- 食品ロスを減らすための具体的な取り組みを知りたい
- 食費を減らしたい

こんにちは、せい(@aodama_s)です。手仕事大好きアナログミニマリストです。
昨今話題になりやすい食品ロス。食べられるものが食べられない状態になってしまうと、罪悪感を覚えてしまいますよね。それにお金も無駄になってしまうし、ゴミも増えるしでいいこと無し。
そこで今回は、1日1食の小食ミニマリストのぼくが食品ロスを減らすために取り組んでいることを紹介します。
食べる量を減らすと同時に、食品ロスもどうやったら減らせるかに一生懸命取り組んできました。おかげで、今はゴミ箱に入れる生ゴミはほぼ無し。食べられる物を捨ててしまうことは無くなりました。その取り組み内容を紹介します。
ではまず、食品ロスを減らす取り組みを紹介する前に、その効果について解説します。効果を理解することで、より食品ロスを減らすことに本気で取り組むようになると思います。
食品ロスを減らす効果

食品ロスを減らすと「もったいない」という罪悪感を減らすコトができますが、それ以外にも効果はあります。
その効果は以下の通り。
- 節約になる
- 生ゴミが減る
- 収納がきれいになる
それぞれ解説していきます。
節約になる

食品ロスとはつまり、食べられない食べ物です。食品ロスの多さはそれだけお金を無駄にしたということになります。

100円で買ったパンがカビて食べられなくなったとすれば、それは100円を無駄にしたということになります。
食品ロスを減らすということは、買った物・貰った物を余さず食べるということ。無駄が減りますので、食費の無駄も減るということ。つまり、節約になるというわけです。
生ゴミが減る

食品ロスが減れば、生ゴミも減ることに繋がります。生ゴミが減ることには様々な良い点があります。
- 台所の悪臭が減る
- ゴミ袋代削減
- ごみ焼却場の燃料費削減
食品ロスは食べられなくて損するだけでなく、その後の処理も増やす厄介物。しっかり減らすことで、後の面倒を無くすこともできます。
食品ロスを減らすこと以外にも生ゴミをうまく処理して悪臭を無くす方法を紹介しています。気になる方は読んでみてください。
収納がきれいになる

食品ロスが減ると、冷蔵庫や収納棚といった収納がきれいになります。
食べ切れるようになると、余分に食べ物や調味料を持たないようになるので、収納に空きができるようになります。ごちゃごちゃ感は無くなり、奥まで何があるかが見やすくなる。結果、収納はきれいになります。
奥まで見えるから買ったけど奥にしまい込んで放置してしまうことが減り、ますます食品ロスは減っていきます。良い循環が起きるわけですね。
ここまで食品ロスを減らす効果を見てきました。次からは食品ロスを減らす方法を見ていきましょう。
食品ロスを減らす取り組み10選
食品ロスを減らすために取り組んでいることは以下の通りです。
- いつまでに食べ切れるかを考えてから買う
- 1回で食べ切れる量だけを買う
- 長期保存できるものは避ける
- 冷凍庫を活用する
- 食べ切れるまで次を買わない
- 消費期限は気にしない
- 生ごみ処理機を導入する
- 食べられる箇所は可能な限り食べる
- 傷みやすい保存をしない
- 一日一食
- 買い物は食後に行く
実践できそうなものから参考にしてみてください。それぞれについて詳しく解説していきます。
いつまでに食べ切れるかを考えてから買う

食材を買うとき、何日までに食べ切れるかをざっくり計算しています。
1回で食べ切れるのか、2~3日か、1週間か、それとも1か月かかるのか。これを計算しておくことで、他の食材を買う時に期間が被るものは避けられるようにしています。
いくら食べたいと思っても、食べられる期限が短いものばかり買ってしまっては、食べるタイミングが被ってしまい食べ切れなくなる。そういう時は一部の食材は諦め、次の機会に回すようにしています。
1回で食べ切れる量だけを買う

セールなどでまとめ売りされていると、つい安いからといって買ってしまいます。しかし、実際には同じ物を連続で食べると飽きてしまう。そうして日を空けたらもう腐っていた…なんてことも。
そうならないよう、連続で食べると飽きやすい食べ物は、できるだけ1回で食べ切れる量だけ買うようにしています。総菜は飽きやすいので、大量に買って何食かに分けるような食べ方はしません。
大量に買っても腐らせて無駄にするくらいなら、割高でも食べ切れる分だけを買うほうが結果的にはお得だったりします。
長期保存できるものは避ける

食品ロスを減らすうえで、長期保存できるものは意外と盲点です。長期保存できるからロスせずに食べられると思いきや、長く保存しすぎて忘れてしまうからです。
砂糖や塩といった実質保存期間が存在しないものは別ですが、保存期間が長いからといって買いやすい缶詰やレトルトなどは買うのを避けます。買う時は、その日に食べ切る場合だけ。まとめ買いなどはしません。

以前、ふるさと納税で大量の鯖缶をもらったことがあります。長期保存できるし…と油断していたら、賞味期限切れ寸前になっていたことがありました。長期保存は食品ロスにおいて、意外な伏兵になります。
冷凍庫を活用する

冷蔵庫に入れても長持ちしない物、連続で食べると飽きやすいものは、1食分だけ取り分けて残りは冷凍します。
野菜は丸ごと買うとお得ですが、すぐには食べ切れません。なので、刻んでから密封袋に入れて冷凍します。そうすれば、味噌汁や炒め物にいつでも使えます。

