柳宗理のステンレス製片手鍋|買って後悔しない?3年間ミニマリストが使ってみた感想も紹介

せい

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。

形がちょっと変で、少々お値段も張る柳宗理のステンレス製片手鍋

  • こんな変な形の鍋、本当に使えるのか?
  • 値段に見合ったものなのか?

そんな疑問にお答えすべく、この鍋を3年使い続けている筆者がこの鍋のメリット・デメリットを紹介します。

デメリット

まず最初はデメリットからみていきましょう。

焦げ付く

表面にフッ素コーティングやらダイヤモンドコーティングといった処理はありませんから、普通に焦げ付きます。

煮るだけの鍋としてでなく、フライパン代わりにも十分使えますが、十分油を敷かないと焦げ付きます。

目玉焼きをよく焼きますが、油や予熱が足りないと鍋に張り付きます。洗うとき、ほぼガシガシこする羽目になりますね。

ちょっと重い

重量1.34kg。

片手で扱うには、アルミ製の鍋と比べるとやはり重く感じます。フッ素コーティングされた鍋のほとんどは、中の素材がアルミ製なので軽いものが多いです。

せい

同サイズの片手鍋が約600gなので、倍以上の重さです。

盛大に鍋振りでもしない限りは腱鞘炎になることは無いと思いますが、鍋ごと傾けてよそう際は、中の具材と合わせて片手で支えられるか、確認したほうがいいです。

せい

いざ片手で持ったら、鍋と具材の重さに耐えきれずこぼしてしまった…なんてことが無いよう、注意が必要です。

フタの形状が独特

フチの形状が少し独特です。

この独特な形状がしっかりと鍋本体とハマり、中の密閉度を上げています。しかしその分汚れも溜まりやすく、洗いにくいという欠点にもなっています。

汚れたら、スポンジをフチ部分にギュッと押し付けて、スキマに押し込むようにして擦ると汚れを落とせます。

錆びる

ステンレスですが、もちろん錆びます。

ステンレスはあくまでも錆びにくい素材であって、アルミと違って錆びない素材ではありません

錆が発生しないよう、毎日使うか、使わないときは油を塗っておくなどの処理が必要です。

せい

錆が目立ってきたときは、メラミンスポンジで落としています。

錆びや焦げ付きが目立ってきた状態
メラミンスポンジで磨いた後

メリット

続いてメリットを見ていきます。

煮物も炒め物もできる

焦げ付く恐れはあるけれど、焼きそばや野菜炒めなんかの炒めモノもできます。もちろん、煮物やカレーなんかも作れます。

浅い鍋なので、長い菜ばしはいりません。

油をたっぷり引き、予熱をしっかりすれば焦げ付かずに目玉焼きや卵焼きもできます

3合炊きに丁度いい

22㎝サイズですと3合のご飯を炊くのにちょうどいいサイズです

火力を間違わなければ焦げ付くことなく焚き上げられます。

せい

逆に言うと、おこげを作るのはちょっと難しいです。

そそぎやすい形状

この片手鍋の真骨頂は、このそそぎやすい形状です。

お玉ですくいきれない残ったわずかな汁は、普通の鍋なら注ぐときにこぼれやすいもの。

しかし柳宗理の片手鍋は、この独特の形状のおかげで注ぐときに汁があらぬ方向に逃げることが無く、余さず注ぐことができます。

せい

最後の1滴まできれいによそえます。

丈夫

ステンレス製で、しかも表面には何もコーティングされていないので、スポンジでも金たわしでもなんでもガシガシ洗うことができます。

せっかくのコーティングが剝がれないようにと、気を遣わなくていいです。

また、調理の最中に材料を鍋底からかえすときもコーティングを剥がすことがないので、金属製のへらも使えます。

湯切りもできる

その独特な形状から、ゆでた野菜の湯切りもできます。

蓋をずらすことにより、注ぎ口部分が湯切り口に早変わり。

ただし、湯切り口のサイズは1㎝程度なので、豆など小さいものは流れてしまいますので注意が必要です

せい

湯切りの時は、片手で鍋を持ち、反対の手で蓋を押さえながらになるので、少し力がいりますね。

柳宗理の片手鍋の口コミ

では次に口コミを見ていきましょう。

悪い口コミ

くっついて使いづらい

ジーニーままさん

炒め煮にすることも多いので、フライパンと雪平鍋の良いとこ取りなら良いなぁと思っていたのですが、炒め物には向かないようです。予想以上にくっつきます。直径があるので煮込みハンバーグもそのまま作りたかったですがハンバーグ台無しになりました。やはりテフロンがラクで良いですね。

