが、もし何らかの理由でカバンそれを取り出し、戻し忘れたらどうなるでしょう?入れっぱなしにすると、外出前の準備で持ち物のチェックから外れやすいです。
「いつも入れっぱなしだから大丈夫」という安心感がチェック漏れを生み、いざとなったときに無いということにつながりかねません。忘れ物を防ぐために、帰宅したらあえてカバンの中身は空にしておきましょう。
最後に
以上、物を見つけやすい部屋にするための方法を紹介しました。
なかなか物が見つからない部屋はそれだけでストレスが溜まり、居心地が悪い部屋になっていきます。居心地の良い部屋にするためにも、ぜひ物を見つけやすい部屋に変えてみてください。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。