今回は部屋のカーテンを入れ替えました。
その入れ替えたカーテンが無印良品『ポリエステルドビー織ノンプリーツカーテン』になります。
今回は
- どんなカーテン?
- カーテンを買い替えた理由
- 実際に取り付けた感想
について、紹介していきます。
ノンプリーツカーテンってどんなカーテン?
ノンプリーツカーテン(フラットカーテンとも言います)とは、ヒダの無いカーテンになります。
プリーツって何?何故あるの?
そもそもプリーツとはなんでしょうか?意味は以下となっています。
「プリーツ(pleats)」とは、英語で「襞(ひだ)」「折り目」という意味の「pleat」の複数形で、「連続して繰り返し続く襞」を意味します。
出典元:渋谷ファッション&アート専門学校より https://www.shibuya-and.tokyo/knowledge/pleats/
では何故カーテンにはプリーツが付くのか?調べたところ、プリーツには装飾性と収納性があるようです。
①カーテンの見た目を美しく見せる
ヒダをとると、カーテン全体にドレープ(波うつような生地の形)がうまれ、装飾性が高まります。
②カーテンを開けたときに、生地がスッキリ収まるようにする
カーテンをかけて窓の端に寄せた際に、ヒダによって生地が折り曲がり、コンパクトにたたむことができます。
出典元:ジャストカーテン https://www.justcurtain.com/contents_hida
ノンプリーツカーテンは装飾性と収納性を無くしたカーテンということになりますね。なので、部屋に飾り物を置きたくないシンプルさを求める方にはオススメなカーテンということになりますね。
使う布地は少ない。なら安い?
また、ヒダが無い分布地を少なくして作ることもできるようです。
素材の量が少ないなら値段にも差があるんでしょうか?
ジャストカーテンさんではプリーツの仕様・有無でこのような値段差があるようです。これを見ると、そこまで細かく値段差を設けているわけではないようですね。
倍近い差があるデラックスとフラットでは差があっても、シンプルとフラットでは値段差がありません。
布地も少なくプリーツの工程も無い分もうちょっと値段差があってもいいように見えますが、そうならない理由でもあるんでしょうか?
価格差が無い理由
その価格差が無い理由について、以下の記事で述べられていました。
この記事での結論は、使用する生地巾が同じになるからだそうです。つまり、実際に使用する生地の量は減っても、元の素材として切り出す布地の量は同じだから値段は変わらない…ということがあるそうです。
使う素材の量が同じだから値段は変わらないんですね。なるほど納得。
だから、シンプルとフラットでは値段が変わらないということですね。
となりますと、布地の量が少ないノンプリーツカーテン=予算を抑えられる、ではないということですね。
無印のノンプリーツカーテンはどんなカーテン?
それではいよいよ無印良品で販売されているノンプリーツカーテンを見てみましょう。
今回購入したのは、『ポリエステルドビー織ノンプリーツカーテン』のベージュ色になります。
価格
価格は巾100cm×200cmで1枚3,990円(税込み・2024年10月13日時点)。
なお他のサイズの価格は、
- 巾100cm×丈105cm or 135cm ⇒ 2,990円
- 巾100cm×丈178cm or 200cm ⇒ 3,990円
ドビー織って?
ドビー織とはドビー織機で織られた織物のことをいいます。ただし、最近は模様のことを指すことも多く、連続した幾何学模様が特徴です。
その用途としては着心地が良く、吸水性に優れるためワイシャツなどの肌着、あるいは赤ちゃんの布おむつに利用されています。
今回はカーテンでの利用ですので、触れる感触よりその幾何学模様を生かしているのでしょう。
仕様は?
このポリエステルドビー織のカーテンの仕様なのですが、無印の商品ページには以下の情報しかありませんでした。
原産国・地域 | 中国 |
仕様・混率 | ポリエステル100%■遮光率99.93%(2級) |
他には、難燃性の糸を使用していることから防炎性があるというところ。
カーテンについていた洗濯表示も見てみましょう。
表示から分かる取扱は、
- 液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
- 酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤の使用禁止
- タンブル乾燥禁止※
- 日陰のつり干しがよい
- 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる
- パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる
- ウエットクリーニングができる
特段難しいところはないですね。自分で洗うのが面倒ならばクリーニングに出すといいでしょう。
※タンブル乾燥…乾燥機の中で洗濯物を回転させながら温風で乾燥させる方法
見た目
では実際のカーテンを見てみましょう。まずは表側↓。ドビー織の面ですね。
こちらは裏側↓です。ポリエステルの面そのまま、といった感じです。
まぁ当然裏側はトビー織ではないですね。このことからも二重になっているのがわかります。
このようにドビー織は極めて細かい柄がついてます。フラットカーテンの特徴の装飾性が無いという点を考えると、もっとシンプルさを求める方にはオススメしないですね。
ただ、あまりシンプルすぎるのも嫌、だけどあまりにはっきりした装飾は…とさりげない装飾にしたい方にはオススメできると思います。
カーテンを買い替えた理由
今回カーテンを買い替えた理由、それは『夜向け』ではなく昼向けに使うようにしたからです。
もっと細かい理由を述べますと、
- 『日差しがきつ過ぎてもっと遮光性の高いカーテンにしたい』
- 『色を太陽光を吸収しない色にしたい』
という二つの理由からになります。
↓の写真は、左が買い替え前のカーテン、右が買い換え後の無印のカーテンです。撮影日時はもっとも太陽光が強く照らす朝方です。東向きの部屋なので。
御覧の通り、左のカーテンは
- 若干外の景色が透けて見える
- 色がネイビーだからカーテン自体が熱くなる
という欠点がありました。
今回の買い替え理由は、夜に使うことではなく、昼間に使うことを前提とした理由になります。それまで私は、カーテン=夜という認識でした。
しかし、カーテンの重要性は夜よりも昼だということが分かりました。遮光性も断熱性も夜より日中のほうが影響が大きいですから。
その結果、今回購入したのが遮光性99.96%かつ、太陽光を吸収しにくい明るい色ということで、無印良品 ポリエステルドビー織ノンプリーツカーテンのベージュ色になりました。
実際に付けてみて
実際に付けてみると、購入時の折り目がそのままプリーツのようで、ノンプリーツのカーテンに変えた感じがしません。
なので、この折り目を取るために、ハンディスチーマーでしわ取りをしてみました。
しかし一部失敗も…
引っ張り過ぎたのか、折り目部分が少ししわになってしまいました。再度アイロンをかけます。
少しだけ改善できました。全体図がこちらです。
ちょっと布が余って寄れたので、結局プリーツができてしまっています。
カーテンを閉じてみます。ノンプリーツカーテンのデメリットである雑に収まるという点がどうなのかを確認してみます。
別に雑という印象はありませんね。綺麗に折りたたまれた状態でしまえます。
カーテンには形状記憶加工あるいは形状安定加工というものがされているものもあります。無印のノンプリーツカーテンもそういった加工が施されているのかもしれません。
最後に
以上、無印のノンプリーツカーテンでした。
カーテンも改めて見ていくと面白いもので、色々なことを勉強することができました。
ノンプリーツカーテン(フラットカーテン)とただの1枚布ではなく、やはりそこにはカーテンとして使えるように様々な設計がされていました。
店舗で実際にカーテンを手に取ってみる際は、装飾だけでなくその辺も気に掛けて見ると、よりカーテン選びに熱が入りそうです。