今回の記事は思い込みを手放すということで、『洗剤を使わないなら洗濯機のすすぎはやらなくて済むはず』を検証しました。
これまでぼくは、洗濯用洗剤は使わなくても問題ないということを検証してきました。
関連記事→ミニマリストが洗濯用洗剤をやめたお話。やめるまでの経緯をお話します
しかし、実際に洗剤を使わずに洗濯機で洗濯をしていたとき、ふと思ったのです。果たしてこの『すすぎ』という工程はいるのだろうか?と。
目次
全自動任せにして抜けていた思い込み
今の洗濯機は全自動です。電源を入れて、スタートボタンさえ押せば終了。水量の調整から洗剤の投入、どんな内容で洗濯するのかも初期に設定されていますので、何も考える必要はありません。
しかし、改めて思いました。その洗濯内容は洗剤ありきだということを。
基本的に全自動洗濯では、洗い⇒すすぎ⇒脱水という内容になります。洗剤を使うからこそ『すすぎ』という工程は外せません。
なら、洗剤を使わないならすすぎは要らないのでは?
そう思い、早速検証してみました。
「洗い⇒脱水」は存在しない
しかし、いざ検証してみようと洗濯の手順を探してみると、実は洗い⇒脱水という手順が無い。
今使っている洗濯機の手順を確認すると、全部で6パターンでした。
- 洗い⇒すすぎ⇒脱水
- 洗い
- 洗い⇒すすぎ
- すすぎ⇒脱水
- 脱水
- つけおき⇒洗い⇒すすぎ⇒脱水
洗濯機の種類によって多少違うと思いますが、我が家の洗濯はこんな感じ。
なので、洗い⇒脱水をやるには、洗いと脱水を別々に行わなければならない。洗剤を使わないという事態が想定されていないことを、ここでも思い知らされました。
洗い⇒脱水の成果は?
手動で洗いと脱水を終え、早速干してみました。
匂いや汚れを確認してみましたが、特に異常はありません。汗臭さが残ってるわけでも無し。そもそも、そこまで汚れが付いていないから洗剤を無くしたわけですから、すすぎを抜いたからといって大きな変化があるはずもないと予想はしていました。その通りという結果です。
『洗い⇒脱水』のメリット
さて、すすぎという工程を無くすことで得られるメリットは、↓の通りです。
- すすぎの水の節約
- すすぎの電気代節約
- すすぎ分の時間短縮
具体的に言いますと、
- すすぎの水 30~40ℓ節約
- すすぎの電気代 約0.5円
- すすぎ分の時間 約17分
となります(電気代は洗濯機容量や電力会社の基本料金で変わるので目安で)。
電気代は微々たるものですが、水と時間短縮にはかなり影響してきますね。
では逆にデメリットはどうか。
『洗い⇒脱水』のデメリット
デメリットは↓のとおりです。
- 『洗い』と『脱水』を別々にスタートさせなければならない
さきほど手順でも紹介した通り、洗い⇒脱水という手順は設定されていません。ですので、洗い終えたら一旦電源が切れ、再度電源を入れて脱水を選択したうえで開始しなければなりません。
具体的な手順の違いを↓に表します。
設定 | 手順 |
全自動 | 電源ON⇒スタートON⇒洗濯終了 |
洗い⇒脱水 | 電源ON⇒洗いだけに設定⇒スタートON⇒洗い終了(電源もOFF)⇒再度電源ON⇒脱水だけに設定⇒スタートON⇒洗濯終了 |
…このように、洗い終えるまでの手順が大幅に増えます。しかも一度電源が切れるので、洗濯終了まで完全に放置することもできない。寝ているときや、出掛けている最中に終わらせたいということができません。
ぼくは在宅ワークで常に家にいるので、このデメリットはさしてデメリットにはなりません。しかし、スイッチ一つで済んでいたときと比べれば、面倒が増えたのは事実。
この辺りは、メリットとデメリットのトレードオフといったところでしょう。
手間は増えるけど、使う資源は減らせる。今後も、すすぎ無しで洗濯していくことにします。
最後に
洗濯用洗剤をやめてからもうすぐ1年。その間、ずっと無意味なすすぎを行っていたかと思うと、なんともやるせない気持ちになってきます。
また、スイッチ一つで楽ができていた裏側には、何が行われていたのかを全然知らないままでいた自分の無知さも浮き彫りとなりました。
すすぎがいらないのにすすぎをしていた。自分の中にはまだまだそんな思い込みがある。ミニマリストになって4年経ち、もう減らせるモノ・コトはそんなにないだろうと思っていましたが、まだまだ減らせるものはありそうです。
それではまた。
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