未だ外出は思うようにできず、特に映画館のような密になりやすい空間は行きにくいもの。
でもたまには大画面で映画が観てみたい。なら、家庭で大画面を体感できるプロジェクターを買ってみようかなと考えている人は居ませんか?
そこで、今回購入したプロジェクター
『YABRE Y31 6600lm 4KフルHD』について、レビューをしていきます。
最初にレビューの結論はをまとめておきます。
良い点は
- 接続してすぐ見れる(電源ONから10秒で投影できる)
- スクリーンが無くても白い壁紙で十分
- 発色は鮮やか、細かい文字も見やすい
- 入力端子が豊富(接続ケーブルもあり)
良くない点は、
- サイズが大きい
- 排気音はそこそこ五月蠅い
- 音質は良いとは言えない
- 映像のラグがあり、ゲーム画面には不向き
- 無線出力は無く、有線のみ(ワイヤレスイヤホン等は使えない)
目次
本体性能
外観
外観サイズは、
横31cm 高さ10cm 奥行23cm となっている。
正面
まずは正面。レンズに白いプラスチックのケース。

上面
上面。左上に操作盤がある。

操作盤
左上の操作盤。電源ボタンや設定の調整ができる。

リモコン
操作盤とは別にリモコンも付属している。

ただし、リモコン用の単四電池は付属してないので、リモコン使いたい人は別途購入を。
背面
背面。出力端子が集中している。

端子の内訳は、
- 電源
- HDMI入力端子 ×2
- VGA入力端子
- AV入力端子
- オーディオ出力端子
となっている。
なお付属品として、各種端子用のケーブルがついている。
付属ケーブルのコード長さは以下となる。
電源ケーブル | 105cm |
HDMIケーブル | 130cm |
VGAケーブル | 130cm |
3 in 3 AVケーブル | 95cm |
3 in 1 AVケーブル | 11cm |
昔のビデオデッキ対応の3in 3 AV端子もついている。

左がビデオデッキ等へ差し込み端子。
右がその端子を1本にまとめる端子だ。
こういった変換用のケーブルまでついているのはありがたい。
右側面
正面から見て右側面。

一見するとUSB端子のみ2か所だが、中央から左の範囲は排気熱用のファンとなっている。
底面
底面。

4か所のねじ穴と、中央にカバーが付いている。
この4か所のねじ穴は天井からの吊り下げの他、 ねじ込み式の高さ微調整ダイヤルを取り付けられる。

なお、 高さ微調整ダイヤル は最初は外されたままなので、必要な人は取り付けるといいだろう。
ただし、注意点としてねじ穴が最後まで切られていないことがある。

実際、私の購入したものは上の状態だ。
左のダイヤルは最後まで回ったが、右のダイヤルはこれ以上回らなかった。
無理してねじ込んだら抜けなくなってちょっと焦った。
私はダイヤルも天井吊りもしないので気にしないが、天井吊りをするならまずがこのねじ穴が最後まで切られているか確認しよう。
中央のカバーはねじを外せば取り外せる。

ちなみに外したカバーに何か書かれているが、書かれている内容は以下だ。
『LCDパネルクリーニング用の取り外し可能なダストカバー』
清掃する際に外すカバーのようだ。
使用感
投影までにかかる時間
実際に画面が投影されるまでにかかる時間は、
電源をONしてから出力されるまで…6秒
出力して最初の起動画面の表示時間…3秒
となり、電源ボタンを押してから投影されるまでの時間は約10秒。さらに、昔のプロジェクターにありがちな徐々に光源が明るくなっていくということはなく、最初からはっきりと映し出される。
投影画面
ではいよいよ実際に投影した状態だ。
部屋を真っ暗にした状態での投影
写真は夜に部屋を真っ暗、かつスクリーンを使用せず白い壁紙に投影したもの。

発色はよく、文字もくっきりしている。
これはまず問題ない。
部屋を明るくした状態での投影
次は夜に部屋を蛍光灯で明るく、かつスクリーン無しで白い壁紙に投影した場合。

さすがにぼんやりとしてくるが、それでも普通に見る分には全く問題ない。
部屋が明るいままでの使用も問題ない。
上記の投影での接写。

端のほうの「登録チャンネル」や「ライブラリ」の小さな文字もギリギリ読むことはできる。
6600lmは伊達じゃなかった。
明るい部屋でこの小さな文字も読めるのだからかなり優秀なプロジェクターだ。
日中の太陽光が差し込んだ部屋での投影

