- 物欲を無くしたい人
- お店に行くとついつい余計な物まで買ってしまうのが悩みの人
ネットの広告やお店で、新商品やセール品を見かけるとついついカゴに入れてしまう。そして家に帰ってから、「どうしてこんなもの買ってしまったんだろう…」と後悔したことはありませんか?
湧き上がる物欲を抑えるのは大変ですよね。もう頭の中は「これが欲しい!」一色に染まってしまい、買わずにはいられない。実際ぼくもそんな時期がありました。
この記事では、そんな抑えがたい物欲をコントロールする方法を紹介します。
目次
物欲は無くせる?
結論から言ってしまいますと、物欲を無くすことはできません。
全然物を欲しがらないミニマリストであっても、物欲はあります。あれこれ欲しがらないミニマリストではありますが、物を買うときはあります。ただ、その数が非常に少ないだけ。
お釈迦様ですら、物欲を無くすことはできませんでした(お釈迦様は一切の欲を無くした存在と思われていますが、実際にはすべての欲を自覚できるようになった存在です)。
ですが、目にしたものすべてを買いたくなるような、そんな激しい物欲を小さくしていくことはできます。その方法を紹介していきます。
物欲を小さくするには?
物欲を小さくするには、物欲を刺激しないことです。
物欲とは例えれば火のようなもの。そして刺激とは薪だと思ってください。
例えるなら、物欲が大きい人はキャンプファイヤー状態で、物欲が小さい人はマッチの火だとイメージしてください。キャンプファイヤーならどんな薪でもガンガン燃やす火ですが、マッチの火ではなかなか火が付きませんよね。
ですので、物欲が大きい人は、この火そのものを小さくしていくことが大切です。
火に薪をくべれば、火はどんどん大きくなりますよね。ですが、くべる薪が無くなれば、徐々に火は小さくなっていきます。火が小さいと、なかなか薪は燃え上がりませんよね。
ミニマリストの物欲が小さいのは、この薪=刺激を受けることが少ない日々を過ごしているからです。
では次に、刺激を受けないようにするにはどうしたらいいのかを紹介していきます。
刺激を受けない方法
刺激を受けない方法は次の3つです。
- 広告を見ない
- お店に行かない
- 家の物を少なくする
それぞれの方法を詳しく解説します。
広告を見ない
1つ目はテレビCMや、折込チラシ、ネットの販促などといった広告を見ないようにすることです。
特にネットと違い、強制的に割り込まれるテレビCMの影響は大きいです。ミニマリストはテレビを持たない人が多いですが、テレビが無いことでCMも見ないことができています。ですから、物欲を刺激されることが少ないです。
それ自体が欲しいわけではないのに「テレビで紹介されてた」「CMで見たことがある」という理由で、ついつい商品を手に取ってしまったことがありませんか?
そういったことを避けられるので、テレビを見ない、もしくはテレビを持たないことは物欲を小さくするには特にオススメです。
お店に行かない
2つ目は、用が無いならお店に入らないことです。
お店に入ると、大きなPOPについ目が行ってしまいませんか?値引きセール、新商品、魅力的な謳い文句…それらにひかれてついつい商品を手に取ってしまうということが起きてしまいます。
一度目にし、興味を惹かれてしまったものの誘惑を断ち切るのは難しいです。それなら、最初からその誘惑には近づかないのが一番手っ取り早いです。
用が無ければむやみにお店には入らないようにしましょう。
持ち物を少なくする
3つ目は持ち物を少なくすることです。実は自分の所有物からも刺激を受けます。

もう持っている物なんだから、刺激を受けることは無いんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、どんな刺激を受けるかと言いますと、
- 今ある物よりもっといい物はないか
- 同じ物(あるいは同じジャンルの物)をもっと揃えたい
というように、物があるからこそ物が欲しくなるという刺激です。
例えば今座っている椅子があるとすれば、「もっと座り心地のいい椅子は無いかな?」とか。「このブランド使い心地がいいから、ほかの物もこのブランドで買ってみようかな」というように、もう持っているからこそ欲しくなるというものです。
ミニマリストの物欲が小さいのもこれが影響しています。持ち物が少ないからこそ、持ち物を増やしたくなくなります。逆に物が多い人は、多いからこそ『もっともっと』と欲しがるようになります。
最後に
以上、物欲を小さくするための方法を紹介しました。
物欲という火は簡単には小さくなりません。時間がかかります。しかし時間がかかるということは、それだけ火を大きくするのにも時間がかかります。つまり、一度物欲を小さくすればそう簡単にはもとに戻らないということです。
ミニマリストになるということは、まさしく物欲を小さくしていく生き方をするということになります。物欲を積極的に小さくしたいと言う方は、ミニマリストになってみてはいかがでしょうか?