これから寒くなる季節。衣替えはもう済ませたでしょうか?それとも今年の冬は新たなファッションを求めて買いに行く予定ですか?
寒い冬を乗り切るには暖かい冬服は必須です。しかし冬服につきものの悩みが、収納場所。
コートやジャンパー、セーターやカーディガンなどあれこれクローゼットにかけていくと、あっという間にクローゼットが埋まってしまいます。もちろんシーズンオフのときの収納場所も、夏服に比べて倍以上のスペースを使います。
この記事では、冬服の数を減らし、収納をスッキリさせる方法を紹介します。もちろん、数を減らしたからと言って、寒さに対応できなくなるような方法ではありません。
目次
冬服を減らすには?
冬服を減らす方法はズバリ、重ね着することです。

いやいや、重ね着するなんて当たり前じゃん。
と思われるかもしれません。ですが、それは例えば、セーター+コートや、シャツ+ベスト+ジャンパーといった2~3枚を重ね着。しかも気温に合わせた装いにしていませんか?
ですが、服を減らすためには重ね着についてもっと深くこだわる必要があります。
どうして冬服は増えやすい?
そもそも冬服が増えやすい原因は以下の2点です。
- 人間は暑さよりも寒さに耐えづらい
- 寒さに合わせてコーディネートをまるまる変えている
より詳しく解説していきます。
人間は暑さよりも寒さに耐えづらい
人間は、動物に比べて毛皮を持ち合わせていません。それは暑い夏に対応するための進化ですが、その結果寒い冬に対抗する手段を無くしました。その結果として、服を着るという手段をとっています。
毛のない人間は、夏に特化した生物であり、寒さにはまるで対応できません。ですので、暑いことよりも寒さに対してきわめて敏感に対応します。古来より、寒さに対抗するための暖房器具や防寒着は数多くありますが、暑さに関してはせいぜい日陰や水浴び程度です。最近になってやっとクーラーが普通になってきていますが、暖房器具はあっても冷房機器は無いのはさほど珍しくありません。
ですので、寒さに耐えづらく、冬服はあれこれ買ってしまいやすいです。辛い寒さをなんとかしたいと思うのは人間の本能なのです。
寒さに合わせてコーディネートをまるまる変えている
ここで質問です。
コートは何枚持っていますか?そのコートは、厚さは同じですか?
冬服が多い特徴として、コート(あるいはジャンパー)を何枚も持っているというのがあります。デザインによる違いだけでなく、その日の寒さに対応して薄手や厚手なものを、それぞれ用意しているというものです。
さらにそのコートに合わせて中のインナーも変えていませんか?薄手のセーターから、ニットのセーターなど、セーターだけ見ても何枚もありませんか?
ちょっと肌寒い日、寒い日、ものすごく寒い日と、寒さに変えて違うコーディネートをすれば、服の数は間違いなく増えます。
夏服であれば、ある程度以上の気温になりますと服装ではカバーできません。気温が30℃でも35℃でも同じ服装で済みますが、冬の5℃と0℃では同じ格好というのは難しくなります。
このように、冬服はどうしても増えやすいという特徴があります。だからこそ、思うがままに買ってしまうと、あっという間に収納を圧迫します。冬服はただ「寒いから」という理由だけで買ってはいけないのです。
どう重ね着していけばいい?
具体的な重ね着の方法ですが、方法自体はシンプルです。
寒さに合わせて付け足していくだけです。つまり、ベースは同じにして、寒さに合わせてどんどん着る服を増やしていくというシンプルな方法となります。
具体的な例として、ぼくのスタイルを紹介します。(気温は目安です)
気温 | スタイル |
~15℃ | タートルネックのみ |
15~5℃ | タートルネック+カーディガン |
5~0℃ | タートルネック+カーディガン+コート |
0℃~ | タートルネック+カーディガン+コート+ベスト |




