[ミニマリスト]『捨てる』『手放す』どっちの言葉を使うのがいい?

どんな記事?

『捨てる』と『手放す』、どっちの言葉を使ったほうがいいか悩んでいる人に向けて、使い方を紹介している記事

『捨てる』と『手放す』。

この二つの言葉は、行動としては似ているだけにどちらの言葉を使ったらいいのか悩む人がいるかと思います。

そこでこの記事では、どちらの言葉を使うのが良いのかを解説します。

この記事を読めば、自分の行動が『捨てる』なのか『手放す』なのかが分かるようになります。
また、適切な言葉を使うことで、より自分の行動に自信をもって発言できるようになりますよ

『捨てる』と『手放す』の使い分け

結論として、二つの言葉は以下のように使い分けるとよいです。

捨てる→自分の元から離れた後、もう関わりたくない物に向けて

手放す→自分の元から離れても、大切にされてほしい物に向けて

では以下に詳しく解説していきます。

言葉そのものの意味

そもそも『捨てる』と『手放す』とは辞書ではどのように定義されているのでしょう?
辞書で言葉の意味を確認してみます。

まずは『捨てる』から。

捨てる/棄てる(すてる

 不用のものとして、手元から放す。ほうる。投棄する。

 今までの関係を絶って、そのままかまわないでおく。見捨てる。

 かかわりのないものとして、ほうっておく。放置する。見過ごす。

 持ち続けてきた思いなどをなくす。熱意や関心などがさめてしまう。あきらめて手を引く。

 俗世間を離れる。

引用元:goo辞書「捨てる/棄てる(すてる) とは? 」

言葉や意味の内容からも、どちらかというとネガティブなイメージにつながりやすいですね。
そういったところから、『捨てる』よりも『手放す』という言い方が好きな方もいます。

次は『手放す』を見てみます。

手放す(てばなす) とは?

 手に持っていたものを放す。手元から放す。

 所有していたものを人手に渡す。

 目をかけていた部下や子供を手元から放す。

 仕事などを一時中止する。

引用元:goo辞書「手放す(てばなす) とは? 」

『手放す』の意味を見ていきますと、自分の元から放れるという意味ですね。
また、他人に渡すことにも使われるように、自分の元から放れた後についても気を配る行為とも言えるでしょう。

逆に、『捨てる』という行動には自分の元から放れた後はもう関与しないと言えます。

言葉の意味を改めて把握したところで、ではいよいよ『捨てる』と『手放す』の使い分けについて解説していきます。

『捨てる』は断ち切るイメージ

『捨てる』という言葉は、物という足かせを断ち切るイメージで使うと良いです。

足かせという不用な物。
そのようなものを断ち切り、解放されるイメージ。

自分が望んで所有したものではないもの。
持ち続けることに負担どころか、おぞましさすら感じるもの。

そういったものは、『手放す』という表現では生ぬるいと言えます。
毅然とした態度を示すという意味で、『捨てる』という言葉が適切です。

また、意味として「今までの関係を絶って、そのままかまわないでおく」があります。
このことからも、捨てた後にはもう関与したくない場合にも『捨てる』が適切です。

あなたが今持っている様々な物や人、コミュニティとのつながりといった様々な足かせ。
そこからの解放を望む人は、『捨てる』という言葉を使うのが良いでしょう。

『手放す』は荷物を下ろすイメージ

では『手放す』はどうでしょう。

手放すものには、『捨てる』ほどのネガティブなイメージはありません。
むしろ、気遣うくらいのイメージもあります。

このことから、手放す対象にそれほどの嫌悪は無い、むしろ大事にしてくれる人がいるなら譲りたい、という気持ちなら『手放す』という表現が適切です。

自ら望んで所有したけれど、合っていない。
物が悪いわけではなく、自分との相性が悪いだけ。
ただ、持ち続けるには疲れてしまう。

そのようなものを、そっと地面に下ろす。
それが『手放す』というイメージになるかと思います。

また、他の意味として「 目をかけていた部下や子供を手元から放す」というものがありますから、相手の成長を願って自ら身を引く場合にも、『手放す』という言葉が適切ですね。

言葉には言霊が宿る

どうせどっちも捨てる行動に変わりないし、そんな細かいことどうでもいいじゃないか?

確かにそうかもしれません。

しかしぼくは、この言葉の違いははっきり認識しておいたほうがいいと思います。
それは、言葉には言霊が宿るからです。

前述したように、『捨てる』にはネガティブなイメージがあり、だから使いたくないという方もいます。
それは、『捨てる』という言霊の力を恐れたからでしょう。

『捨てる』という言葉は、捨てる対象に対し無造作で、気遣いを感じさせません。
言ってしまえば、粗末に扱ってもいいというイメージになります。

逆に『手放す』という言葉を使えば、そこには丁重なイメージが付きます。
自分の元からいなくなっても、大切にされてほしい。
その気持ちが、物の扱い方に出ます。

言霊の力を使うことで自分の行動を促進させる効果もあります。
明確に『捨てる』という言葉を使うことで、自分にまとわりつくしがらみを断ち切る力を得ることもできます。
ネガティブなイメージが強い『捨てる』ですが、それだけに言霊も強力です。

しがらみや余計なものから解放されたい。
その想いを成就させるために、あえて『捨てる』という言葉を使うのもいいでしょう。

ミニマリストに関係する情報発信

ミニマリスト歴4年目のぼくは、『捨てる』や『手放す』などといったミニマリズムに関係する情報発信をしています。

興味があるものがありましたら、ぜひ読んでください。

最後に

『捨てる』と『手放す』の使い分けについて、そのイメージと一緒に解説してきました。

あなたが何かを捨てようとしたとき、それは『捨てる』なのか、それとも『手放す』なのか、判断できるようになったでしょうか?

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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せい
会社員を辞めたミニマリスト。ミニマリストやブログを通じて人生のアップデートに挑戦。 ミニマリストとしての活動や良かった本などを紹介。、