- 捨てるのに苦労したものを知りたい
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
よし捨てよう。そう思ったけど、捨てるまでの工程が面倒になって諦めたことはありませんか?
捨てたいと思っても、ゴミ袋に入れてハイ終わり!とならない物はいっぱいあります。自治体によって分別のルールは違いますし、ゴミ袋に入らないときの対応も様々。捨てるのはもったいないと思っても、どこに売ればいいか分からないとそれも大変です。
本記事では、ミニマリストが捨てるのに苦労した物を紹介します。
ミニマリストには、買う前にどうやったら捨てられるのかをあらかじめ考えるという方法があります。そして、捨てるのが大変だから買わないことも。どんな物も、いつかは壊れて捨てなくてはならない時がきます。その時にあらかじめ備えておく。
『捨てるのが大変でも持つ必要がある物』という条件を付けることで、むやみに物を増やさないようにするという考え方です。
本記事を参考に、捨てる苦労を負ってでも『それ』は買わなくてはいけない物か?と考えて無駄なものを買わないように心がけてみてはどうでしょうか。
捨てるのが大変だったもの
時間がかかったり、手間が大変だったり、処分費用が掛かったりと捨てるまでが大変だったものは以下になります。
- オタクグッズ
- 服
- カラーボックス
- デスクトップパソコン
- リング付きノート
- ハーバリウム
- 木製の柄
- 粗大ごみ
- 男性向けジョークグッズ
- コンプレックス
- 元カノへの未練
- 家族
それぞれについて、どんな苦労をしたかを解説します。
オタクグッズ
オタクグッズはとにかく数が多く、その種類も豊富だったので大変でした。一部は捨てずに売ったりもしましたが、売るのも一苦労。
売るにしてもやることはいっぱいです。
- 買取をしているお店調べ
- グッズの買取が可能なのか調べる
- 宅配買取か店舗買取か
- 宅配買取なら会員登録から宅配買取依頼まで行う
- 宅配の送料は着払い可能か(着払いにできる条件はあるか)
- 宅配買取のための箱詰めから発送手続き
- 店舗買取なら店舗はどこにあるか
- その店舗は買取を行っているか
オタクグッズは普通の中古ショップでは売れませんし、売れても二束三文で買い叩かれてしまう。それはイヤだから、ちゃんと価値判断してくれるお店は無いかと調べるのは大変です。
売れないグッズも、そのままゴミ袋に入れるわけにはいかず、包装フィルムを剥がして分別をしたりしなくてはなりません。
オタクグッズは全て処分するまで数か月かかりました。
集めるのは大変でしたが、捨てるのはもっと大変でした。「何でこんなに集めたんだろう」と、虚しい気持ちを抱えながらの処理は心にきました。
服
服は特に分別は要らず、中古ショップに売ろうともしなかったのでとにかくゴミ袋に入れるだけ。ただ、その服の量が多くて苦労しました。
ゴミ袋に詰め込んでは一杯になったら口を縛って、次の袋を取り出す。ひたすらその繰り返しです。
そしてゴミ袋にいれたら今度は収集所に出してこなければならない。一度に大量に出すのも気が引けて、3回ほどに分けて出しました。
今は着る服を厳選。おかげで、服を捨てるとしても1~2着だけ。しかもユニクロに限定することで、回収ボックスに入れるだけ済みます。
カラーボックス
紙の漫画本やラノベ、画集などのオタクグッズを処分し、空きとなったカラーボックス。それが5台ほどありました。
カラーボックスはそのままではゴミ袋に入らないため、全て解体してからゴミに。その解体が大変でした。
木製だし、いっそ火を点けて燃やしてしまえば…なんてことが頭をよぎりました。
今はカラーボックスなど、収納ケースは厳選して数を持たないように。買うとしても、そのままゴミ袋に入れられるサイズにしています。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンはそのまま粗大ごみには出せません。小型家電リサイクル法の対象のため、定められた処分方法をしなければなりません。
しかもパソコンは個人情報満載。他の家電と違い、そのままというわけにはいきません。
まず処分する前に、個人情報が入っているハードディスクを本体から取り外し、ハンマーで殴って物理的に破壊。
そのうえで、専門の業者にデスクトップパソコンとモニターを発送。しかしどちらもかなり大きいため、発送するための段ボール箱の調達も大変。その辺のスーパーでもらえる空き箱には入らないので、わざわざホームセンターで買ってきました。
捨てるのは大変ですが、今もデスクトップパソコンを新しく買って使っています。大きいモニターは作業性を上げるし、同じスペックならノートパソコンより安い。捨てる苦労を上回るメリットがあると思っています。
リング付きノート
リング付きノートは見開きで使えるのでとても便利ですが、捨てるときは少し面倒。
リングがノートをまとめているので、リングを回して少しずつノートから外します。地味に面倒です。外れたらリングは金属部品として、ノートは可燃ごみとして処分しています。
リング付きノートも現役で使っています。捨てるのは大変ですが、やはり便利なので手放せません。
ハーバリウム
ハーバリウムは処分が結構大変。ハーバリウムとは、ガラス瓶にドライフラワーを入れオイルで浸した鑑賞物です。
ハーバリウムの問題はガラス瓶内に大量にあるオイル。燃えるものなので、丸ごと捨てるわけにはいきません。
