こんにちは。
今読んでいる本に面白い内容があったので紹介します。
”日本人はお天気のいいときでなくては、商売をしない”
引用元:惰性と思考『晴天の友』
これは外山 滋比古先生の著書『惰性と思考』で紹介された、知日派のイギリス人が自著のなかで言っている内容です。
日本人は、天気が晴れの時は商談はとんとん拍子に進むけど、雨の日は鬱々として話が進まない。
日本人とは晴天のときに付き合うことだ、ということのようです。
このことについて外山先生は、ほかにも日本人が天候によってその行動に変化があると思うことを挙げています。
客商売では雨の日は客足が遠のく。
学校給食は食べ残しが増える。
その中で一番興味深かったのは、
土地や家屋を買うときは、なるべく天気の悪いときに見に行けというのは、こういうお天気に左右されやすい国民性を考慮しての賢明な注意である。
引用元:惰性と思考『晴天の友』
天気が良いと少しくらいの悪い点も良い点に見えてしまい、後々後悔することになってしまうから、悪い天気のときに行って慎重さを持った方がいい。
これはミニマリズム思想に参考にできるのではと思いました。
確かに天気の悪い日に外出すると、気分は上がりませんし何も買わずに帰ってくることも多い気がします。
雨が降って傘を差さなくてはいけませんから手はふさがり、あれこれ買うこともできない。
足元が濡れ、ときには水たまりが跳ねて服が濡れるかと思うと、ぼんやりウインドウショッピングもしたくありませんね。
気温が低いときはより体感温度は低くなりますし、暑ければムシムシして結局外にいることが嫌になる。
それに、天気が悪い日のほうが行動は素早くなる気がします。
お店とお店の移動は早歩きになりますし、雨が降ってると思うとどうしても早く帰りたくなる。
雨の日、あるいは雪の日の買い物は、さっさと帰ってきている気がしますね。
ちょっとした寄り道もせずに直帰していると思います。
晴れた日こそ、外出したくなり、お買い物もしたい。
雨の日だから、外に出掛けたくない。
その心理を逆手に取るわけですね。
余計な買い物をしたくないなら、天気が悪い日に行く。
高価な買い物は晴天の日には行かない。
必要な物以外は買わないようにしたいミニマリストには参考になる考え方だと思い、紹介させていただきました。
ちなみに、以前これと同じ話として「売れ残りタイムセールは天気が悪い日に行くといっぱい残ってる」と知人に聞いたことがあります。
なるほどでは早速とばかりに雨の日に行ったことあるんですが、ものの見事にすっからかん。
完敗した記憶があります。
そのときは「全然ダメじゃん!」と思いましたが、まぁたまたまだったのか、同じタイムセールハンターがひしめいたのか。
これからもタイムセール狙いは、天気が悪い日に行こうと思います。
それではまた。
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