このように、寒さに合わせて着る服をどんどん付け足していきます。
タートルネックはぼくにとって冬の必需品ですが。所持しているタートルネックは1種類だけです。ほかカーディガンもコートも1種類のみ。
また、タートルネックやカーディガンなどは厚手のものではなく薄手のものを選ぶのがポイントです。ウールといったボリュームのある素材はオススメしません。なぜポイントなのかも、後で説明いたします。
重ね着するメリット
ここからは重ね着するメリット・デメリットを紹介します。
気温に合わせやすい
重ね着は、暑くなれば脱ぎ、寒くなれば着るできます。
寒いからと中を薄着にして厚手のコートを羽織ると、寒い外の気温には対応できます。暖房で十分暖められた室内であれば、コートを脱いでも大丈夫です。しかし、なかにはコートを着ていると暑いけど、脱ぐと寒いという微妙な気温もあります。
そんな微妙な気温でも対応できるのが重ね着です。そしてこのとき、薄手のものを着ていれば、1枚脱いだとしても、極端に体感温度は変わりません。厚手の物は1枚脱いだときの体感温度が変わりやすく、一気に寒い・暑いにぶれやすいです。
薄手のものを重ね着していれば、微妙な気温に調整しやすいのです。
冬服の枚数を減らせる
重ね着すれば、冬服をあれこれ増やさなくて済むようになります。
寒さに合わせてコートを何種類も増やさなくても、寒さに対応できます。厚手のコート、薄手のコートとコート1枚で気温に対応しようとしないことで、かさばるコートを何着も持たなくてもいいんです。
クリーニング代が安く済む
冬服の枚数を減らせれば、自然とクリーニング代も安く済ませることができます。
冬服は家庭で洗濯するのが難しいものが多く、特に手洗いしないといけないニット系は面倒なものです。ですからクリーニング屋に頼りたくなりますが、そのコストも決して安いとは言えません。
1着1着は安くても、枚数が多ければその分コストはかさみます。服の枚数を減らせれば、服にかけるコストを抑えることができます。
服の費用が安く済む
服の枚数を減らせるのですから、もちろん衣服を買うコストも抑えることができます。
特にコートやジャンパーは、防寒性能が高いものですと価格もかなり高価です。寒いのは嫌だといっても、何枚も買いそろえるのは懐が痛みますよね。
重ね着のデメリット
メリットだからけの重ね着ですが、もちろんデメリットもあります。ここからはデメリットを紹介していきます。
バリエーションが少ない
重ね着は寒さに合わせて付け足していくので、服のバリエーションは少なくなってしまいます。
重ね着する以上、すべての服の色が視界に入りますので、かなりコーディネートが難しいです。色同士がケンカしないようにしますと、白黒のモノトーンなど、2色に揃えるくらいになります。
陽気さよりも落ち着きが好印象な30代男性には、派手な色はおススメできません。重ね着する服全ての色が違うファッションは、かなり奇抜にみえます。
結果、どうしてもいつも同じファッションに見えるようになります。
服が傷みやすい
重ね着はベースを何度も着まわすことになりますので、着る回数が増え、服が傷みやすくなります。
ぼくの場合、ベースとしてタートルネックセーターを着ますが、1年経たずにダメになります。
重ね着する場合は、何年も着たいと思ったお気に入りが、着すぎてダメになりやすいので注意が必要です。
動きづらい
何枚も着るので、動きづらさはでてきます。
雪履きのような重労働をすると、動きづらさから無理に動くために体力を消耗しやすく、すぐ汗をかきやすいです。ですが、一方で重ね着なら、体の火照り具合に合わせて脱いだり着たりできますので、そういった場合でも対応しやすいともいえます。

暑いからとコートを脱いだら汗が一気に冷えて風邪を引いた…なんてことがないようにしたいですね
最後に
冬服を減らす方法として、重ね着をする方法を紹介しました。
冬服を減らすことで、クローゼットがすっきりしますし、シーズンオフの際の収納スペースも減らすことができます。
手持ちの冬服を見直し、重ね着で対応できないか考えてみてはいかがでしょうか?
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
冬服が増えすぎて収納場所に困る。なんとか服を減らして収納場所をスッキリさせたいと考え中の30代男性