- 30代独身男性でこれから一人暮らしを始めるのが不安
- アパートでどんな部屋を選べばいいのか、ポイントが分からない
- 後悔しない部屋選びがしたい
独り身で恋人もおらず、気ままに実家暮らしをしていたら、ついに親から家を出て一人暮らしをしろと言い渡された。
けれど、今まで実家暮らしだったら、どんな部屋を選んだからいいか分からないと悩んでいる30代独身男性のあなた。
わかります、ぼくも同じです。
実際ぼくは30歳前には実家を出て一人暮らしをしました。痛感したのは実家に住んでいたことで当たり前すぎたことが、アパートに移り住んでやっとそれが当たり前ではなかったということです。
この記事では、実家住まいでなかなか気づきにくい当たり前ではなかったことをメインに、アパートでどんな部屋を選んだらいいのかを解説していきます。
目次
部屋選びのポイント
ポイントは以下の4つです。
- ベランダの有無
- 部屋の位置
- 車のタイヤ置き場
- 置き家電
それでは一つずつ解説していきます。
ベランダの有無
ベランダは実家でいうところの庭に相当します。
もちろん広さや、土の地面ではないなど違いはありますが、ここで言いたいのは、アパートのベランダとは唯一の外だということです。
外であればさまざまなことができます。
- 洗濯物干し
- 布団干し
- 室外での夕涼み
- 室内には置きたくない物の収納
上記であげた事以外にも、実家なら庭だからこそやっていたこともあると思います。
それらをすることができるのは、アパートではベランダになります。ベランダが無い部屋は、それらのことが一切できなくなるということです。
ベランダが無い部屋にすれば、洗濯物は全て室内干しになります。室内物干しがイヤなら、高価な乾燥機付き洗濯機を購入することになります。
布団も同様です。窓枠を使って干すこともできますが、そうなれば当然窓は全開になり、人の目が届くようになってしまいます。
これからの夏の時期、昼間の太陽で温められた室内を避け、夕涼みをすることもできません。
スタッドレスタイヤや植物など、あまり室内には起きたくない物も室内に置くしかないです。
ベランダが無い部屋は、「外」が無い部屋ということ。全て室内で完結させなくてはなりません。
自分の生活スタイルで、外は必要か、それとも不要かを考える必要があります。
部屋の位置
部屋の位置は重要です。
初めての一人暮らしで、赤の他人が放つ騒音を体験したことがない人は、最上階の角部屋をオススメします。

いや実家暮らしでも、家族がドタバタうるさかったから大丈夫だ
そう思われるかもしれませんが、家族と赤の他人が発する騒音は全く違います。
なぜなら、家族相手なら「うるさいんだけど」と簡単に言える言葉が、赤の他人相手になってしまうと途端に言いづらくなるからです。
同じ騒音であっても、発する相手が誰なのか、それが違うだけで騒音に対する感情は変わります。騒音に対する文句が気軽に言えないと、そのストレスは思った以上に溜まります。
ですので、隣人とはできるだけ接している壁が少なくなるよう、角部屋をオススメします。
また、同じ騒音でも「人が騒いでいる騒音」と「壁や床を叩いて響く『ドン』という騒音」は感じ方が全く違います。
親や上司に怒られている光景をイメージしてみてください。
声を荒げて怒っている時と、机をドン!と叩いた時。どちらの光景にあなたは萎縮してしまいますか?きっと後者で萎縮してしまう人が多いはずです。
もちろんストレスのたまり具合も、ドン!という音のほうがより多く溜まります。そのくらい、人の声よりも何かを叩いて出た音というのは威力があるんです。
ですから、床をドン!とする音が無い最上階をオススメします。
部屋の位置は、隣人からの騒音を左右する重大なポイントです。
静かに暮らしたい方は、歩く距離が増えてでも最上階の角部屋を選んだほうがいいです。
車のタイヤ置き場
このポイントは、車を持ち、なおかつ雪国に住む方限定です。
それはスタッドレスタイヤをどこに置くか、ということです。
雪国に住み、車を持つならスタッドレスタイヤは必需品です。持たないわけはいきません。
そのため、雪の降らない季節のときにはどこにタイヤを置くかが大事です。
アパート住まいでタイヤを置く場合、その選択肢は以下となります。
- ベランダに置く
- 押し入れ(あるいはロフト)に置く
- アパートに物置があればそれに置く
- 実家に置かせてもらう
- レンタル倉庫を借りる
- タイヤ保管サービスを利用する
タイヤはそこそこスペースを取りますから、その置き場所に困る人は多いです。
タイヤ保管サービスは持ち帰る手間もなく、一番手軽ですが保管料がかかるのが難点です。
スタッドレスタイヤは、必須ですが冬季期間以外はずっと置きっぱなしになり、収納を圧迫する厄介者でもあります。
どこにタイヤを置くかを事前に考えてから部屋を決めるのがいいと思いますよ。
置き家電
置き家電があると、あたらしく家電を買うことがなくて、費用を節約できてうれしいですよね。
ちょっと待ってください。
その置き家電、本当に大丈夫ですか?
置き家電に対する、注意点を2つ紹介します。
年代が古すぎる
置き家電は、前入居者が処分せずに置いていったものです。
置いていった理由は様々だと思いますが、なかには古すぎてもう新しいのを買うけど処分費用がもったいないから置いていった、という場合もあります。
実際、ぼくが今の部屋に2020年に入居した際にも置き家電があったのですが、なんと洗濯機が2005年製でした。実に15年前の洗濯機です。
この洗濯機は今の洗濯機なら当たり前の「おしゃれ着洗い」はありません。洗濯物の重量に応じて自動で水量を決める機能も壊れています(どんなに洗濯物が少なくても最大水量になる)。
置き家電があるからラッキー!と思ったら、あまりにも年代が古く、今の家電と比べて全然機能が無い…なんてこともありますので、注意が必要です。
実は壊れててそもそも使い物にならない
中には、元々壊れていて使い物にならないものが置かれている場合もあります。
特に注意なのが冷蔵庫です。
実際ぼくは、置き家電の冷蔵庫が壊れていたんです。
置き家電の冷蔵庫の状態は以下のとおりでした。
- コンセントを指しても冷えない
- 冷蔵室内が一切の誇張なくうん〇臭い
おそらく最後に使われてからかなりの期間が経過したものと思われます。時間が経過した冷蔵室内はとんでもない悪臭を放ち、とてもではありませんが食べ物を入れる気になりませんでした。
においをなんとかしようと脱臭炭をぶち込んだりとしましたが、何の効果もありませんでした。
ですので、置き家電の中に冷蔵庫があった場合は、まず冷蔵庫の扉を開けて中のにおいをチェックすることをおススメします。
悪臭が漂ってきたら、使うことを諦め、大家さんに言って冷蔵庫を部屋からどかしてもらいましょう。

ぼくは入居してから冷蔵庫の異変に気付いたため、新しい冷蔵庫が届くまでの2週間、冷蔵庫無しの生活を強いられる羽目になりました…
最後に
以上、初めての一人暮らしにあたっての部屋選びのポイントを紹介しました。
実家暮らしが長いと、実家だから当たり前だったことが気づきにくく、アパートに引っ越してようやく当たり前ではなかったことが分かることが多いです。
その中には何とかなるものもあれば、引っ越してからではどうにもならないものもあります。
今回は引っ越してからではどうにもならないものを重点的に紹介しています。
せっかく一人暮らしを始めたのに、引っ越し早々「この部屋にするんじゃなかった…」と後悔することが無いことを願います。