- 1日1食って本当に健康にいいの?と疑問に感じる人
こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
健康を意識する人や、著名人も実践している健康法の一つに『1日1食』があります。
渡辺直美や福山雅治、タモリやビートたけしも実践。
しかし、著名人が実践しているとはいえ、本当に健康にいいのかは疑問に感じますよね。それに、著名人のようにストイックに生きる人向けで、普通の一般人には意味がない…なんて思いませんか?
ぼくも最初は1日1食の効果はあまり信用しておらず、とりあえずという気持ちで始めてみました。
それから2年。続けていくことで1日1食には確かな効果があることを体感しました。同時にデメリットも。
今回の記事は、2年間の1日1食を通して体感したメリット・デメリットを紹介していきます。
結論から言いますと、やった方が確実に良いということです。
それではさっそく、メリットから見ていきましょう。
メリットは4つ
1日1食のメリットは以下の通りです。
- 疲れ知らず
- 病気知らず
- 時間の節約
- 食材を余らせない
詳しく見ていきます。
疲れ知らず
食べたものの消化にはものすごいエネルギーを必要とします。
毎日三食きちんと食べると、その消化吸収エネルギーは、なんと42・195キロを走るフルマラソンで消費するエネルギーに相当するそうです。
引用元:船瀬 俊介「できる男は超小食」~三食消化はマラソンと同じ~
1日1食にすれば、消化に必要なエネルギーが減ります。
消化に必要なエネルギーが減ったことで、今まで体内に向かっていた分を外に使えるようになります。
1日1食にすることで元気がなくなるどころか、逆に元気になっていくのです。
病気知らず
1日1食となり食事の量を減らすと、体は一時的な栄養不足に陥り、飢餓状態になります。
この飢餓状態になることが病気知らずへと繋がります。
その逆に、満腹の状態は病気に弱くなります。
我々が、お腹一杯に飲食すると、食物中の栄養素が胃腸から血液に吸収されて、血液 中の栄養状態もよくなる。すると、それを食べた白血球も満腹になり、外からバイ菌やアレルゲンが侵入してきても、体内でガン細胞が発生しても十分に、食べようとしない。つまり、「免疫力」は落ちるのである。
引用元:石原結實. 「食べない」健康法
おなか一杯に食べると体が栄養満点になり、病気に強くなるような気がしますが、実際には逆の状態になってしまいます。
小食成功者として有名な方に、『無病法』著者のルイジ・コルナロがいます。
ルイジ・コルナロは、30代でさまざまな生活習慣病をわずらい、40代で生死のふちをさまよいました。
もはや小食以外に生きるすべはない…そう宣告された彼は、助かりたい一心で小食へと励みます。すると、わずか数日で回復の兆しが見え、1年後には完全な健康体に。最終的には102歳まで生きました。
病気の時こそ、あえて何も口にせず、体の治癒力を高めたほうがいいんです。
食と健康効果に関する本については、↓の記事でオススメをまとめています。
時間の節約
食事は準備から片づけに至るまで、様々な時間がかかります。
食事の回数を減らすと、色々な時間が浮くことになります。
買い出し・調理・食事・片づけ…これらの時間が減ります。
一人暮らしでも、準備に20分、食べるのに30分、片付けなら10分くらい。
1日1食になれば、1日2時間は浮く計算です。
また、食べる量を減らすので、その分買い出しにいく回数や時間も減ります。
そうして浮いた時間を、自分がやりたいことに使えるようになります。
食材を余らせない
1日1食にすることで、食材を余らせ、食べられなくなってしまうことが減りました。
食べないから余らせてしまうのでは?と思うところですが、実態は逆。
1日1食にすることで食べる量の目安が見えやすくなり、食材を買いすぎてしまうということが無くなりました。
1日3食で3日分の買い出しだと9食分を考えないといけませんが、1日1食なら3食分だけで済みます。これならどのくらい買ったらいいのかの計画が立てやすいですね。
ここまで1日1食のメリットを紹介してきました。
