- 風呂掃除がもう面倒で、なんとかしたい人

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
お風呂掃除は面倒です。
タイルの赤くなった溝を、ひたすらブラシでゴシゴシ擦り続ける。
浴室の扉に生えたカビを歯ブラシでこすり落とす。
臭い塩素系スプレーのニオイに鼻をつまみながら耐える。
なんで風呂掃除はこんなに大変で面倒なんでしょう?
考えた結果、面倒さとは完璧にやろうとすることから生まれていることに気付きました。
完璧にカビとか水垢を発生させない…そう思えば思うほど、風呂掃除は大変で、面倒になるんですね。掃除そのものが苦痛になっていくわけです。
なので、完璧にやることをやめました。そうしたら、意外と問題ありませんでした。
ぶっちゃけ、カビも水垢も健康に悪影響が出るほどなんてのはほとんどない。石鹸カスも同じです。
命に問題が無いのに、命に問題を与えるストレスを感じてまで掃除を完璧にやろうとすることに意味があるでしょうか、いやありません。
だから完璧にやろうとせず、手抜き掃除してます。そのほうがストレスは溜まりませんし、毎日やるのも苦ではなくなりました。そして、そこそこ綺麗になります。
たまに汚れが溜まることもありますが、毎日テキトーにやっておくことで落とすのも楽。すぐ終わります。
そこで本記事では、手抜きの風呂掃除の方法を紹介します。ちょっとした工夫でお風呂を問題ないレベルに維持できるようになりますので、参考にしてみてください。
手抜き風呂掃除
換気する
カビ対策は換気してください。換気さえしてればカビはほぼ発生しません。本当に。
カビの発生に重要なのは、温度、湿度、そして空気の滞留です。換気をすれば、この3つ全てに対策できます。
換気扇があれば、入浴後2~3時間は回してください。止めるのが面倒なら、一晩回しっぱなしでもいい。換気扇はほとんど電気代かかりませんから。
換気扇の音が気になる人は、浴室に小窓があればそれを開けてください。
大事なのは、浴室のドアを開けっぱなしにすること。換気に重要なのは空気の出口と入り口を用意することです。浴室のドアを空気の入り口にし、換気扇か小窓を空気の出口にしましょう。
そうして空気の流れを作って換気すれば、浴室内は乾燥し、カビは発生しません。
カビ落としで一生懸命ゴシゴシするより全然楽です。
浴室内の水気を落とす
浴室内の水気を落としておくことで、カビや水垢の発生を抑えられます。
じゃあどうすれば楽に水気を落とせるかですが、用意するのは水切りワイパーと体を拭いた後の使用済みタオル。
まずは風呂上りに水切りワイパーでサッと水切りします。凹凸の無い壁や浴槽なんかはこれだけでもう十分です。

一方、タイルなどデコボコがあるものはワイパーだときっちり水切りできなかったりするので、追加で使用済みタオルで拭き取ります。
ここでも楽をするために、ふき取りはテキトーで。大雑把にでも拭き取れば、あとは換気の力で乾燥します。
この作業を湯上りにサッと行うとさらに効果的。入浴のついでに行うことで面倒だと感じにくくできますし、湯上りで火照った体を少し冷ます時間にもちょうどいいです。
冬はちょっと寒いので、気持ち手早く行いますけども。
石鹸を減らす
お風呂の石鹸カスは何故溜まるのか。石鹸を使うからですね。じゃあ石鹸だったりシャンプーを使うのをやめれば、石鹸カスは溜まりません。

石鹸を使わないで入浴なんて不潔だ!
…なんて思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
毎日、体や髪を石鹸やシャンプーで洗ってるという方。綺麗にしたいという気持ちは分かりますが、実はそれ過剰洗浄だったりします。
お湯の洗浄力をなめてはいけません。体の脂は32~36℃で溶けるので、普通のシャワーのお湯で十分皮脂汚れは落ちます。
そこに石鹸まで使っては、落ちすぎてむしろ肌にダメージ。保湿のための皮脂すら落とすので、むしろ皮脂を過剰に分泌させる原因です。
ぼくは石鹸もシャンプーもあまり使ってません。1週間に1回くらいです。
シャワーを浴びてますがお湯だけ。髪も湯シャンだけ。それでも汚れはちゃんと落ちます。

ぼくは数年前から湯シャンや洗顔料を使わない洗顔をしていますが、以前より肌や髪のベトベト感が減りました。洗剤を使わないほうが、肌は綺麗になりましたね。

すると、石鹸カス汚れが激減しました。当たり前ですよね、石鹸使ってないわけですから。
それに排水口の詰まりも無くなったんです。前までは石鹸カスが溜まって詰まりを頻繁に起こしてたんですけど、すっかり解消しました。
元々湯シャンもお湯だけシャワーも、皮脂のベトベト感を減らすために始めたことなんですが、風呂掃除が楽になるという思わぬ副産物を生みました。
吊るす
浴室内に置いてた物は全部吊るしましょう。

シャンプーのボトルや石鹸受け。こういった物の足元は水垢や石鹸カスの溜まり場になります。かといって、毎日これらを持ちあげて水気を拭き取るなんてのは面倒です。少しでも楽にするために、吊るしちゃおうということ。
吊るしちゃえばシャワーのお湯で濡れても、勝手に水気は乾いてくれますから、水垢になりません。清潔さを保ちやすくなります。
吊るすと見た目はあまり良くないのが欠点。とはいえ、そんなことは風呂掃除を楽にできるなら些細な問題です。
ハードルは下げる
そして最後は一番大事。
掃除のハードルは下げられるだけ下げましょう。
ここまで紹介した方法を毎日行うのが理想的。ですが、理想はあくまで理想。毎日行おうとして面倒・苦痛・辛さを感じて、ストレスになっては百害あって一利なしです。
なので、面倒と感じないレベルにまで掃除のハードルを下げて実践してみてください。
換気は換気扇のスイッチ入れっぱなし。
水気落としは水切りワイパーだけ。
石鹸を減らすのは、むしろ体を洗うのが楽になるからオススメしたいくらい。
半年から1年くらいは無理しない掃除を心がけてください。大事なのは、お風呂を綺麗にすることよりも、ストレスを感じないことです。
人間不思議なもので、楽な掃除を続けていくとだんだんもっと掃除したくなります。
ぼくは、最初は水切りワイパーを使って水切りするまでしかやりませんでした。水を拭き取るところまでは面倒でできなかった。しかし数か月すると、欲張りになって「もっときれいにしたい!」と思うようになるんですね。
今でこそふき取りまでやってますが、それには段階を踏むことが大事です。
よく風呂掃除を好きでしている人は、毎日驚くほど徹底的に掃除してたりします。しかし、最初からそうだったわけではないはずです。少しずつ【もっと掃除したい】を増やしていった結果なので、これから掃除を始める人は真似しないほうがいいです。
最後に
ここまで楽にきれいにする手抜き掃除の方法を紹介しました。
掃除を面倒にする最大の敵は【完璧】です。完璧にしようとすればするほど、掃除は面倒になります。
見も蓋もありませんが、完璧に掃除しなくたって死にはしません。ですが、完璧に掃除しなければいけないことによるストレスは、病気のリスクを高め、死の危険があります。
完璧な掃除と、ストレスを溜めない掃除。どちらが正しいとかではなく、合ってるほうを選べばいいと思います。
ぼくはストレスを溜めないほうが合ってます。完璧は面倒だし、疲れるのでやりません。