今回は、ミニマリストが食器用洗剤をやめてみたら、洗剤のメリットがほとんど無いのに、デメリットばかりが浮き彫りになったことに気付いたお話です。
CMでは洗剤で洗った食器を指でこすり、「キュキュッ」と音をさせてキレイアピールしています。
ですが、本当にそれは必要なことでしょうか?
洗剤を使わなければできないことなのでしょうか?
まずは、洗剤を使わないといけないという思い込みから解説していきます。
洗剤を使わないといけない思い込み
あなたはなぜ、洗剤を使っていますか?
洗剤を使う理由は、以下の2つでしょう
- 汚れを良く落とす
- 殺菌する
どちらも、洗剤のCMではよくキャッチコピーとして宣伝される点です。
ですがここで、それぞれについて疑問が浮かびます。
その汚れは、洗剤を使わないと落ちませんか?
洗剤で殺菌する必要が、本当にありますか?
この2つの疑問がはっきりすれば、洗剤が必要かどうかもはっきりします。
では次からは、この2つの疑問について、ぼくが実際に検証した結果をお話します。
汚れは水とスポンジで落ちる
結論としまして、ほとんどの汚れは水とスポンジで落ちます。
洗剤の出番はありません。
焼き付いたり、こびりついた汚れがあったとしても、水にしばし漬けておくだけで落とせます。
油汚れはどうする?
油汚れについては、洗う前にキッチンペーパーで拭き取ればいいです。
洗剤を使わず、キッチンペーパーを使うなら大して変わらなく無いか?
そうですね。
ぼくとしては、洗剤を使うよりもキッチンペーパーを使うほうが、使い勝手が良いこととリスクが小さいことを理由にしています。
キッチンペーパーを使うほうが、
- 油が排水口に流れずに済む=詰まるリスクを下げる
- 洗うこと以外にも使える
という理由です。
たとえばフライパンですと、油がべったりとつく調理道具ですが、ぼくはキッチンペーパーで汚れをふき取ったらそれで終了です。
汚れも油もきれいに落ちますので、わざわざ洗う必要はなく、汚れは排水口に流れません。
殺菌しなくてはならないのは何?
次は、洗剤を使って殺菌しなくてはないのは何か、ということです。
結論としては、生肉を扱った時以外の殺菌は必要ありません。
生肉には明確に食中毒菌が潜んでいますので、それらを扱った調理器具を殺菌しないのはまずいです。
ぼくは玄米菜食を行っていますので、肉食をほぼやめており、生肉を台所では扱っていません。なので、殺菌の必要性は無いです。
食器の殺菌をしなくていいのか?という疑問については、そもそもついさっきまで食事に使っていた食器を殺菌する必要があるのか?という、根本的な問題になります。
調理器具についても同様です。
CMではいかにもまな板に殺菌が大量発生している表現がありますが、実際にそれを確認した人はどれだけいるでしょうか?
ぼく自身、1か月以上食器や調理器具に洗剤が触れていない状態ですが、食中毒になったことがありません。
もし菌があるとすれば、とうに食中毒が起こっていてもおかしくないはずです。
それがないのですから、わざわざ殺菌しなければならない、というのはおかしな話になります。
例外はある
ですが、実はごく一部については洗剤で洗っています。
それが、知人からの借り物の保存容器です。
お裾分けなどをいただくのですが、その容器を返却するときには洗剤で洗った上で返却します。
洗剤で洗わなくていいのは、あくまでも自分の環境の範囲内。
他人の環境を、ぼくのこだわりに巻き込むことはしません。
ここまで、洗剤の必要性についてぼくが検証した結果をお話してきました。
次からは、洗剤を使わない・減らしたことで、どんなメリット・デメリットが生まれたかをお話します。
洗剤を使わないメリット・デメリット
洗剤を使わないメリットは以下の通りです。
メリット
洗剤の出費が減る
洗剤を使うことをやめれば、そもそも洗剤の出費が減ります。
節約につなげることができますね。
洗剤というとそんな高い商品ではないので、家計全体で見れば大した額ではありません。
ですが、やめなければその出費はこの先10年、20年とずっと続きます。
長い目でみれば、決して馬鹿には出来ない出費になっていきます。
詰替えを買い置きしなくていい
食器用洗剤をほぼ使わなくなったことで、詰替えを買うことが無くなりました。
日常で使わないので、洗剤が無くなってから買いに行っても十分間に合います。
結果、詰め替え用洗剤を置く場所を無くすことができました。
お裾分けもしょっちゅうもらうわけではないので、洗剤を使うのはごくまれですね。
手荒れしない
洗剤を使うのをやめたことで、手荒れも無くなりました。
食器用洗剤は食器の油だけでなく、人の手の油も落とします。
手の油が無くなるということは、手を保護していたバリアが失われるということ。
洗剤を使えば、手荒れしてしまうのは必然なのです。
デメリット
疑惑の目で見られる
昨今はとにかく、殺菌・除菌にうるさい世の中です。
そんな状況下で、洗剤をやめたというのは、あまりいいこととは見られません。
むやみに周囲に広めようとするのは、避けたほうが良いでしょう。
他人の腹は分からない
食中毒になるかどうかは、人によって異なります。
同じ物を食べたのに、お腹を壊した人と壊さない人がいた、というのはないでしょうか?
それは腸内細菌による違いです。
腸内細菌次第では食中毒菌が出す毒素を無毒化することもあるからです。
ぼくは、腹が強いほうであると自認しています。
多少、変な臭いがし始めた物を食べてもおなかを壊したことはありません。
ですが、同じものを違う人が食べたらどうなるかは分からない。
つまるところ、多少不衛生な状況であっても耐えられるから洗剤無しでいられる。
他人が同じ状況で、問題無いかはわかりません。
お腹を強くしたい人へ
お腹を強くする腸内細菌についてもっと知りたい!という方には、以下の本がオススメです。
腸内フローラとは、腸内に存在する細菌たちをお花畑に例えた造語です。
お花畑が多種多様であればあるほど、お腹は強く、健康になれる。
そのことを詳しく解説した1冊です。
他にミニマリストがやめてみたこと
食器用洗剤以外にも、ミニマリストであるぼくがやめてみたことを↓の記事にまとめています。
気になる方はぜひ読んでみてください。
[ミニマリスト]心が解放される!『やめて良かった』と思うことベスト5
最後に
ここまで、食器用洗剤をやめてみたことについてお話してきました。
もう一度まとめます。
- 食器用洗剤がなぜ必要なのか見直す必要がある
- 水とスポンジで汚れはほぼ落ちる
- 殺菌が必要なのは一部
- 洗剤を使わないメリット
- 節約
- 詰め替え不要
- 手荒れしない
- 洗剤を使わないデメリット
- 疑惑の目
- 他人の腹まで大丈夫か分からない
洗剤をやめる・減らすにはまず、洗剤をどうして使うのか?という根本的なところから始まりました。
実際にはいきなりやめたのではなく、「これは洗剤無しでも大丈夫じゃないか?」と少しずつ洗剤無しで洗う食器や調理器具を増やしていきました。
食器用洗剤を使うという『当たり前を疑う』ことは、ミニマリストとして非常に大切なこと。
ぜひ一度は、食器用洗剤は必要か?と自分に問うてみてください。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。せい(@aodama_s)です。30代独身男性ミニマリストです。