小食を始めて3か月が経過しました。小食を始めた記事は↓から。
この3か月で実感した小食のメリット・デメリットを記事にしていきます。
この記事は、『小食を始めてみたいけど何が起きるか不安な人』に向けて書いています。
メリット
食事の概念が変わった
まずは、食事の概念が変わりました。それまで食事というのは『お腹を満たすこと』が目的でした。しかし小食となると、お腹を満たすということは達成できなくなります。満腹ではなく、腹8分目、腹6分目というときもあります。
こうなると、食事の目的が常に達成されない状態になり、否が応にも目的を変えざるを得なくなります。その結果、今では食事は『必要な栄養を摂取すること』になりました。必要な栄養が足りているかが目的ですから、お腹の満腹感は関係ありません。
空腹の概念が変わった
これだけ食べれば栄養としては十分と思えてくるようになってくると、空腹に対する考え方も変わってきます。空腹=何か食べなくちゃいけないという構図ではないということがわかりました。
空腹とは、確かにお腹が空いている=胃腸に食べ物が無い状態ですが、だからといって食べ物を必要としている場合かというとそうではないと実感しました。断食の本では、この空腹の状態を飢餓状態とし、この時に免疫能力が上がりやすい・胃腸の掃除がされて宿便が排出されるなど空腹にも様々なメリットがあります。
そうなると不思議なもので、空腹が辛く感じなくなります。空腹がただの状態の一種で、食べなくちゃいけないと思わなくなりました。
なんというか、空腹が他人事のように感じます。
食事にこだわる
小食となると、これまでと同じ量を食べるわけにはいかないので当然量を減らします。そうなると、何を減らすかということが重要になってきます。
そうなると、食べるものの優先順位を決める必要が出てきます。少ない食事量で確実な栄養の補給が必要ですから、適当に食べるということはできません。
自然と、食べるものにはこだわるようになりました。野菜・肉・魚…どれに何の栄養が入っているか、それを考えながら手に取るようになりました。もちろん、そこに自分が食べたいものであるかの判断材料は含まれません。大事なのは、脳が食べたいと思うものではなく、身体に必要と思うものなので。
栄養で食べ物を見る
前述したように、何を食べるかはとても大切なので、その栄養にもこだわります。優先順位の低い主食ですが、全く0にするのも少し問題というところも。しかも、白米や小麦粉のように精製されたものは糖質の割合が高く、他の栄養素が低いのでやめました。
そこで最近取り入れたのが玄米。もみ殻を取り除いただけの状態で、白米に比べると触感や味で劣りますが、栄養は胚に含まれるビタミン・ミネラルが満載。今の私の炭水化物担当は玄米になりました。
…なんですが、やはり普通の玄米そのままは少し抵抗があるところ。そこで、玄米だけど白米並みに美味しく食べられるというところでこちらを買ってみました。
普通の玄米は表面にロウがあり、このロウが米に水分を給水させにくくし、結果食感が悪くなります。そのロウを除去して、白米同様に給水させやすくし、結果ふっくら食べやすくしたものです。もし、普通の玄米で抵抗があり、食べづらいと感じている人はこちらを試してみてはいかがでしょう?
私はこれを、一食0.5合ほど食べています。
ほかに定期的に取り入れているものは、食べやすく栄養豊富な鯖缶、納豆や豆腐のような大豆食品、季節の野菜です。鯖や大豆が良質なタンパク質が摂れますし、季節の野菜は旬となると含まれる栄養が数倍変わります。この時期しか並ばない野菜があると、それを優先して手に取ります。今の時期ですと、ズッキーニ・ナスなんかが代表でしょうか。
デメリット
大食いしたくなるときがある
小食を始めたんなら大食いなんてもうしないでしょ?と思うところですが、たま~にがっつり食べたくなります。特に炭水化物が。ラーメン、うどん、パスタ、ごはん……そんなのを2人前どころか3人前ぐらい食べたくなります。明らかに食べ過ぎです。
これは糖質不足が原因で起きている現象です。血糖値が低くて糖質…炭水化物を欲したくなっています。もちろん良くない現象です。普段は小食で胃に負担をかけないようにしているのに、いきなりドカンと胃に詰め込むような量を食べれば身体がびっくりします。
消化に時間が掛かる?