さすがに太陽光には勝てない。
かなり薄く見えるので、太陽の下での使用は無理だ。
投影サイズ
なお、一例として今回の投影環境とスクリーンサイズを載せていく。
プロジェクター設置位置
設置場所 | 出窓 |
地面からの高さ | 78cm |
プロジェクターから壁までの距離 | 300cm |
高さ微調整ダイヤル | 不使用 |
高さ調整ダイヤルを使ってないので、プロジェクターを真正面から投影したものだと思ってくれればいい。
上記条件での投影スクリーンサイズ
横 | 200cm |
高さ | 115cm |
地面からの高さ | 39cm |
上記のスクリーンサイズは、インチで言うと90インチとなる。
つまり、3mの距離からならば90インチのスクリーンサイズになる。
取扱説明書では、下記のように具体例が載っている。
距離 | 投影サイズ |
1.75m | 50インチ |
2.4m | 72インチ |
3.3m | 100インチ |
3.9m | 120インチ |
4.3m | 160インチ |
5.5m | 200インチ |
8m | 300インチ |
購入する際、どこに設置するとどのくらいのスクリーンサイズになるのか、参考にしてみるといいかも。
排気音
プロジェクターと言えば気になるのはファンの排気音だ。
これがうるさすぎるとせっかくの動画の気分に水を差される。
で、実際どれくらいだったかというと…
普通のプロジェクター並みだった。
これではあまりにアバウトなので、他に近いものでいうと…
サーキュレーターや扇風機の風量中くらい。
風量弱ほど静かではないが、強ほどうるさくはない。
スマホの騒音測定器で測定してみたが、プロジェクターから50cmほどの距離で50dB前後。
音質
プロジェクターのスピーカーは音質に関しては普通といったところ。
各段優れているとは思わなかったので、あまり期待しないほうがいいだろう。
映像元とのラグ
今回私はノートパソコンと接続するという方法を用いている。
その際の、ノートパソコンとプロジェクター投影映像とのラグだが、ほぼない。
プロジェクターの映像と、ノートパソコンからの音声出力でのずれは無かったので、その辺は大丈夫だろう。
ただし、マウスカーソルについては若干ラグあり。
試しにプロジェクター投影しながらゲームをやってみたが、マウスカーソルがついてこなくてプレイには難ありだった。
ゲーム画面としての使用は×である。
気になる点
では使ってみて、他に気になった点をいくつか挙げていく。
レンズのカバーが付けられない

この白いプラスチックのカバー。
購入当初ははまっていたのだが、はめられない。
むしろどうやってはめたんだと言いたくなるくらいはめらない。
無理にはめようとして破損させるのが怖くて諦めた。
カバーを付けなくても問題ないが、気になったところだ。
モバイルプロジェクターとの違い
本機は昨今増えつつあるモバイルプロジェクターと違い、据え置きタイプのプロジェクターだ。
なので、モバイルプロジェクターとの違いを説明していく。
バッテリーは無い
本機にはバッテリーは無い。
なので、電源を直接差したままでなければ稼働はしない。
無線接続はできない
本機はすべて有線接続のみである。
映像も、音も有線。
スマホからの無線接続ももちろんできない。
たた、スマホとの有線接続は可能なので、専用のアダプターを購入すればいい。
もしワイヤレスヘッドホンで、音の臨場感を楽しみたいのなら、別途Bluetooth用のイヤホンアダプターの購入が必要だ。
わたしのやらかし
なお、上記におけるワイヤレスヘッドホンもしくはイヤホンを使用したい場合、プロジェクターから音を取るならアダプターが必要だ。
が、映像元の媒体が無線対応しているなら、そちらから音を取ればいいのでアダプターは要らない。
…それに気づいたのはアダプターを購入してからだった。
映像はプロジェクターで、音声はノートパソコンからでとれば何も問題ないのに、なぜか私は律義に音声もプロジェクターから取ろうとした。
けれど、先にノートパソコン側でワイヤレスヘッドホンとの接続をしておけば、わざわざプロジェクターから音声を取る必要はない。
もちろんHDMI接続なら、プロジェクターから音声は流れる。
しかし、ノートパソコン側でワイヤレスヘッドホンを接続させればプロジェクターから音声は流れず、ワイヤレスヘッドホンだけの音声を楽しめる。
プロジェクターが無線対応してないならアダプターを買わなくては!と思っている方は、まず映像元の匿体が無線対応しているか調べよう。
映像元の匿体から音声を取ればいいので、アダプターは必要ないのだ。
まとめ
部屋の中で大画面ときれいな画質で動画や映画を楽しみたい!という人には是非ともオススメする逸品だ。
しかも、壁が白い部屋ならスクリーンも不要。
しかも、今ならamazonで3、000円offのクーポン券が利用できる!(2020/10/23時点)
決して安くはない買い物だが、とてもいい買い物だった。
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