ミニマリストになると幸せになる?ミニマリストが語る幸せを解説!

ミニマリストになったら幸せになれた!

そう口にする人は珍しくありません。

友人と一緒にお茶をしてきた!幸せ!

普通の人からすれば、「そんなことで?」と思うような些細なことで幸せだと語ります。

どうしてミニマリストになると幸せになれるのか?
ミニマリストの幸せとは何なのか?

この記事では、ミニマリストの語る幸せについて解説します。

この記事を読むことで、

  • そもそも幸せとは何なのか
  • ミニマリストが些細なことで幸せを感じる理由

が分かります。

ではまず、幸せとは何なのかについて解説します。
この幸せの定義をはっきりさせることで、ミニマリストが些細なことで幸せを感じる理由も分かってきます。

幸せとは?

幸せとは、心が穏やかな状態を指します。

それはわかるけど、イマイチピンと来ないんだよなぁ…

では、凪の海をイメージしてみてください。
凪とは、波風が一切ない状態です。
海と言えば波は当たり前ですが、その波が無い海です。

凪の海のイメージはこの後の解説でも度々出てきますので、しっかりイメージしておいてください。

では幸せではないとき、海はどんな状態になっているのか。
そこには、不安という波が暴れ狂い、怒りという豪風が吹き荒れ、焦りという津波が押し寄せる。
そんな状態になっています。

またこの海の状態は、なにもマイナスの感情だけに限りません。
プラスの感情…喜びや楽しみ、嬉しさも含みます。
こういった感情でも、海には波が起き、凪の海ではなくなります。
つまり、幸せの状態ではないのです。

喜びや楽しみは、幸せとは違うっていうの?

例えるなら、凪の海の幸せとは、ただ海に浮かび漂うようなもの。
一方、喜びや楽しみはサーファーが波乗りを楽しむようなものです。
楽しくはあるけれど、疲れるし、危険もある。不安もどこかにあります。
それらが一切ない状態、凪の海こそが幸せであると考えます。

ここまで、幸せ=心が穏やか=凪の海と解説してきました。
では次からは、どうやったら心を穏やかにできるのか?その方法を紹介・解説していきます。

心を穏やかにする方法

心を穏やかにするには、心の波を消すことです。
心が穏やかではないときは、心の海に波が起きています。
その波を消すことで、穏やかにすることができます。

心の波を消すって、そんな簡単にできるの?

簡単かどうかは、人それぞれになってきます。
なぜなら、心の波を消す行為=その人が幸せを感じる行為だからです。

ではここから、心の波を消すステップを紹介していきます。
簡単に言いますと、心の海には二つの波があり、その波をぶつけ合うことで互いの波が消え、凪の海にするというイメージです。

二つの波とは?ぶつけ合うとは?その辺を詳しく解説します。

①内側の波が起こる

心の海には、自分が生み出す波があります。
水平線側から起きる波ではなく、砂浜側から起きる波でイメージしてみてください。
これをぼくは内側の波と定義します。

内側の波とは、不安や焦り、あるいは喜びや楽しみといった感情を指します。
喜びや楽しみはいずれ消えてしまいますが、不安や焦りは何もしないままでは消えることがありません。

不安や焦りといった感情による内側の波は、普通の人にはいつも起きています。
ですから、人はなかなか普段幸せを感じることができません。

この内側の波を消すのが次のステップです。

②外側の波を起こす

外側の波とは、外からの刺激です。
不安や焦りを打ち消してくれるような行為を指します。

例えるなら、お金が無くて不安の波を起こしている人は、何もしないでいるとその不安の波で海は大荒れです。
ですが、働くことで、働いたという刺激による外側の波が起き、その波と不安の波が衝突し相殺。
海から波が消え、穏やかになれます。

幸せとは、この自分の内側から起きる感情を、外からの刺激・行為によって打ち消した状態のことです。
ですから、幸せをずっと感じ続けるのは難しい。
波が消えているのは、ほんの一瞬だからです。

幸せになるための方法とは、こんな単純なものです。
しかし、なぜか難しい。
同じことをしても幸せになれない。
それは、内側の波が人によって大きさが異なるからです。

では次からは、幸せになるのが難しい理由を解説します。

幸せになるのが難しい理由

幸せとは、内側の波と外側の波が衝突し、波が消えた海であることは解説してきました。
しかし、そんな単純なのに幸せになるのは難しい。
どうしてか?

