- 固くて食べづらい玄米を美味しく食べたい

こんにちは、せい(@aodama_s)です。玄米食歴1年のミニマリストです。
玄米は栄養豊富な完全食といってもいい食品です。
炭水化物や食物繊維はもちろん、
- ビタミンB群
- 各種ミネラル
- フィチン酸
玄米を食べることで、白米では得られない栄養素が摂れます。
つまり、他のおかずが無くても大丈夫。食費の節約につながりますね。
しかし、玄米は食べづらいというイメージがありませんか?
- 固い
- 消化に悪い
- 炊くのが面倒そう
このような点が気になり、食べるのにためらってしまいますよね。
そこで玄米食1年のぼくが、美味しく玄米を食べるための方法を紹介します。
おいしく食べる方法とは一度冷凍すること。
この方法であれば白米と同じく、いや白米より美味しく食べられるようになります。
その他詳しい炊き方や食べ方、やめたほうがいい食べ方も合わせて紹介します。
美味しく、節約もできて、健康にもなれる玄米生活を始めてみませんか?
早く炊き方を知りたい方はこちら
玄米を食べるメリット

玄米を食べるメリットは、
- 肥満防止
- 食費の節約
の2つがあります。
肥満防止
玄米に肥満防止効果があるのは、2つの要因があります。
一つ目は固いからよく噛む必要があること。
よく噛むことで満腹中枢が刺激されやすくなります。
少しの量で満足しやすくなるため、食べ過ぎを防ぐことができます。
もう一つは、ビタミンB1が多く含まれること。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変える重要な成分です。
糖は単体ではエネルギーになりません。
ビタミンB1によって摂取した糖はエネルギーになるため、血中に余ることが無くなります。
逆にビタミンB1の不足は、糖がエネルギーに変わらないために余り、脂肪に変換される。つまり、肥満になってしまうというわけです。
食費の節約
玄米で食費の節約もできます。
玄米には豊富な栄養が含まれます。
- 炭水化物
- 食物繊維
- ビタミンB群
- フィチン酸
- グルタチオン
など。
このように多様な栄養が玄米一つでとれます。
つまり、それだけ他のおかずを用意しなくても栄養が摂れるということ。
その分、食費を節約できます。

ぼくは玄米で月の食費を1万ちょっとにまで下げることができました。
フィチン酸とは?
フィチン酸とはビタミンBの仲間で、リン酸化合物の一種。
その効果として、体内に蓄積された重金属のデトックス効果が期待できます。
フィチン酸の働きの一つには、体内に蓄積された重金属や肌の老廃物と結合して、体外に排出する「デトックス」の作用があります。
引用元:フィチン酸とは
このデトックス効果により、肌の美白化や生活習慣病の改善、抗がん作用も期待されています。
グルタチオンとは?
グルタチオンとは強力な抗酸化物質です。
病気の予防・治癒に期待されています。
日本国内においてグルタチオンは医薬品として薬物中毒、金属中毒、妊娠悪阻などの治療に使われています。
引用元:グルタチオン
グルタチオンには放射能を体外に排出する機能もあるとされています。
秋月辰一郎医師が被爆した人の治療に食べさせたところ、効果があったという逸話もあります。
玄米と味噌と塩を使って「塩辛い玄米のおにぎり」と「塩辛いカボチャの味噌汁」を作り、同病院の職員・患者たちに毎日、毎食与えたところ、原爆による症状(白血病、貧血ほか)が出なかった上、何十年もほとんどの人が原爆症を発症しなかったと秋月は著書で語っている
引用元:ウィキペディア「秋月辰一郎」
玄米の炊き方

これから玄米の炊き方を紹介します。
炊き方はやっぱり玄米と異なる点があり、中には気を付けないと健康どころか害になりかねないので、よく見ていってください。
玄米を洗ってホコリやもみ殻などの汚れを取り除く

まずはたっぷりの水でサッと洗います。
混ざってるもみ殻やほこりを落とすのが目的です。
2回ほど洗えば大体きれいになりますよ。
17時間以上浸水させる⇐超大事!!

洗った玄米を水に浸けます。
浸水時間は17時間以上。
玄米を水に浸けることで酵素阻害剤が消えます。それにかかる時間が17時間。
また、17時間を超えることで玄米にしっかり吸水されるので、炊きあがりも柔らかくなります。

ぼくは大体24時間ほど浸水させてます。
酵素阻害剤とは?
酵素阻害剤とは種子に含まれる、発芽するまで種を腐敗から守る物質です。
酵素阻害剤が種にある理由は、腐敗を防ぎ中の実を守るためです。酵素阻害剤があるため中の実は、いつまで経っても生きていられるのです。
引用元:鶴見医師に聞く「理想的な玄米の炊き方の問合せ」について
玄米には酵素阻害剤が含まれるため、そのまま食べるとすい臓がんなどになるリスクがあります。
アーモンドやピーナッツなどにも含まれ、そちらはローストすることとで消失。
玄米の場合は、17時間以上浸漬させることで酵素阻害剤が消えます。
水を切って洗い直す

17時間以上浸水させた玄米を、一度水を切って洗い直します。
浸水させた水には玄米から大量の発芽毒が出ており、そのまま使うのは大変危険です。
水を切り、発芽毒を洗い流すために3回ほど洗い直します。
17時間浸水したら、玄米は発芽して代謝されますが、発芽毒【いわば、玄米の糞】が浸水液に大量に出現します。この発芽毒は大変な猛毒なため、その浸水液を3回良い水で洗い換える必要があります。
引用元:鶴見医師に聞く「理想的な玄米の炊き方の問合せ」について
玄米を炊く

