こんにちは。
今回は、ネット上で活動する上でどうしても気になってしまうネット炎上、その炎上させている人たち(=極端な人)について書かれた本について紹介していきます。
炎上が怖い人は、この本を読むことで炎上させている人たち、炎上の裏側を知ることができ、炎上というものを冷静に見ることができるようになると思います。
炎上させている人たちは身近にいるかもしれない人
炎上と言うと、暇なニートがひたすらパソコンに張り付いて行っている…そうイメージする人もいるかもしれません。実際私はそうでした。
しかし、本著の調査結果では、実際に炎上に参加した人の職業は特別な傾向は無い、という結果になっています。もちろんその中にはニートも含まれますが、全体の3割にも満たないです。むしろ普通に働く一般社員が3割だったりします。
つまり、炎上させている人たちは普通の人たちということです。
炎上行為は日常の不満のはけ口
炎上させている人たちは、相手を「悪」とみなして平然と相手の人格攻撃を行います。ですが、もちろん普通の人は例え相手の行為に問題があったとしても、そこまでのことはしません。
では彼ら・彼女らがそういったことを行うのは何故でしょうか?
それは、実際に刑事事件にまで発展するほど炎上させた人たちが答えています。その答えは、最初は「正義感から」と答えるのですが、その本当の理由は違います。
本人たちは自分が正しいと思って、正義感からやったと考えていたとしても、心の奥底にそれとは異なる、生活や社会への「不満」があるということである。
このことから、炎上行為はただの不満のはけ口に使われているだけということがわかります。
炎上させている人たちは本当に少ない
炎上行為はまるで何百人にも攻撃されてしまっている…そう感じてしまうこともあるかもしれません。しかしその実態は、実はほんの数人だったりするのです。
ジャーナリストの上杉隆氏によると、自身のブログが炎上して700コメント程度ついた際にIPアドレスを確認したところ、コメントしていたのは、たった4人であったようである。
IPアドレスについて、あることを思い出しました。
私のおぼろげな記憶ですが、某政治マンガでは嫌がらせの書き込みをするシーンがありました。それは、IPアドレスを変えて複数人が書き込んだように細工していました。
その細工は1件書き込んだ後、モデムの電源を切っていました。モデムの電源を切ることで、IPアドレスを変更することができます。IPアドレスが変わると、IPアドレスを表示しても違うIPアドレスになっているので違う人物に見えています。その状態でまた書き込みし、あたかも別人が先ほどの書き込みに賛同したかのような書き込みをした、というシーンでした。
それは、当時はあくまでもフィクションだと思っていました。しかし、本著を読むと一人で数百件書き込む労力も惜しまないなら、それも決してフィクションではないのかなと感じています。
結論:炎上させている人たちは極わずかな八つ当たり人
まとめますと、炎上させている人たちはこの通りです。
日常に不満があるほんのわずかな人たちが、正義感という盾を使って八つ当たりに来ている、というのが私の結論でした。
実際に自分が炎上してしまうとそういった判断をするのは難しいかもしれません。なので、他人が炎上している様子を見て、その書き込みをしている人たちの裏の背景を想像してみましょう。
今の私には、炎上させている人たちはものすごく哀れな人にしか見えなくなりました。
本著にはここで取り上げた内容以外にも、極端な人ということでクレーマー等の人にも触れています。そういった人たちのことを理解することで、極端な人を怖れることも無くなるかもしれません。人は、理解できないものを怖れてしまうので。
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