それは、ぶつかる波の大きさが同じでなければならないという点です。

例えば、お金に大きな不安を持っている人は、その分起きる波が大きくなります。
そういう人の場合、少しの収入や少ない就業時間では、その不安の波を打ち消すだけの外側の波が起きません。

外側の波は内側の波に飲み込まれ、変わらず心の海は内側の波で荒れたまま。
これでは幸せとは言えません。

人によって抱える不安の大きさが異なるから、その不安を打ち消すための行動も変わる。
だから、誰かにとっての幸せな行為が、他の人では幸せを感じないのはこういった理由からです。

大きな不安を抱える人は、内側の波も大きい。
それを相殺するための外側の波も、それ相応に大きいものでなければならない。

では、どうやったら、自分の不安な心の大きさを知ることができるのか?
それを次から解説していきます。

不安な心を感じとる方法

不安な心を感じとるための簡単な方法は瞑想です。

瞑想して心を無にしろってこと?

そういうことではありません。

瞑想という非生産的な行動を行っているときに、どれだけ落ち着いていられるかを測るためです。

普通の人は何かしらの生産・消費活動をしていないと不安を感じます。
それは働くことであったり、家事であったり、あるいは友人とレジャーを楽しんだり、買い物であったり…
そういったことを瞑想により全て絶つとき、どれだけ不安を感じるかです。

ぼく自身の経験からですが、瞑想が1分持たない人は相当大きな不安を抱えています。
常に何かしていないと気が済まないという人は、それだけ内側に不安の波が起きており、常にその波を打ち消すために何かしていないと落ち着けないということです。

逆に瞑想を長く続けられる人は、不安が小さいということです。
不安が小さいということは、内側の波も小さく、相殺するための外側の波も小さく済みます。

外側の波は、どれだけ激しいか・刺激的かで波の大きさが変わります。
派手なことが好きな人ほど、実は不安が大きい人です。
それは、派手さで大きな刺激を受け、その刺激で大きな外側の波を起こさないと不安の波に飲み込まれるから。

自分の不安をどうやって感じとったらいいのかを解説してきました。
では次からはようやく、ミニマリストが些細なことで幸せを感じれる理由について解説していきます。

ミニマリストが些細なことで幸せを感じる理由

ミニマリストは散歩だったり、友人とのちょっとしたおしゃべりだったり、日光浴だったりと些細なことで幸せを感じることができます。

それはミニマリストは不安が小さいからです。
不安が小さいから、内側の波も小さく、その波を打ち消すための外側の波も小さくて済むからです。

散歩による小さな外側の波で打ち消せる程度の小さな内側の波しか起きていないのです。

ミニマリストの不安が小さいのは、不安の要素を身の回りから排除しているからです。
不安とは、将来どうなるのかわからない恐怖から起きます。
それは例えば、今の人間関係がこの先も続くかどうかわからない不安。
今乗っている車が、いつまで乗れるのか分からず、買い直したときにどれくらいの費用になるか分からない不安。
今働いている会社が倒産したとき、貯金だけでどれくらい生活できるのか、すぐに再就職できるのか分からない不安。

上記のような不安に対し、ミニマリストならこう考えます。
信頼できる人間関係以外は断ち、付き合い上仕方がない人間関係は、切れる前提で付き合う。
車はそもそも必要ない、だから持たない。
家計簿をつけ、月々の出費を把握しておく。今の資産で何カ月生活できるかの目途を立てておく。いつでも会社を辞められる準備をしておく。

ミニマリストはこのように、物や事、人間関係、環境を手放すことで不確定要素を手放し、感じる不安を小さくしています。
だからミニマリストの幸せを感じるための行為は、些細なことで問題ありません。
過度な行為は必要ないのです。

そもそもミニマリストってどんな人?

ここまで読んできたけど、そもそもミニマリストがどんな人なのか分からない…という方に向けて、↓の記事でミニマリストとはどんな人なのかを解説しています。
気になる方はぜひ読んでみてください。

ミニマリストになるとはどういうこと?ミニマリストとは?

最後に

幸せとは、そしてミニマリストが些細なことで幸せを感じる理由を解説してきました。

簡単にまとめますと、

  • 幸せとは心が穏やかで凪の海のようなもの
  • 凪の海は不安や焦りなどの負の感情から起きる波を、行動によって打ち消した状態
  • その行動がいわゆる幸せを感じる行為となる
  • 不安や焦りは人によって大きさが違う。だから、幸せを感じる行為は人によって異なる
  • ミニマリストは不安が小さい。だから些細なことで幸せを感じることができる

ミニマリストの幸せについて、納得できたでしょうか?

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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