[雑記]ブログのネタ目的にすると途端につまらなくなる法則

今回の記事は、ブログのネタ目的で何かすると、全然面白くないというお話です。

桜が満開を終え、一気に散り始めた今日この頃。

そんな春ど真ん中の夜は、散歩をするにはとてもちょうどいい時期です。

時刻は20時39分。気温は16℃。長袖を羽織って外に出掛けます。

外に出ると、寒くも暑くも無い空気。長袖がちょうどいい。

夜というものは、静かなのに五月蠅いという矛盾の世界。

静寂が支配しているからこそ、物音一つ一つが際立ち、耳に届いてきます。
車の走行音。
側溝を流れる水の音。
どれもが耳に痛く響いてくる。

日中は逆に、五月蠅いけど静か。小さな物音があちこちから響くせいで、音同士がケンカして何の音なのかよく分からない。

聞こえるけど聞こえない。そんな夜と昼との音の違いを感じます。

春を迎えた夜に新たに加わったボーカルは蛙。

大合唱と呼ぶには程遠く、せいぜい1,2匹が鳴いてるくらい。それくらいが、この夜にはお似合いです。大合唱は嫌いじゃないけど、好きでもないです。

電車の音もまた、夜は際立って響きます。ちなみに電車といえば「ゴトン、ゴトン」という音がイメージされますが、これは昔のレールは短く、そのつなぎ目の段差を走る音だそう。今はレール一本一本の長さが長くなったので、つなぎ目の数が減り、段差も減ったのでゴトンゴトンという音も減ったとか。

短い理由は、レールは金属製なので熱膨張によって線路が曲がることを恐れて、短くしたんだとか。しかし、実際には熱膨張で線路が曲がることは無いと分かったため、今は長くしたそうです。

思い込みというのは、どの業界でもあるものですね。

今回の夜は、月が半分。

カメラの性能が低いので満月のように見えますが、半月です。おかげで、灯りがなくても夜道を歩くことは問題なし。

このカメラでは普段なら捉えられない鉄塔も、わずかに写せるくらいに明るいです。

とはいえ、それと自分を照らさないのは別。いつものように、サコッシュにランタン型電灯をぶら下げています。

そういえばつい先日、自転車で走る高校生を見かけましたが、なんとライトもつけずに走っていました。というより、ライトが付いていない自転車だったかも?

おいおいと思いましたが、夜目に自信でもあるんでしょうかね。自分が分かればいいと思うのは、若気の至りでしょうか。まぁ彼の向かう先は田んぼに挟まれた道なので、精々気を付けろよと思いました。

しかし、今日の夜散歩は……なんだかつまらない。

なんだか思考が捗らないし、もう帰ろうとか思ってしまう。つまらないという感情に支配され、その果てには「つまらないという感情とは何なのか?」なんて考えだす始末。

そうして、どうして今日の夜散歩はこうもつまらないと感じるのかを考え続けて、『ブログのためだから』という結論に落ち着きました。

今日の夜散歩は、平穏すぎて何もネタが無く、久しぶりに夜散歩をネタにしてみるかと思い出掛けたもの。そんな、ブログのネタ目的の行動は、物事をつまらなくさせると思いました。

とはいえ、実はそれが今日初めての経験というわけでもありません。

数年前、「よく散歩するからその散歩を動画にして投稿してみようかな」と思い、ORDROと呼ばれるウェアラブルカメラをクラウドファンディングで支援したことがあります。

↓こんな感じのカメラです。

しかしその挑戦は、ただの1回も動画投稿することなく終わりました。カメラを身に付けて散歩し始めたら、もう散歩がつまらない。歩きたくないしもう帰りたい。

動画映えを意識して、視界を固定したり、あるいは景色を眺めるにしてもちょっとゆっくりめにしたり…そんなことばかり考えていたら、全然散歩が楽しくありませんでした。

ぼくはこんな思いをするために散歩をしているんじゃない。そう思ったら、さっさとカメラはメルカリで売ってしまいました。

ブログや動画、そういったことのネタのために行動すると、一気につまらないと感じ、辞めたくなる。そんな自分がいるということを、この夜散歩で改めて再認識しました。

このブログの記事はほぼ、記事のためにやったことがありません。全て『それ』をすることが目的であり、その副産物としてブログのネタにしている。

ブロガーですが、ブログは二の次。まずは自分が楽しむこと。楽しめた事や、何か感じたことをブログのネタにする。それを守らないと、ブログ自体が嫌なものになってしまう危険性がある。

もし、ブロガーにしろあるいはXにしろ、それが続かないという人は、ブログやXの方が目的になってしまうからやめてしまうのではないか。ネタができたから発信するのではなく、発信するためにネタを探す。そのような在り方では、長続きできなくなるのではと思いました。

それではまた。

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