洗い直した玄米を鍋に入れ、新しい水も入れて炊きます。
水加減は、うるち米を炊くのと同じです。炊くお米と同量くらいが目安。
炊くときの手順は、
- 沸騰するまで強火
- 沸騰したら弱火にして15分
- 火を消してむらし15分
で行ってます。
そして炊き上がりがこちら↓。

しかし、この段階ではまだ固いです。
このように普通に炊いただけでは固い玄米。
そこで、食べる前に一工夫加えることで、固い玄米がふっくらプチプチ・モチモチとした食感に変えることができます。
それを次から紹介します。
玄米を美味しくする食べ方
玄米を美味しく食べるには、
一度冷凍してから解凍する
というひと手間を加えることで、固い玄米がふっくらモチモチに変わります。

冷凍することで、玄米の中の水分が凍結して膨張し、固い玄米の内部を砕く。それを解凍することで柔らかくなるのだと思います。
玄米を消化しやすくするというメリットもあるので、是非試してみてください。
オススメの食べ方

そうして炊いた玄米ですが、ぼくがオススメする食べ方は二通りです。
- ふりかけやごま塩などで食べる
- 焼き飯やチャーハンなど、炒める米料理にする
玄米は胚芽などがあるため、クセがあります。
しかしこのクセが、あれこれおかずが無くても食べられる美味しさでもあります。
なので、意外と食べ方はシンプルな方法が合う。
ふりかけやごま塩を振りかけて食べると、しっかりとお米を味わうことができます。

また、玄米は表面にロウがあるため、お米同士がくっつきにくいという特徴があります。
その特徴を生かして、焼き飯やチャーハンといった、米粒をパラパラにしたい料理にするととても楽に作れます。
やめたほうがいい食べ方

しかし、玄米にはオススメしない食べ方もあります。
それは、
- 雑炊
- 納豆をかける
- 丼物
などです。
雑炊は、煮込むと白米部分が柔らかくなるのですが、表面のロウ部分はそのままに。なので、非常に歯触りが悪いです。
なめらかなクリームに、ゴマが混ざるような違和感といいましょうか。
納豆をオススメしないのは、よく噛むのが難しくなるからです。
納豆のねばねばが米粒について、すべりを良くします。そのせいで、よく噛まずに飲み込めてしまう。それでは、消化不良を起こす恐れがあります。
丼物も同じで、かきこんで一気に食べ切る料理にはしないほうがいいです。
玄米はよく噛んで食べるようにしましょう。
玄米のQ&A

ここからは、玄米の疑問にお答えしていきます。
玄米の残留農薬が危険だと謳う説について、調べたことを以下の記事で紹介しています。
残留農薬について心配が残る人は読んでみてください。
玄米を食べ続けて体力向上を実感

玄米を食べ続けて早1年が過ぎました。
元々健康体なので、なんらかの病気の治療効果があったとか、そういったことは分かりません。
しかし、確かに実感する効果があります。それは、
以前より体力が向上し、疲れにくくなった
ということです。
前は坂道を歩くとペースが落ちてしまったり、疲れが翌日まで残って朝起きづらいのが普通でした。
しかし玄米を食べ始めてからは、坂道もスイスイ、朝も疲れが取れてすっきり目覚められるようになっています。
日々の運動量を変えたということはなく、変えたのは主食を玄米にしたという事だけ。
玄米に多く含まれるビタミンB群を取ることで、肉体に酔い良い影響が出てるんだと思います。
これらの効果は食べ始めてすぐというわけではなく、およそ半年ほど続けてから実感するようになりました。
主食として食べ続けることが、玄米の効果を実感するために必要なことだと思います。
玄米を食べるために使っているアイテム
ここからは、ぼくが玄米を炊く・食べる際に使っているアイテムを紹介します。
必須ではありませんが、あると便利。参考にしてみてください。
柳宗理のステンレス鍋

炊くのに使っているのは柳宗理のステンレス鍋です。
お米を炊くと言えば土鍋が理想的ですが、その理由は保温性にあります。蒸らすときに温度を維持することで、ふっくらと炊き上がります。
ステンレス鍋も保温性が高いので、蒸らすのに最適です。
IHコンロ

IHコンロは、
- 火力調整がしやすい
- タイマー機能がある
というところが、炊飯に便利です。
火加減の調整を間違えて焦がすことがありませんし、弱火にしておく時間をタイマーセットすることができます。
鍋に付きっきりにならなくていいという便利さがありますね。
無印の保存容器

使っているのは、無印良品のフードコンテナ。
便利な点は、
蓋をしたままレンチンできること
レンチンすると中に蒸気が発生し、蓋が勝手に開いて蒸気を逃がしてくれます。
いちいち蓋だけ外してレンチンするといった手間が無いので、楽でいいです。
最後に:玄米は『食べる薬』といっても過言ではないと思う
玄米を美味しく食べるための方法について紹介してきました。
玄米の健康効果は、医療費ひいては社会保険料が増大し続ける日本社会にとって、とても望むべきものだとぼくは思います。
白米はその美味しさ・食べやすさと引き換えに、失っているものが多すぎるのではないでしょうか?
現在を健康にし、老後も健康でい続ける。
そのための選択肢としての玄米は、非常に手軽で取り組みやすい方法だと思います。
高いサプリや健康補助食品に頼らなくてもいいので、財布にも優しい。
玄米で、これからの人生を医者いらずで生きてみませんか?
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