野菜は丸ごと買ったほうが安いけど、傷んで捨ててしまうのが嫌だからとカット野菜ばかり買っていませんか?
この記事では、丸ごと買った野菜を傷まないようにするためにはどうしたらいいか、一人暮らし自炊歴9年のぼくが見出した簡単な保存方法を紹介します。
ここで紹介した方法であれば、特に面倒なことは無く、簡単な方法でそこそこの期間長持ちさせることができます。
長持ちすれば食品ロスも減りますし、腐るのが嫌だからといって一度に食べ切るような無茶もしなくて済みます。
では早速その方法を紹介していきます。
目次
①保存袋に入れて冷蔵
最初に紹介する方法はとても簡単。
保存袋に入れて冷蔵するだけです。
一人暮らしですと、野菜室があるような大きな冷蔵庫を買う余裕はありません。
ですが、だからといって冷蔵室にそのまま野菜を入れては水分がどんどん蒸発し、シナシナな野菜になってしまいます。
そこでジップロック等の保存袋にいれて密封して保存すれば、水分は飛びづらくなり、瑞々しさは長持ち、傷むこともありません。
買ってきた野菜を、そのまま保存袋に入れてしまいましょう。
この方法がオススメなのは、葉物野菜です。
水菜、春菊などはこの方法で1週間は軽く保ちます。
切らずに冷蔵
ここで注意するのは、切ってはいけないということです。
切ると、切り口からどんどん水分が飛び、同時に傷み始めます。
これは保存袋に入れたとしても防げないので、冷蔵保管する場合は切らないでおきましょう。
なるべく株ごとに食べるのがオススメです。
まとめて切ってしまい、保存したい場合は後述する方法がオススメです。
芯は取ってはならない
キャベツや白菜、レタスなどは丸ごと袋に入れて冷蔵し、食べるときは葉を剥いて使うといいです。
キャベツや白菜の保存には、芯を取って保存という方法が巷にはあふれています。
断言します。
芯を取る必要はありません。
むしろ、芯を取ることで野菜を傷みやすくします。
自炊歴9年のぼくの経験からして、芯は取らなくても何も問題はありません。
「キャベツは芯から成長するから芯を取ることで成長が止まる」ということのようですが、むしろ芯を取ることで傷口を増やし、傷みやすくしているのでそちらのほうが問題です。
常温ならともかく冷蔵庫に入れておけば、その寒さで成長はとまります。
氷室というものを聞いたことがありますか?
冬の寒い間、雪の冷たさを利用した天然の冷蔵庫ですが、そこに保存するときに白菜は芯を取ることはしません。
むしろ美味しくなるほどです。
温度が低下すると野菜の細胞内のデンプンを糖に変えて細胞液を濃くして
凍結を防ごうとする「自己保存機能」が働きます。すると作物の甘みが増すらしくて、
引用元:氷室野菜ってご存知ですか?
白菜の芯はそのまでもフルーツのように甘~い
キャベツや白菜は芯を取らず、外側から剥きながら食べるのがオススメです。
一人暮らしなら、葉が2~3枚あるだけで一食には十分な量。
そうすれば、かなりの長い間食べつなげることができ、食費の節約にもつながります。
わざわざ野菜を傷めるような方法はやることはありません。
②切って冷凍保存
一方、毎回切るのは面倒に感じるとか、まとめて切って余ってしまった場合は、冷凍しましょう。
前述したように、切ってしまうと冷蔵ではどんどん痛んでしまいます。
冷凍することで傷むことを抑えることができます。
にらやネギなどは、冷凍しても食感も味も変わらないので、こういった野菜はどんどんカットして冷凍するといいです。
それ以外の野菜は冷凍することで食感が大きく変わります。
が、食感の変化があることで、丸ごと買ったけど量が多くて飽きてしまったときにも有効です。
大体の葉物野菜は冷凍することで歯切れの良さが無くなり、しなやかさが出てきます。
歯応えや噛み応えが出てきますので、味噌汁や鍋には最適です。
冷蔵で長持ちさせても、野菜自体に飽きた場合に、食感の変化ということで冷凍させてみるのもオススメです。
そうすれば、飽きていつの間にか食べなくなってしまい、やっぱり腐らせてしまった…という事態を防ぐことができます。
③日陰に置く
これまでは葉物野菜向けの保存方法を紹介してきました。
しかし、じゃがいもやごぼう、さといもなどの根菜類の場合は特に冷蔵も冷凍も必要ではありません。
むしろ根菜類の場合は注意すべきは日当たりです。
日が当たらず、風通しのいい場所に保管しましょう。
冷蔵庫に入れても問題はありませんが、葉物野菜に比べれば冷蔵庫にいれる優先順位としては低いです。
葉物野菜を差し置いて入れる必要はありません。
ただし、冷凍は厳禁です。
業務用の高速冷凍ならともかく、家庭用の冷凍庫では根菜類はやめておきましょう。
すごく不味くなります。特に食感が。
まるでスポンジのようなゴワゴワ食感になり、とてもではないですが食べられたものではありません。
ただ、一人暮らしの部屋ですと、日陰で風通しのいい場所というとなかなかないですね。
そこでオススメなのがジャガイモ用の保存バッグです。
黒の不織布製なので、袋自体が日を遮り、通気性もよし。
ジャガイモを良く食べる方にはオススメです。
④干す
最後の保存方法は、干すことです。
最も原始的な保存方法。
干すという作業自体が保存方法でもあり、干せた後ももちろん保存できる、優れた方法です。
干すという方法は、
- 保存性の向上
- うま味の増加
- 歯応えの向上
- 保管スペースの縮小
といいことづくめです。
干しやすいように細かく切ったり、カビたりしないよう天気に気を付けるなど手間も多いですが、その分のリターンもあります。
実家や知人などから同じ野菜を貰いすぎてもう冷蔵庫がパンパン…という場合には、干してみるのはいかがでしょうか?
関連記事→男の一人暮らし。節約自炊生活のための重要なポイントとは?
最後に
野菜の保存方法を紹介しました。
世間には、一人暮らし向けに使いやすいカット野菜が多く出回っています。
ぼくもそれを食べていた時期があります。
しかし、丸ごと野菜とカット野菜を食べ比べた時、はっきり感じたのはカット野菜の不味さでした。
不自然なパリパリ食感、全く感じられない野菜の旨味、薬品臭さ。
丸ごと野菜を買うことにぼくがこだわるのは、カット野菜の不味さからです。
美味しくも無い、割高なものをわざわざ買いたくない。
安くておいしい丸ごと野菜を買いたい。
その思いで、どうやったら丸ごと買った野菜を美味しいままで保存できるか、腐らせて食品ロスにならないようにできるか、その試行錯誤の結果がこの記事です。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
こんにちは。せい(@aodama_s)です。30代独身男性ミニマリストです。