引用元:楽天みんなのレビュー

くっつきやすくて、コーティング有りのフライパンのような使い勝手は厳しいようです。焼き物・炒め物には向かないですね。使えなくはないですが、そのあとが大変になります。

柄がグラグラ

液だれしないのはとても良いのですが、しばらく使っていると柄がグラグラしてきてぐるぐる回ってしまうようになり、危なくて使えなくなりました。それが原因で今までに二回買い替えました。

引用元:Amazonレビュー

柄の部分がグラグラしやすいようで、構造の不安定さがあるようです。柄の部分はねじ止めされているので、緩んできたらドライバーで締めなおすといいかもしれません。

水が爆ぜる、汚れやすい

お湯を沸かすとバチバチと水がはぜる(?)派手な音がします。
そして、すごく汚れが付きやすく、また落としにくいです。

引用元:Amazonレビュー

お湯を沸かすと爆ぜる音がするようです。筆者が使っていてそのような経験は無いので、実態がどのようなものなのかは分かりません。

汚れについてはまさに付きやすく、落ちにくいです。ステンレスの色である銀色が特に汚れを目立たせるため、余計にそう感じやすいのもあります。

良い口コミ

デザインが美しい

機能性重視で選んだつもりだったんですけど、コンロに乗せると厚みのある金属の曲線が美しくて、何だか見蕩れます。

引用元:Amazonレビュー

柳宗理の調理器具と言えば、そのデザイン性が魅力的ですね。利便性がありながら美しさも兼ね備えていますので、使っていて飽きがこないのが良いです。

汁を移しやすい

出汁を容器に移すときや、味噌汁の最後を器に入れる時、一度もこぼれない。

引用元:Amazonレビュー

汁をよそいやすい独特な形状をしていますが、その形状のおかげで、こぼすことなくよそえると好評なようです。

ガスよりもIH向き

鍋肌も決して薄いとは思わないのですが、焦げやすいし、モノがくっつきやすい。炒める際にもあまり熱することも出来ません。

その後このおなべ大好きになりました!
というのも我が家の熱源が「ガス」から「IH」に変わったため。
「ガスには向いていません」などの表記は特になかったと思いますが、
これガスよりはIH向きです。

引用元:Amazonレビュー

こちらは面白い口コミです。

以前はガスで使っていて不満があったのが、IHに変わったらその不満がごそっと消えたようです。熱源の種類で使い勝手が変わるようです。IHの方にオススメな鍋と言えます。

使ってみての感想

ここからは実際に筆者が使ってみての感想を紹介します。

ポイントは2つです。

  • 丈夫で使いやすい
  • 一つで複数の役割をこなせる

ステンレス製なので重いですが、どんな使い方をしても壊れない・剥げないのが良いです。汚れたら遠慮なくメラミンスポンジで削って落とす。

ハードに扱っても、まだまだ使い続けられそうです。

せい

フッ素加工のように剥げることがないので、長い期間使えそうですね。

また、鍋に湯切り機能が付いているのが思った以上に便利。

よくポテトサラダを作るのですが、茹でたジャガイモの湯切りを鍋で出来るので、他の器具を汚さずに済みます。

ミニマリストとして、1つの物が複数の役割を兼任してくれるのは、物を増やさなくて済むのでとてもありがたいです。

最後に

柳宗理の片手鍋のメリット・デメリットを紹介しました。

使ってみて、確実にオススメできる鍋です。

最初はフッ素コーティングに害があるのかないのか分からないのがイヤで、買ったステンレス製の鍋でした。

使い続けて3年経ちますが、買った時と同じ使い勝手を保っています。丈夫なのは素晴らしい点

初めて使った時に不都合を感じなければ、ずっと使い続けられる素晴らしい商品です。

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ABOUT US
せい
将来の隠居を目指すミニマリスト。 生活の必需品や食事、支出を減らすために日々取り組み、その成果を当ブログにて発信していきます。