- 収納が苦手で片づけられない
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こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
なぜか部屋がごちゃごちゃしてしまうことに悩んでいませんか?
使った物を元の場所に戻せない。
あちこちに散乱してしまい、探すのに時間がかかってしまう。
収納上手とされる人の収納術を見ても、なかなか真似できない。
ぼくもそうでした。収納ができていない時の部屋は物が散乱してヒドイ有様。
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そこでぼくは収納下手な自分を受け入れ、上手な人の真似をすることをやめ、下手でもできる収納術を実践しています。
本記事では、収納下手な人でもできる収納術を紹介します。収納上手な人が生み出す綺麗な収納はできませんが、部屋をスッキリさせて物が散乱しない部屋にすることはできます。
では早速収納術…の前に、まず収納についておさらいしましょう。収納とは何なのかをぼくの解釈で解説します。
収納とは
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収納とは、使いたいときにすぐに取り出せるように仕舞うことであると考えます。
つまり、収納とは本来実用性こそが大事であり、綺麗な収納というのはオマケ。人に魅せるような収納は二の次にしたほうがいいです。
いくら綺麗な収納にしても、取り出すのが面倒だったり戻しづらくては、収納としての役目をはたしているとは言えません。収納は生活の一部であり、本来他人に魅せるためのモノではない。
収納について再確認したところで、収納術の紹介に移ります。
『使う収納術』の手順
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使う収納術のステップは以下の通りです。
- 物を減らす
- 物を区分けする
- 物を入れ物に入れて設置する
それぞれのステップを解説します。
物を減らす
まず一番始めにすることは物を減らすことです。物が多いだけで収納は一気に難しくなります。
物が多いときの収納の大変さは以下の通り。
- 収納する物の区分け作業が大変
- 区分けした物をどんな収納ボックスの入れるかに悩む
- 区分けが増えすぎて覚えきれない
- 区分けした物の置き場所が決まらない
- ギチギチのクローゼットは服が取り出せず、戻すこともできない
物が多ければ多いほど悩むことが増えます。収納上手な人は多くてもすっきり収納していますが、苦手な人が同じことをすることを避けたほうがいいでしょう。
また、収納に悩むというのは物が多すぎて扱い切れてないという可能性もあります。使ってない物、壊れている物、貰い物などは使う場面が無いから収納するにも困ることになります。
まずは使っている物と使ってない物に分け、使ってない物を捨てる。使う物を使いやすいように仕舞うのが収納です。
捨てる基準
捨てる基準としては、ざっくりとですが1年着ていない服・使っていない物を捨てます。
重要なのは、まだ着れる服・使える物だからといって残さないこと。服は着てこそ、物は使ってこそ役目を果たします。収納のために捨てることを、心に決めてください。
その他、具体的に何を捨てたらいいかを知りたい方は、↓にぼくが捨ててきたものを記事にまとめています。参考にしてみてください。
物を区分けする
物を減らしたら、次は物の区分けを行いましょう。区分けの基準は使う場所です。
部屋で使う物、台所で使う物、浴室で使う物といった具合に、使う場所ごとに分けていきます。使う場所ごとに分ける理由は、次のステップである設置に関わってきます。
使う場所ではなく、物のカテゴリごとに分けると見栄えはいいです。しかし使いやすさという点では微妙なところ。収納が苦手な人は、まずは使いやすさを優先したほうがいいと思います。
物を容器に入れて設置する
区分けしたら物をひとまとめにして容器に入れます。容器は使う場所のすぐ近くに設置します。物の取り出しやすさと戻しやすさを最優先にするためです。
せっかく収納してもごちゃごちゃになってしまう理由の一つに、元の場所に戻せないことが挙げられます。設置してある場所と使う場所が離れていると、戻すのが面倒になり、その場にチョイ置きしたり、違う容器に戻してしまいます。
それを防ぐため、物は使う場所の近くに収納します。
使用頻度が高い物は収納しないのもあり
使う物の中でも毎日必ず使う物であれば、収納しないという方法もあります。つまり、物をむき出しにして置くことになります。
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毎日使うということは、毎回取り出すことになりますし、もちろん戻すことになります。その手間を最初から省けば、より楽になります。
収納された状態を維持するには、どれだけ手間を減らすかがポイントです。物を持って移動する距離はもちろん、引き出しから出す労力すら無くしたほうがいいです。