たまに、冷蔵室より冷凍室の方が大きい冷蔵庫が欲しくなりますね。
食べ切れまで次を買わない

同じジャンルの食品なら、食べきるまで次を買わないようにしています。
例えば鶏肉を買ったら、それを食べ切るまで豚肉も牛肉も買わない。味噌味のインスタントラーメンがあれば、それを食べ切るまで塩も醤油味も買わない。チョコレートの大袋を買ったら、他のチョコ製品を買わない。
味違いといった理由で複数買うと、それぞれ中途半端に手を付けた状態で放置しやすく、食品ロスになる可能性が高くなります。食べ切ってから次を買うようにすれば、食品ロスは避けられます。
消費期限は気にしない

この取り組みは自己責任でお願いします。真似して体調不良に陥ったとしても責任はとりません。あくまでも、ぼく自身は実践しているということで紹介しています。
食品ロスにおいて、難しいのが消費期限や賞味期限です。
消費期限は「安全に食べられる期限」、賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。
引用元:ハウス食品『「消費期限」と「賞味期限」の違いは何ですか。』
賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるということではありませんが、なるべく期限内においしくお召し上がりください。
ぼくはこの2つが過ぎても、あまり気にしません。それよりも、実際の食べ物がどんな状態かを判断し、食べられそうなら期限を過ぎていても食べます。
例えば納豆は、1週間くらいは過ぎても食べます。糸が立たなくなるし食感も変わりますが、お腹を壊したことはありません。豆腐は少し酸っぱいくらいなら食べます。その代わり、十分に加熱してから。
食べられるかどうかは、自分の目と鼻と舌で確認します。
- 見た目に白いカビなどが生えていないか
- 本来しないはずのニオイが漂っていないか
- 酸っぱくないのに酸っぱくなっていないか
期限以内に食べ切るのが理想ですが、やはり忘れることもあります。そういうとき、自分の五感を駆使して食べられるものは食べます。

昔、食べたらすっぱいまんじゅうだったことがあります。すぐ吐き出しましたが、餡の部分が白かったので中にカビが生えていましたね。あれ以降、期限は当てにしないで、食べられるかどうかは自分の味覚を信じるようにしています。
生ごみ処理機を導入する

生ごみ処理機を導入したら、食品ロスを減らそうという気持ちが高まりました。
これまでは食品ロスになっても、もったいないと思いつつゴミ箱に捨てていました。しかし、捨てずに生ごみ処理機で処理するようになると、その処理の大変さを痛感。自分で最後まで処理することで、食品ロスを出したくないと強く思うようになりました。
最初は悪臭対策にと導入した生ごみ処理機。それがいつの間にか、食品ロスを減らすために最も効果的なものとなっていました。
家庭で手軽に、お金をかけずに処理したいならキエーロがオススメです。キエーロは土を使って生ごみを消す処理方法。家庭でも簡単に導入できますので、詳しくは以下の記事を読んでみてください。
食べられる箇所は可能な限り食べる

食べても問題ない箇所は可能な限り食べます。普段生ゴミにしてしまう箇所も食べることで、食品ロスを減らすことに繋げています。
例えば野菜の皮はほぼ剥きません。大根やニンジン、キュウリは一切剥きませんし、キャベツや白菜の虫食い箇所は洗ってそのまま食べます。
食べないのは繊維が強かったり、毒があるものだけ。玉ねぎや里芋などの皮、ジャガイモの緑色に変色した皮は食べません。

食べない箇所もそのまま捨てることはせず、生ごみ処理機で処理するか乾燥させてからゴミに出すようにしています。
傷みやすい保存をしない

冷蔵庫なら長持ちするといっても、そのまま入れてしまってはカピカピになったりカビが生えることがあります。
冷凍庫に入れるほど長い期間保存する予定がない食材は、密封袋に入れて冷蔵室に。空気を遮断することで食材は長持ちします。全部冷凍にすると解凍する手間も生まれますので、料理の予定によって冷蔵か冷凍か使い分けています。
一日一食

食事の量を減らすことで、食事の計画が立てやすくなり、食品ロスを減らせました。
1日1食を数年前から始めましたが、1日3食のころより食品ロスは大幅に減りました。食べる量が多いほうが食品ロスが生まれやすかったです。食べるからといって多めに買いすぎてしまい、余って腐り、ゴミにしていました。

1日3食のころは、食べすぎ・捨てすぎとよくない状態でした。
「1日1食しか食べないから」と思うと、買う量は自然とセーブされます。1週間だと7回しか食事しないわけですから、どれくらい買うか計算しやすいです。余りが減り、食品ロスは減りました。

1日3食のときはカップラーメンすら腐らせるほど食品ロスがヒドイときでした。食費は月4万円と高かったですし、今思うと本当に無駄なことをしていたと反省するばかりです。
1日1食について、以下の記事でメリット・デメリットを紹介しています。食費を減らしたい、健康的な生活を送りたいと考える人は是非読んでみてください。
買い物は食後に行く

お腹が空いた状態で買い物に行くと、食欲から食べ切れない量を買ってしまいがちでした。

どれもこれも美味しそうに見えて、ついカゴに入れてしまうんですよね。
そこで買い物は食後に出掛けるようにしています。空腹を満たしておくと、あれもこれも食べたいという気持ちにはならず、必要な分だけを買うようになりました。
最後に
食品ロスを減らすために1日1食ミニマリストが実践していることを紹介してきました。
食品ロスが多いことは、ごみ焼却場のコスト増や食べ物が十分でない国々との食の不均衡など問題があります。しかし、そんなことよりも個人としての損失が大きいことのほうが何よりの問題だと思います。
世界のためではなく、自分のために食品ロスを減らすために取り組む。それは巡り巡って結果的に世界のためになる。ぼくはそう考えます。
仰々しい建前はいりません。自分自身のために食品ロスを減らすことに取り組んでみてください。