物価上昇が続き、否応なく節約が迫られる世の中です。
そんな中、これまでは外食やコンビニ弁当で済ませてきたけど、どうしても高くつく…そろそろ自炊しなくちゃいけないかなと考えているあなた。
しかし、一方では「自炊したらむしろ食費が増えた」という意見もあり、本当に自炊したら節約できるか怪しいところでもありますよね。
今回は自炊歴8年のぼくが、食費4万円→2万円にしたときに気を付けていたポイントを紹介します。
ポイントは以下の通りです。
- 料理に凝ってはいけない
- 自分の食べられるラインを知る
- 満腹感は量ではなく噛む回数
自炊で節約するには、やみくもにやっても効果は無いどころか、食費が高くなるだけです。
ちゃんとポイントがありますので、それを覚えていってください。
それでは各ポイントについて詳しく紹介します。
目次
節約ポイント①料理に凝ってはいけない

料理に凝ってはいけません。
料理に凝ると、食材はもとより調理道具・調味料・食器があれやこれやと増えていきます。
また、凝った料理はそれだけ調理時間も長くなり、光熱費が増えます。
節約をしたいなら、料理は簡単に済ませましょう。
基本は、切る・生・焼く・煮るの4つだけ。
それ以外の調理法で調理されたものを食べたいなら、自炊するよりも総菜で済ませたほうがむしろ節約できます。
例えば揚げ物ですと、
・フライヤー
・小麦粉
・バット(油切り)
・ボウル
・しょうゆ、酒、みりん等の調味料
・大量の油
と必要な物が多く、初期投資がかかります。
もちろんこれ以外にも、肝心の揚げたい材料の食材費もかかりますので、初期投資を回収したいならよほど揚げ物好きでないと難しいです。
味付けは、調味料の基本である『さしすせそ』以外は控えましょう。
調味料も増やそうとすると際限がないので、基本以外は2~3種類に留めたほうが良いです。
どうしても使いたい場合は、お得だからといって大容量の物は買わず、最小サイズや小分けにされたものを買いましょう。
さしすせそとは、砂糖・塩・酢・醤油・味噌のことです。
そもそも一人暮らしで調味料を買うと、なかなか使い切れず、いつの間にか賞味期限切れになることも多いです。
そして一人で使い続けるため、飽きも早い。
ムダを避けるためにも、調味料を増やすこと・大容量の物を買うことは避けましょう。
自慢できる料理もNG
男性にはどうしても、見栄というものがあります。
これが非常に厄介で、自炊を始めた男性にありがちなのが、自慢できる料理を始めることです。
しかし、自慢したい料理とは自分が食べたいわけでも、毎日食べてもいい料理ではなく、凝っていて見栄えが良い料理のことです。
誰かに(特に女性相手)「こんな料理を作ってるんだ」と自慢したいだけ。
ですから、だいたい1~2回作ればもう作らないのがオチです。
そして、その料理をするために買った調理器具や調味料はあっという間に放置され、使われなくなります。
こんな無駄なことはありません。
ですので、自炊を始めるからといって料理系の動画やクックパッドを見ようとするのは避けたほうが良いです。
あそこには節約を自称し、素材は安くても、多種多様な調理器具や調味料が必要になることが多いですから、初期投資がどうしてもかかります。
だから注意が必要です。

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節約ポイント②自分の食べられるラインを知る

この食べられるラインとは、最低限どんな調理・味付けをされていれば食べることができるか、というラインです。
あなたは、肉を焼いて塩で味付けしただけのものを食べられますか?
無理なら、どんな調理が必要ですか?
臭み消しのコショウが欲しいですか?
香りづけにニンニクが欲しいですか?
もっと濃い味のソースが欲しいですか?
美味しく食べようとすれば、必要な調味料や調理器具、調理時間は際限なく膨れ上がります。
ですが、最低限この調理さえされてれば食べられるというラインが分かれば、それ以上の調理は必要なく、節約できます。
料理の大原則は、食べられない物を食べられるようにすることです。
口に入れられるようにさえすれば、料理として合格です。
過剰な調理も味付けも、本来は不要です。
節約を考えるなら、余計なものはやらないようにしましょう。
節約ポイント③満腹感は量ではなく噛む回数

男性はどうしても食べる量が多く、その分食費も増えがちです。
一方、節約食材となると食べやすい麺類をオススメされます
すでに茹で済みで、解凍したり袋から出すだけといった手軽さは、確かに光熱費がかからないという点ではお得に見えます。
しかし麺類は柔らかくて飲み込みやすく、よく噛まなくてもいいというのがネックです。
何故なら噛まなくていい分、満腹中枢が刺激されづらく、そのためつい量が増えやすいからです。
量が増えればもちろん食費は上がります。
やはりオススメはご飯です。
ご飯は麺類と比べて飲み込みづらく、よく噛む必要があります。
よく噛むことで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐことができます。
もっとオススメは玄米です。
精製していない玄米は、白米よりもさらに固く、噛む回数は倍以上必要になります。
ですがその分、ますます満腹中枢は刺激され、食べる量は抑えることができます。
ただし、ご飯がオススメだからといって、納豆ご飯や卵かけご飯は基本NGです。
これらはよく噛まないで、流し込むように食べることができてしまうから。
よく噛むためには、納豆はご飯にかけるのではなく、おかずの一部として食べるようにしましょう。
節約メニューの例

なんだか制限ばかりで、そんな方法で食べることができるの?
例えば、以下の写真はぼくのある日のメニューです。

メニュー内容は、
- 玄米ご飯
- 生野菜サラダ
- 漬物盛り合わせ
- わかめと高野豆腐の味噌汁
- ささみの塩焼き
です。
調理方法は、切る・焼く・煮る。
それに加えて『漬ける』があります。
漬けるのは、塩と酢だけでシンプルにしてあります。
サラダにかけているのは、市販のポン酢ではなく自家製のポン酢です。
ぼくはポン酢好きなので、タレやソース、ドレッシングをかけるものは全てポン酢をかけています。
サラダ、揚げ物、豆腐、鍋、納豆…全てポン酢で食べます。
玄米には天日塩を振りかけており、そのままで食べられます。
このように、凝らない調理でも十分に食べられる物は作れます。
そして、凝った美味しい料理はたまの楽しみに総菜や外食で楽しんでいます。
料理は美味しくなければいけないという固定概念を手放すと、節約自炊生活はよりはかどります。
ミニマリストの観点からの節約術も公開
ぼくはミニマリスト歴4年の独身一人暮らしミニマリストです。
そんなぼくの、ミニマリストの観点から食費のみにこだわった節約術も公開しています。
この記事では触れなかった、どんな食材を買えば節約になるか?という点を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください↓
最後に
男の一人暮らしにおける、節約自炊生活のポイントを紹介してきました。
いかがでしょうか?
あなたにとって、この節約ポイントは我慢しないとできないものでしょうか?
それとも、この程度でいいなら出来そうと思えるものでしょうか?
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。せい(@aodama_s)です。30代独身男性ミニマリストです。