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ほんのわずかな『面倒』と感じる心が、その辺にチョイ置きする要因になります。
ここまで使う収納術の内容を解説しました。次からは、収納するときのポイントを紹介します。このポイントを守ることで、より使いやすい収納にすることができます。
収納するときのポイント
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取り出しやすく、戻しやすい。そんな収納にするためのポイントは以下の通りです。
- 重ねない
- 奥行きの長い収納容器は避ける
- 衣装ケースといった大型の収納容器は避ける
- 仕舞わない
それぞれのポイントについて解説します。
重ねない
書類や服などは重ならないようにしましょう。重ねると下の物が取り出しにくくなり、戻しにくくもなります。すると新しく買ってしまったり、チョイ置きしてどこに置いたか分からなくなります。
自分が今何を持っているのかを把握しやすくため、可能な限り重ねないように。また、物だけでなく収納容器も重ねないほうがいいです。
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重ねると下の容器に入れた物が取り出しにくくなってしまいます。収納の目的は使いやすくすること。使いにくくなるような置き方は避けてください。
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重ねることで収納スペースを削減できますが、それで使いにくくなっては本末転倒です。
奥行きの長い収納容器は避ける
引き出しなど、奥行きの長い収納容器は避けましょう。特にそういった容器に小物を入れると、引き出しを全部引っ張り出さないと取り出せないほど奥に入り込むこともあります。
そうなると、入れた小物の存在を忘れてしまいやすい。無くしたと勘違いし、買い直してしまいます。
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引き出しの奥に何本もペンが入り込んでしまい、無駄にペンを買い直していました。
奥行きの長い収納容器はそれだけ取り出しにくくもあります。できれば避けたほうがいいでしょう。
衣装ケースといった大型の収納容器は避ける
衣装ケースなど、一抱えもあるような大型の収納容器も避けたほうがいいです。
人は空いている箇所があると埋めたくなるという習性があります。せっかく物を捨てようとしても、収納に空きがあると物を戻して空きを埋めたくなってしまう。
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収納容器がみっしり埋まっていると、謎の達成感が生まれるので要注意です。
できるなら、収納容器は収納する物の量に合わせるといいです。物を捨てて空きスペースができた収納容器は一旦捨てて、収納する物の量に合わせた収納容器に買い直すことをオススメします。
仕舞わない
物は必ずしも収納容器やクローゼット、引き出しに入れないといけないということはありません。出しっぱなしにしたほうが便利なら、そうしてもいいです。
ただし、仕舞わないけれど置き場所は明確にしておきましょう。その場所に常に置くようにし、使い終えたら同じ場所に戻すこと。
ここまで収納のポイントを見てきました。次は、紹介したポイントを踏まえて実際のぼくの部屋の収納をお見せします。
実際の収納状態
お見せする収納は居間と台所です。この2か所以外は収納しておらず、そのままなので省略します。
居間
居間には棚と押入れ、突っ張りポールハンガー、そして収納スツールがあります。
棚
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棚は一切収納していません。全てそのままです。この棚には毎日使う物など使用頻度が高いものを置いています。一々仕舞うのは手間なので、すぐ使えるようにこのようにしています。
ここには日記帳やノート、本、財布や車の鍵などを置いてます。一番下にはデスクトップパソコン。見える状態にすると、持ち出しやすく戻しやすいので、維持もしやすいです。
押入れ
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この画像の範囲全てにぼくの持っている服が収まっています。中段には普段着る服を、上段の白いケースにはシーズンオフの服が入っています。
中段右の白い吊り下げボックスにはズボンやルームウェアを、シャツやタートルネックセーターなどはハンガーに下げてそのまま吊るしています。
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黒い服ばかりで見づらいですが、複数の種類の服が掛けています。
ぼくは服はワンパターンしか持っていません。服の種類は圧倒的に少なく、また枚数も少ないため、これで収まっています。