消化能力が落ちるのかどうなのかわかりませんが、消化に時間がかかるようになった気がします。それが顕著なのが、前述した大食いしてしまったときです。
以前ならそれだけ食べても翌日、普通に朝食を食べていました。お腹が空いたからです。しかし、今では少なくとも昼まで食べ物は要らないという感覚になります。ずっとお腹に残っているようで、空腹になることがありません。場合によっては夜まで要らないな…ということも。丸一日絶食することもあります。
もちろんこれもよくありません。そもそも大食いしたのが炭水化物ばかりですから、栄養が偏っています。そんな状況で翌日何も摂らないというのは、さらにほかの栄養を不足させてしまうのですから。分かっているんですがこれがなかなか抑えられないんですよねぇ…(-_-;)
食べたい物が食べれない
栄養で食べるものを決める…そうなると、なかなか自分が食べたいものは食べられなくなります。頭が食べたいと思うモノと、身体に必要なモノとはなかなか一致しないもので、その相反する状況になかなか苦しみます。
特に最近口にしなくなったのが揚げ物です。揚げ物は衣に小麦粉、大量の油を使うのでカロリー爆弾です。揚げ物でなければ食べられないモノは基本無いので、揚げるという調理は不要なものです。揚げずとも、煮る・焼く・蒸すと食べ方は色々あり、しかもそっちのほうが栄養価が落ちづらい。揚げるは百害あって一利なしです。
…ですが、揚げ物っておいしいんですよねぇ…。こうなると、まるで揚げるとは禁忌の調理法のようで、禁断の味がする悪魔の調理法な気がしてきました。
正直言います、食べたいです。
でも、栄養面からすると推奨しない食べ方です。だから苦しい…
食事を楽しめない
そうして食べたいものよりも身体に必要なモノを…という意識でいると、食事を楽しむという感覚が薄れてきます。もちろん、少しでもその感覚を失わないよう、美味しくなる調理や味付けをしていますが、それでもなかなか…
そもそも食事自体が、楽しむものではなく、栄養補給という作業にも感じてくることも。タンパク質が~ビタミンが~ミネラルが~となると、いくら味付けしても味気ないという感じに。
意外に食費減らない
意外かもしれませんが、食費あんまり減ってません。というのも、結局食費で一番安い部分が主食なんですよね。米にしたって、同じ重量を肉や野菜で買おうとすれば数倍値段は違います。
その一番安い主食を削り、代わりに他の肉野菜を栄養を気にしていろいろ買いそろえる…となると、量が減っても単価が上がって結果的にはあまり変わってません。むしろこだわる分上がってることもあります。
最後に
以上が、私が感じたメリット・デメリットでした。こうしてまとめると、本来小食は健康面をメインとして取り組み始めたのに、メリットに健康面で触れていません。元々不健康体というわけでもないので、わざわざ取り組む必要はあったのかと。むしろデメリットのせいで不健康になりそうな…(笑)。
一応ですが、4月末での会社の検診では、昨年までは高めだった最低血圧が改善したり、体重の激減もありますが、小食を初めてまもないため、小食の効果なのかはわかりません。だからメリットに上げませんでしたが…
とはいえ、小食を始めてまだたった3か月です。人生まだまだこれから何十年も生きる中でたった3か月だけの成果ですべてを決めることでもありません。これからも継続、そしてデメリットの改善に取り組みます。
ここまで、私が小食を始めて感じたメリット・デメリットをまとめました。もし、これから小食を始めようと考えているあなたの参考になれば幸いです。一口に正解は無い世界なので、健康という最高の資産を守るためにも、大事な食事について一緒に考えていきましょう!
コメントを残す