次からはその逆に、デメリットを紹介していきます。
デメリットは3つ
1日1食のデメリットは以下の通りです。
周囲に気を遣われる
これは「1日1食を目指す」と公言していたときにぼくが言われたことです。
1日1食というあり方はまだまだ世間的には普及していません。
同僚や医師からも言われ、「ぼくがやっていることは本当に正しいのか?」と迷うこともあります。
ルイジ・コロナロも、小食を実践していたころ友人などから忠告を受けていたと記しています。
四年前のことだが、友人や親戚のたび重なる忠告をしりぞけることができず、やむなく食事の量 少しだけ増やしたことがあった。医師たちの意見もあって、私の身をおもう親切心からかれらが言うには、私のそれまでの食事量では栄養不足だというのであった。
引用元:「無病法」
栄養を気にしすぎてストレスになる
1日1食しか食べない以上、何を食べるかが重要になってきます。
炭水化物、肉、野菜、魚、穀類、果物…
そのせいで、食べる物選びに神経を尖らせすぎてしまうのです。
- あれを食べてはいけない
- これにはあの栄養素があまりない
- この食材はこれ以上食べると栄養過多だ
と、食べることにストレスを感じるようになります。
いくら食べるものに気を付けていても、それがストレスを発生させていては健康的とは言えません。
何を食べるかは確かに大切ですが、多少のおおらかさもあったほうがいいです。
どんなものを食べたらいいのかについて、↓記事で紹介しています。是非参考にしてみてください。
加工品をまずく感じる
1日1食を続けていくと、段々市販の加工食品は不味く感じるようになってきました。
例えばカット野菜。ものすごい薬品臭い。
水にさらして臭みを抜こうとしても抜ききれない薬品臭さがもうダメ。
ケチャップやソース、ドレッシングなんかも甘すぎてダメ。
化学添加物や調味料の味に、敏感になってきました。
1日1食を始めてからは、原材料がシンプルな、余計な味が混ざっていない調味料のほうがおいしく感じるようになりました。
1日1食で実感した健康効果
ここからは実際に1日1食を続けてみて、実感した健康効果を紹介します。
効果は以下の通り。
病気無し
1日1食を始めて3年。この間、一切の病気にかかっていません。
寝込むほどの体調不良も無し。
全く不調が無かったわけではありませんが、不調にはとても敏感になりました。すぐに数時間休息をとればもう回復します。
病気で長期間身動きが取れなくなったり、苦しさを感じることはありませんでした。
仕事に遅れが出ることも無く、診察料や薬代もかかりません。
体重が変わらない
ぼくの体重は、身長170㎝に対し55㎏ほど。
BMIは19となり、普通体重をキープしています。
1日1食は、太ることはもちろん痩せすぎることもありません。
1日1食となる前は60㎏ほどだったので、5㎏ほど痩せたことになります。
1日1食でも、1日活動するための十分なエネルギーは確保できます。
快眠快便
1日3食のときより、快眠快便の日が増えました。
多く食べていたときよりも少なくなってからのほうが、便通は良好。
眠り足りないと悩むことも減りました。
1日3食という食べ過ぎが、体の機能を狂わせていたのだと思います。
最後に
1日1食のメリット・デメリット、感想を紹介しました。
もう一度まとめます。
- 1日1食メリット
- 疲れ知らず
- 病気知らず
- 時間の節約
- 1日1食デメリット
- 周囲に気を遣われる
- 栄養を気にしすぎてストレスになる
- 加工品をまずく感じる
- 1日1食で実感した健康効果
- 病気無し
- 体重維持
- 快眠快便
今回引用した書籍について
今回記事内で引用した書籍はKindleUnlimitedというAmazonの読み放題サービスで読むことができます。
KindleUnlimitedは月額980円で200万冊以上が読み放題。オススメのサービスで、ぼくはもう5年以上継続しています。
登録初月は無料体験もできます。
KindleUnlimitedについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は是非読んでみてください。