- ミニマリストの失敗が知りたい
- ミニマリストとして失敗してしまった、なんとか立ち直りたい
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
ミニマリストというと、捨てるだけで成功したとちょっとオカルトまがいな謳い文句が目につくこともあります。ミニマリストに対して不審を抱く方もいます。
ぼく自身、確かに捨てることで成功…とまではいきませんが、なんだかんだで人生が好転していることは実感しています。とはいえ、実際にはその『なんだかんだ』で結構やらかしていることが多いです。
捨てれば何もかも順風満帆というわけではありません。捨てては失敗し、やめては失敗と何度も失敗を繰り返しながら、なんとか良くしているというのが現実。
そこで今回は、そんなこれまでのぼくの失敗談を紹介していきます。
どんな失敗をしたのか、そしてその失敗から何を学んだのか。
それを見ていただき、捨てて失敗することを恐れず挑戦してただければと思います。
失敗6選
失敗した事例は以下の通りです。
- 服を捨てすぎた
- 娯楽をやめた
- 節電調理
- ミニマリズムを押し付けた
- 5倍巻トイレットペーパー
- ジム通い
それぞれ詳しく見ていきます。
服を捨てすぎた
失敗事例一つ目は、服を捨てすぎたことです。
ミニマリストに成りたての頃、要らない服を手放そうとして1着1着吟味してゴミ袋に入れていたら、ほとんどの服が残りませんでした。
翌日出掛ける服すらないことに気付き、その日にユニクロに買いに行ったことを覚えています。
しかしその時の学びとして、如何に自分が着たくない服ばかり持っていたかを思い知らされました。
服を捨てたすぎたことでどんな服を着たくないのかをはっきりとさせる事が出来ました。どんな服が着たくないのか、その学びの結果を以下の記事でまとめています。
娯楽をやめた
2つ目は娯楽をやめたことです。
具体的には、当時読んでいたマンガやラノベといった紙の本を全て捨てました。どのくらい持っていたかは把握していませんが、カラーボックス5台分ほどでした。さらに動画も全て停止。ニコニコ動画やYouTubeも辞めました。
娯楽は無駄なことだと考え、その空いた時間でミニマリズムを極めたり、ブロガー業に専念しようとしました。
しかし、一切の娯楽をやめた数日後にはとてつもない無気力感が。
一体ぼくは何のために生きているんだろう…もうどうでもいいや。
と、娯楽を辞めたら何もかもどうでもよくなってしまいました。心が虚しくなってしまったんです。
結局、娯楽は必要と改めて知り、ラノベやマンガは電子書籍として一部だけ買い直し。動画は以前と同じように観るようになりました。
今はむしろ、娯楽をしっかり楽しむからこそ仕事に打ち込むことができると感じています。
節電調理
3つ目の失敗は節電調理です。
調理に掛かる光熱費を減らすため、電気保温調理鍋を使いました。
しかしこれはすぐに失敗となりました。電気保温調理鍋で調理しても美味しくないからでした。
以前はボーンブロススープをよく作っていました。鶏ガラの出汁をとるために長時間煮込む必要があり、その光熱費を下げたかったんです。
ボーンブロススープとは、美容に良いとされた健康食品。骨から摂ったミネラルやビタミンが豊富で、美容食品としても注目されています。
しかし、電気保温調理鍋での出汁取りは失敗。スープに出汁が出てこず、美味しくありませんでした。
このことから、保温調理では出汁取りは出来ないと学びました。結局、電気保温調理鍋は手放し、火にかけたまま出汁取りという方法に戻りました。
電気調理鍋は容量も大きくないので、作り置きにも向いていませんでした。
しかし、保温調理は出汁取りには向かないけど味をしみ込ませるのには使えることも分かりました。
今は電気を使わないただの保温鍋を持っており、煮物やカレー、火が通るのに時間のかかる具材の調理に活用しています。
今使っている保温鍋はサーモフの保温鍋です。大量の作り置きを節電しながら作るのに重宝してます。
ミニマリズムを押し付けた
4つ目はミニマリズムを押し付けたという失敗です。
これはミニマリストが…というより、ミニマリストが周囲にいる人が受けた迷惑としてよく挙がるもの。ぼくも同じ失敗を犯しました。