体は一つしかないし、服は365日全部違う服を着なければならない決まりもありません。着ていない服はどんどん捨て、着ている服だけを掛けるクローゼットに仕上げましょう。
突っ張りポールハンガー
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ここにはアウターや外に散歩するときのスウェットを掛けています。冬の時期ですと、手袋やニット帽も追加されます。
突っ張りポールハンガーは服を仮置きするのに便利なうえ、スペースを取らないのが特徴です。雨や雪などで濡れた服を乾かすのに掛けておくのにも有効。
ただし、あくまでもまた次着るための仮置き。もう洗濯する服や、シーズンオフの服をいつまでも掛けっ放しにすることはやめましょう。
収納スツール
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こちらは一時置き場として使っています。今捨てて大丈夫か?など迷った物や、区分けしたときに置き場所が決まらなかった物などを仮置きしておく場所。
今は皮製品手入れセットや裁縫セット、通帳やハンコが入っています。
これで居間の収納は終わりです。次は台所の収納をお見せします。
台所
台所の収納派はメタルラックと、シンク下、コンロ下、シンク上の棚になります。
メタルラック
まず台所の外にはメタルラックを設置し、そこに物を置いています。
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置いているのは水切りかごや、洗ったプラスチック容器、ティッシュです。どれも台所で使う物なので、すぐに手に取りやすいようにしています。
シンク下
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こちらは食器や調味料、大きめの保存容器を置いています。竹籠の中はジャガイモが入っています。
どれもそのままです。収納容器に入れたほうが取り出しづらくなってしまいます。そのままでも置けるように、持ち物はできるだけ減らしています。
コンロ下
鍋はステンレス鍋とミルクパンが一つずつ。
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ステンレス鍋はコンロの下の空きスペースに、ミルクパンは使用頻度が高いのでコンロの上に置きっぱなしです。
シンク上の棚
シンク上の棚には、身だしなみアイテムと工具類、消耗品の在庫を置いています。
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台所に身だしなみアイテムを置くのは、今借りている部屋に洗面台が無いので、台所が実質洗面台になっているからです。工具類は使う場面が部屋全体ですが、使用頻度が低いので空きスペースとなっている棚に置いています。
これで台所収納は以上です。
物が少なければ、収納は難しくありません。収納を難しくしているのは、物が多いからです。収納に悩む方は、まず物を減らしてみることから始めるのをオススメします。
ここまで収納について見てきました。ところで、
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どうして私は収納が苦手なんだろう?
と考えたことはありませんか?他の人は出来てるのに、どうして自分は同じことができないのか。何が違うから自分はできないのか。
そこで次は、自分自身を省みて収納が苦手な理由を考察してみました。
収納がどうして苦手なのか
収納が苦手なのは、シングルタスクが得意だからと考えました。つまり、マルチタスクが苦手ということです。
綺麗な収納について分析すると、以下のことを同時に考える必要があります。
- 物の配置場所
- 全体から見たバランス
物を使いやすい場所に置いたとき、周囲からどのように見えるかを同時に考える。これがシングルタスクが得意なぼくにはできないことでした。
使いやすい場所に置くと、見栄えは良くない。
見栄えを気にすると、置く場所が使う場所と離れてしまい使い勝手が悪くなる。
このバランスを取ることができない。だから、綺麗な収納はぼくには無理でした。
なので、『使う収納術』はシングルタスクで考えられるようにしています。減らす→区分け→設置の各内容において、考えることを一つに絞る。
- 減らす→1年以上使ってない物は捨てる
- 区分け→使う場所で分ける
- 設置→使う場所に置く
シングルタスクで考えることで、収納ができるようになった。そのように考察しました。
最後に
収納下手なミニマリストがやっている収納術を紹介しました。
御覧いただいたように、魅せ要素ゼロ・実用性だけを考えた収納術です。しかし、収納とはそれ自体が目的ではありません。取り出しやすく、仕舞いやすくすること。見た目はその次でも遅くないと思います。
そしてそのために大事なのがモノを減らすこと。物を減らせれば、収納の8割は終わったも同然です。是非使いやすい収納に挑戦してみてください。
本記事を読んでの疑問、実践してみたけどうまくいかなかった等あれば是非コメントで教えてください。可能な限り回答させていただきます。