今回の記事は、ミニマリストはなぜ押し付けがましいのか?についての考察記事です。
ミニマリストの中には他人にしつこくミニマリズムを押し付け、あげくには他人の物を勝手に捨てようとする輩がいます。
そのような人のせいで、ミニマリストに対し良くないイメージを持っている方は少なくありません。
どうしてミニマリストは押し付けがましいのか?
そのことについて早速考察を始めていきます。
目次
ミニマリストが押し付けがましい理由の結論
まず考察の結論から言います。
押し付けがましい人がたまたまミニマリストになってミニマリズムを押し付けてくるという結論です。
あくまでもミニマリズムに人が押し付けがましくなる原因は無く、もともとその人に押し付けがましくなる原因がある、というものです。
次から、その結論に至った考察の内容について紹介していきます。
考察
ミニマリズムはカルト宗教に例えられる
まずミニマリズムといいますと、よくカルト宗教みたいだという意見を目にします。
確かにその通りで、考え方として社会常識に照らし合わせた時、偏っています。
また、非常に分かりやすいが、その一方で如何にも論理に欠けています。

『物を捨てれば幸せになる』とだけ聞くと、まさにカルト宗教の怪しい教義そのものですね。
実際にはちゃんと論理として説明はできますが、一般的な受け取り方としてはカルト宗教と同じです。
そしてカルト宗教といえば、知人友人親戚を宗教に誘う熱狂的な信者がいますね。
熱狂的な信者と、押し付けがましいミニマリスト。
この二つはなんだか似通っているような気がしませんか?
そこで、カルト宗教の熱狂的な信者とはどのようなものか?
そこに押し付けがましいミニマリストとの共通点は無いか、検証していきます。
カルト宗教の信者との共通点
カルト宗教の熱狂的な信者については、↓のサイトを参考に考察させていただきました。
↑のサイトより、カルト(新興宗教)にハマる人の特徴・自己愛性人格障害(NPD)という記事の内容から、共通点を模索していきます。
カルト宗教において、熱狂的な信者と呼ばれる人は以下の3つのタイプに分類されるようです。
- 依存タイプ
- 原理主義タイプ
- 上昇志向タイプ
それぞれのタイプを見ていきます。
これより以下の引用は全てカルト(新興宗教)にハマる人の特徴・自己愛性人格障害(NPD)からとなるため、引用元は省略させていだだきます
依存タイプ
依存タイプの信者は、自信の不安や悩みを解消するために、宗教にすがるタイプです。
ミニマリストというと、↑と同じ理由で始めた人を結構見かけますね。
物を捨てることで問題が解決したと言う人、あるいは汚部屋だった部屋をどうにかするためにミニマリストになったという人。
最初の問題が大きかった人ほど、ミニマリストになったときかなり熱狂しているように見えます。
原理主義タイプ
原理主義タイプの信者は、宗教指導者や協議に心酔しているタイプです。
このタイプはまさしく押し付けがましいミニマリストの特徴ともいえますね。
物が多い人に対して排他的な言動はもちろん、近しい人の場合には勝手に物を捨てたりなど、物を捨てれば幸せになれるという行動を正しいと信じ切っています。
上昇志向タイプ
上昇志向タイプの信者は、宗教団体内で昇進することに熱心なタイプです。
これもミニマリストによくみられる傾向ですね。
持ち物の数が少ないこと、部屋の空白が大きいことなど、ミニマリスト内でマウントの取り合いのようなやりとりもたまに見られます。
SNSに物のない部屋の写真をあげて、いいねを貰おうというのもこれに近い行動かと思います。
ここまでカルト宗教の熱狂的な信者と、押し付けがましいミニマリストとの共通点を見てきましたが、ここまでほぼ一致していますね。
こう見ると、ミニマリズムが一種の宗教みたいだと思われるのも仕方ないかもしれません。
さて、この熱狂的な信者ですが、熱狂的になってしまう根本の原因として、自己愛性人格障害(NPD)という病気があると記事内では触れています。
では今度は、NPDと押し付けがましいミニマリストで共通点が無いか見ていきましょう。
NPDとの共通点
そもそも自己愛性人格障害(NPD)とはどういった病気でしょうか?
記事内では↓のように説明されています。
自己愛性パーソナリティ障害(NPD:Narcissistic Personality Disorder)とは、他者をコントロールし、傷つけたり搾取したりする病気です。
自己中心性、特別意識、共感力欠如を特徴とし、男性にも女性にも見られる障害です。
引用元:自己愛性パーソナリティ障害とは?
ではその特徴を、押し付けがましいミニマリストと共通するかどうか検証していきます。
これより以下の引用は全て自己愛性パーソナリティ障害とは?からとなるため、引用元は省略させていだだきます
自己中心性…自分の思い通りにならないと気が済まず、癇癪を起こす
家族や職場などで、他人が物を捨てないことにいら立つという意見は結構見られますね。
共通していると言えるでしょう。
特別意識…自分は特別だと考え、感謝や謝罪の気持ちを持たない
人の物を勝手に捨てながら、非難されても自分は感謝されるべきだと言う傲慢なミニマリストも稀に見られます。
共通している点ですね。
共感力欠如…思いやりに欠け、人の気持ちや痛みが分からない
ミニマリストにおいても思い出の品はどうするかは永久の課題ですが、それに対し遠慮なく「捨てればいい」と言い放つ人がいます。
自分の品はその人の自由ですが、他人の思い出の品に口出ししていい権利はありませんね。
そのように言うことが相手をどんな心境にさせるのか、その想像ができない人もいます。
ここまでNPDとの共通点を見てきましたが、見事に押し付けがましいミニマリストと共通しています。
ここまで一致していれば、押し付けがましいミニマリストとは、自己愛性人格障害と言っていいと思います。
つまり、ミニマリストになったから押しつけがましくなったのではなく、もともとNPDの人がミニマリストになってカルト宗教の信者のごとくミニマリズムを押し付けるようになった、というのが考察の結論です。
ここまで読んでくださった方は、この考察の結論に納得できたでしょうか?
考察の結果にぼく自身が納得する理由
この考察結果は、なによりぼく自身が納得しています。
かつてのぼく自身が押し付けがましいミニマリストであり、そのときの心情に突き刺さる内容だったからです。
SNS上では押し付けるような発言は慎むようにしていますが、そうなる前、リアルでは押し付ける言動をしていました。
↓は過去のぼくの発言の一部です。
- 「あれを捨てればもっと効率的に仕事ができる」
- 「こんなに置いて邪魔だ。さっさと捨てればいいのに」
- 「机の上にこんなにおいて、それでもうこの仕事何年目?」
今思い返せばひどい発言ですが、当時のぼくはものを持たない・捨てることが正義であり、そうでない人間は愚か者とさげすんでいました。
そしてその原因は元々ぼく自身にあったものであり、ミニマリストになった大義名分を得てその自己愛を振りかざしていたんだと思います。
この考察は過去のぼく自身を振り返るものでもありました。
過去のぼくの見たくない部分をまざまざと見せつけられるようで非常に辛い内容になりましたが、だからこそ意味のある考察になったと思います。
最後に
なぜミニマリストは押し付けがましいのか?の考察でした。
簡単にまとめます。
- ミニマリズムに押し付けがましくなる原因は無く、ミニマリストになる人間そのものにある
- 押し付けがましい様子はカルト宗教の熱狂的な信者と同じ
- 押し付けがましい原因は自己愛性人格障害という病気
- 自己愛性人格障害者がミニマリストになると押し付けがましいミニマリストになる
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。せい(@aodama_s)です。30代独身男性ミニマリストです。