焚火台で焦げ跡を防ぐなら焚火シートは遮熱シートがオススメ!検証結果も

 こんにちは。

 最近趣味で焚き火を始めた私です。

 焚き火を楽しむのは問題ありませんが、火を扱う以上周囲の環境に悪影響が出ないように配慮する必要があります。

 その中で特に気になるのが、焚き火台の下の焦げ

 

 長時間焚き火を行ったことで、焚き火台の下に熱が伝わり芝生に焦げ跡ができてしまうことがあります。

 せっかく焚き火を楽しんでも、このような跡を作ってしまっては火と一緒に楽しかった余韻まで消えてしまいますね。

 そのために焚き火シートというものが販売されていますが、正直その効果は疑問です。というのも、焚き火シートは難燃性の素材でできているため、火の粉や火のついた切れ端が落ちたとしても直接焦がすことを防ぐことはできます。

 しかし、難燃性と断熱性は別物。燃えることはなくても、焚き火シート自体が熱を溜めてしまい、その熱によって芝生が焦げる、なんてこともあります。

 実際、焚き火シートを使用したにも関わらず焦げ跡ができてしまったという話もあります。

 

 私自身も焚き火を始めた際に焦げ跡を発生させないよう、焚き火シートを2枚も用意して挑みました

焚き火シートを2枚重ね

 しかし、焚き火シートを2枚重ねにしても熱そのものを防ぐことはできず、焚き火シートの下は手でさわれないほどに熱くなってしまいました。

 この際には、焚き火シートに水を撒くことで気化熱を利用し、焦げるのを防ぎました。

 その時の詳細はこちら↓の記事で。

 しかしこれでは根本的な解決にはなっていません。そこでもっと良い焚き火シートはないか探した結果、ついにベストと思える製品に出会いました。

 それがこちら。

 TRUSCO遮熱シートスーパープラチナです。

 はい、焚き火シートではありません。業務用の遮熱シートです。

 価格も安価な焚き火シートの5倍はする代物。

 ですが、「来たときよりもきれいに!」したい焚き火愛好家の方にはぜひとも勧めたい一品です。

 ではここから、実際に使用した結果をお知らせします。

検証方法

今回の検証にあたり、条件は以下の通りです。

  • 焚火台とシートとの距離は20cm
  • 焚火台は鋳物製
  • 焚火を開始してから3時間後

検証結果

 焚火を開始してから3時間経過、遮熱シートに触れてみます。

 普通に触れました。これが焚火シートでしたら、熱がこもって一切触れないくらい熱くなっています。

 遮熱シート自体はひんやり感じるくらいで、手の甲が焚火台からの熱で熱いと感じます。

 ではいよいよ、肝心のシートの裏側です。

 全く熱くない!

 全然熱くありません!

 念の為にと焚火シートを敷いていましたが、それは完全に不要でした。

 もちろん、全く熱が伝わっていない状態でしたから、焚き火終了後の芝生の結果も良好!

 焦げ跡一切無し

 まさに文句なしの結果と言えるでしょう。

遮熱シートは絶対ではない

 さて、ここまで絶賛した遮熱シートですが、だからといって一切問題が無いわけではありません

 今回紹介した遮熱シートは、名前の通り熱を遮るシートです。ただし、その効果には断熱性は含まれていません。

 熱を遮るのに断熱性はない、というと矛盾に聞こえるかもしれませんが、ちゃんと違いはあります。

 商品説明には以下のように記載されています。

●熱反射性、耐熱性に優れています。●6ミクロンのポリエステルフィルムの両面にアルミニウム蒸着層をつけたフィルムと耐炎繊維朱子織物(高密度品)とをラミネートした複合品です。●輻射熱を反射します。

TRUSCO(トラスコ) 遮熱シートスーパープラチナ 1号 900X920 TSS-SP1

 重要なのは熱反射性。この効果によって、焚火台からの熱を反射し、シート自体は熱が溜まらないようになっています。そして、断熱性には一切触れていません。

 なので、実際の使用後にはこんな部分も見られました。

 何かしら燃えカスが落ちた跡だと思いますが、きっちり焼け焦げています。

 その裏面も。

 裏面からも、焼け焦げた跡が分かってしまいます。

 このように、焚火台からの放熱には抜群の強さを誇りますが、直に熱源が触れると意外と脆いようです。

 このシートはあくまでも遮熱シート。断熱シートではありません。

 なので誤った使い方としては、

  • このシートの上に別のシートを載せる
  • このシートの上で直火で焚火をする

 は厳禁となります。

 この遮熱シートの上に普通の焚き火シートを載せてしまいますと、その焚き火シートが熱を溜め込んでしまい、その熱は反射されずに地面にまで伝わってしまうかもしれません。

 そこまで用心する方は少ないかと思いますが、熱を反射させるという特性上、焚火台と遮熱シートの間を遮るものは無いほうがいいでしょう。

おまけ効果

 ちなみにおまけ効果といいますか、熱を反射させる特性上、周囲にはその熱が反射され温めてくれます。

これから寒くなる時期には、焚き火の暖房効果がより高まることでしょう(夏には地獄かもしれません笑)

最後に

 遮熱シートの紹介でした。

 買ったときにはそこまで効果があるかは半信半疑でしたが、その効果は予想を遥かに超えていました。

 これで私の今後の焚火ライフは、焦げ跡を心配することなく安心して焚火を楽しむことができます。

 焚火台の下を絶対に焦がしたくないという方にはぜひとも勧めたい一品です。

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