玄米について調べると、必ずといっていいほど出てくるのが『残留農薬』のこと。
しかし詳しく調べてみると、実は玄米の残留農薬は別段危険ではないのでは?という考えに至りました。
順を追って話しますと、まず玄米の残留農薬について必ず引き合いに出されるのが白米です。
『玄米には白米の約5倍の残留農薬がある。だから白米より危険』というもの。
確かにこの理屈は間違っていません。しかしこれは、白米より玄米のほうが危険という理屈であって、『玄米そのものが危険なのか』ということの答えにはなっていないです。
そもそも残留農薬について語りながら、肝心の残留農薬がどのくらい含まれているのか、玄米の残留農薬による健康被害が載っているサイトはほぼありませんでした。
で、ざっくり調べたのですが、玄米の残留農薬は食品衛生法で定められている基準値の7%しか含まれていません。
参考にさせていただいたサイト⇒米(玄米)に残留する農薬の調理による減少について
基準値とは、生涯食べ続けたとしても健康には影響ないとして定められた値です。なら、その1/10もないのであれば玄米は安全な食べ物だと言えると思います。
農薬が少ないに越したことはありません。ですが、だからといってわざわざ少ない白米と比べて危険扱いするのはおかしいと思います。
それを言ってしまうと、無農薬で作られた玄米より、農薬有りで作られた白米のほうが残留農薬は多いです。だから白米は危険?そんなバカな話はありません。
どうにもネット上の情報の在り方を見ていると、玄米についてネガティブなイメージが先行、そしてわざわざ高価な無農薬玄米を推し進めようとしている気がします。
もちろん、無農薬玄米がダメだと言いたいわけではありません。ただ、わずかな健康リスク回避に高い支出が必要でしょうか。
その辺はきちんと自分で考え抜いていく必要がある。そう思いました。
それではまた。
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