押し付けた相手は家族でした。まだ実家暮らしだったとき、明らかに使っていないものや、使いかけで放置していた物を前に、早く捨てたらいいのにと言ったことがあります。
しかしそれに対し、
あなたにとってはゴミでも私にとっては大切なモノ。
と言われました。
それにハッとし、以後他人の物には一切口出しはしないと決めました。
当人がどんなに物が多くて苦労しているように見えたとしても、自分から干渉することはしないようにしました。減らすのは自分の物だけ。
それを遵守しています。
5倍巻トイレットペーパー
5つ目は5倍巻トイレットペーパーです。
5倍巻を選んだのは、交換頻度が減らせるし買いに行く手間が減らせるからと思ったからでした。
しかし、実際に使ってみると失敗。そう感じたのは以下の点です。
- 紙質が硬い
- 切り取り線で綺麗に切れない
- 恩恵が薄い
カチカチに巻かれた5倍巻は、紙が薄い印刷用紙のように硬くてツルツルとした感触。その感触がどうにも合いませんでした。
トイレットペーパーに付き物の切り取り線も、紙が硬いせいか綺麗に切れない。
トイレットペーパーホルダーで切ると、次が取り出しにくくなるのであまり切りたくないタイプです。
少し長めに出して切り取り線で切ることで、次に使うときに使いやすくしたい。なので、なるべくトイレットペーパーホルダーでは切りたくないですが、そういきませんでした。
そして5倍巻の恩恵である交換頻度が減るというもの。ぼくの場合、5倍巻なら5か月に1回で済みます。ただ、2倍巻を使ったとしても交換頻度は2か月に1回。これでは、あまり恩恵がありません。
そういうわけで5倍巻は失敗。3倍巻に戻りました。
交換頻度を減らせるのは良いことだけど、それだけで選んではいけないことを学びました。
ジム通い
6つ目の失敗はジム通いでした。
筋肉を増やす・健康を維持するという目的で、ANYTIME FITNESSというジムに通っていました。
しかしジム通いは失敗。失敗と感じたのは以下の点です。
- 通うのが大変
- 月額料金の負担が大きい
- 飽きた
他にもありますが、特に失敗と感じたのはこの3点。
それからは筋トレではなくヨガを始めました。さらに、飽きないようにYouTubeでヨガ動画を参考にすることに。YouTubeでは様々なヨガトレーナーが動画を上げているので、飽きずにヨガを続けることができています。
よく参考にさせていただいているのは『B-Flow』というチャンネルです。
ハードなものからソフトなものまで、幅広いヨガ動画があります。汗をかきたいときや体をほぐしたいとき、その時に合わせてヨガを楽しめるので、オススメのチャンネルです。
その他、ジム通いを失敗した理由については以下の記事でまとめています。ジム通いを考えている方は読んでみてください。
失敗するから成功に近づく
今に至るまで、様々な失敗をしてきました。
しかし、失敗をすることはとても大事なことだと実感しています。失敗は『してはいけないこと』を教えてくれます。そして、成功とは『してはいけないこと』をやらないことだと分かりました。
服なら、選んではいけない服を失敗から学びました。そして今では、着ない服・着たくない服は1着も持っていません。全てが一軍、レギュラーです。
失敗を重ねるごとに、『してはいけないこと』が増えていきます。それは一見窮屈に感じますが、実は逆。例えるなら、何通りもある道の中で進むべき道が絞らされていくような感覚です。
失敗は迷いを無くしてくれます。進むべき道が見え、迷いなく進むことができる。もう同じ道で迷うことは無くなり、常に正解の道を選べるようになります。
失敗は、人生を楽にしてくれる特効薬です。
他にもミニマリストが失敗した買い物についてまとめた記事を書いています。興味がある方は読んでみてください。
最後に
失敗することはとても大事です。失敗するからこそ、人間は成長できると言っても過言ではありません。
物を捨てるということは、それを買った過去の自分の判断が失敗だったと認めるということです。捨てるものが多ければ多いほど、それは失敗の数も多いということ。
多くの失敗からの学びがあるからミニマリストは成長し、成功へと導かれていきます。
是非、失敗を恐れず、何事も挑戦していただければと思います。そして、失敗したのなら、どうして失敗したのかという学びを忘れないでください。