まず、ハーバリウム内のオイルはゴミ袋内に敷き詰めた新聞紙に全て吸わせて、中のドライフラワーもそのまま一緒に可燃ごみに。廃油と同じ処理ですね。
蓋もその材質が様々。金属性もあればプラ製もあり、中には木製や竹製もあります。一つ一つ素材を確認してから処分しました。
最後に残ったガラス瓶はガラスのゴミとして処分。ただゴミ袋に大量に入れたので、無造作に置いて割ったりしないよう、取り扱いは丁寧に行いました。
木製の柄
木製の柄も処分するとなると、意外と面倒。
捨てようと思ったのは、無印良品の木製ポール。モップの延長用に使っていましたが、使わなくなったので処分することに。ただ長さが1m以上あるためそのままではゴミ袋に入りません。
ぼくの住む自治体ではゴミはゴミ袋に入るサイズでなければいけません。長さは60cmが限度。1mあるポールはどうしたってはみ出します。
なので、わざわざ百均でノコギリを買ってきて短く切り、ゴミに出しました。折ってしまおうかと思いましたが、結構太いので折るのも無理。
この前にはアルミ製のポールを使っていましたが、そっちは簡単に折れました。半分に折ってゴミ袋に入れて処分しています。
カラーボックスといい、ポールといい、意外と木製品は大きいものが多い。簡単に処分できないことが多いです。
粗大ごみ
ゴミ袋に入らないような大きな粗大ごみは、やはり捨てるのが面倒です。
まず、家電リサイクル法に該当する家電は家電量販店などの専門の業者に依頼しないといけませんし、家電によってリサイクル料金も取られます。また、持ち込みができないなら回収を依頼することになり、回収費用も発生します。
回収を依頼しても、予定が埋まっていてすぐに回収できないこともあります。引っ越しなどで処分したい場合は早めに予約を取っておいたほうがいいですね。
そうでない粗大ごみは、収集センターに直接持ち込むことに。しかしぼくが住む自治体の収集センターはいつ行っても、持ち込む車で長蛇の列ができています。
収集センターに入れるまで30分待つのは当たり前。たまたま大きいゴミが発生したとき、1つだけ処分するだけなのに何分も待たされるのは、ほんとイヤになります。
こういうのが頻発すると捨てに行くのが面倒になってしまい、ゴミを溜めこむので気を付けないといけません…
男性向けジョークグッズ
男性向けのジョークグッズ。男性の方ならなんとなく予想できる品かと思います。
ゴミ袋にそのまま入れて…というのは、さすがに見られたら恥ずかしいので、新聞紙に包んで捨てました。石油製品であることが多いので、可燃ごみとして処分できます。
また、それが入っていたパッケージもそのままは気まずいので、念入りに細かくちぎった上で捨てました。
ただ、中には電動品もあります。その場合はハンマーを使って破損させ、原型が分からないようにする。それから金属製品として処分しました。
こういった物はアレなだけに、絶対に家族や知り合いに見られずに処分できるよう、最新の注意を払いますね。人目が無い時間帯を探して、こっそりゴミ集積場に置いて来たりとか(笑)
ここまでは、捨てるのに苦労した『物』を紹介してきました。しかし、捨てたいのは物だけにあらず。ここからは、物以外の捨てるのに苦労したものになります。
コンプレックス
ぼくは薄毛のコンプレックスがありました。薄毛に、額が広いというものです。
このコンプレックスとは20年以上付き合い続けてきました。始まりは小学生高学年から。額が広いことをからかわれたことがきっかけです。
最近になってようやくそのコンプレックスを捨てることができました。最初はスポーツ刈りに始まり、徐々にその長さを短くすることで自分から額と髪の薄さが見えるようにしました。
そうすると、ぼくの髪が薄いこと、額が広いことは誰も気にしていません。気にしていたのはぼくだけ。それに気づいてからコンプレックスは無くなりました。
コンプレックスを気にして責めているのは、自分だけだったんだと分かりました。
今では5mmの坊主にしています。額の広さは自分から見せつけていくくらいに。
元カノへの未練
元カノへの未練を捨てるには2年かかりました。貰った物も、未練を断ち切ろうとして捨てましたが、それも振られてから数か月は経っています。
最終的には未練を捨てることはできたけれど、未練を残していたときの自分はひどいものでした。
最終的に捨てるに至ったのは、「元カノには自分への想いは一切残っていない」ということが分かってから。その時はひどく絶望しましたが、同時になんだか晴れやかな気持ちになったことを覚えています。
家族
家族も捨てました。現在絶縁状態です。
捨て方は、黙って家出です。こっそりとアパートを探して契約し、知られないように少しずつ私物を持ち出し、最後はもうこの家にいたくないという置手紙だけを残して出ていきました。1か月ほどかかっでいます。
どこに引っ越したかの情報は一切残していません。連絡も、全て絶っています。
ぼくと家族の詳しい実情はnoteにてまとめています。
note記事はこちら→家族に奴隷扱いされていたぼくが、奴隷だったことを自覚するまで
最後に
捨てるのに苦労したものの紹介でした。
買うのは実は意外と楽。しかし捨てるのは大変で、売るのも大変。物を持つということはとても大変なことです。
中古ショップよりもメルカリで売ったほうが高く売れる。そう思ったけれど、メルカリも面倒になり、今はもうやっていません。
捨てるのがこんなにも面倒くさいなら、買わない。そう思えるなら、もしかするとミニマリストの素質があるかもしれません。そんな方には是非ミニマリストになってみてほしいと思います。