[ミニマリスト]お金で諦めるのは要らない物

今回は「お金を理由に諦めるものは要らないもの」というお話です。

給料が無いからできた経験

ぼくは今、定期収入と呼べるものがありません。不安定と言う以前に、必要な収入レベルにすら到達していない。

ですので、新たに入ってくるお金はなく、資産を食い潰している状態です。そうなれば、否が応でも支出に目を光らせなくてはなりません。高いと思えば、買うことを諦めることもしばしば。

しかし、そんな状況が2年ほど続いてきてふと思ったのです。お金を理由に諦めたものは必要な物ではないということが。そして、お金関係なく買わなくてはいけない物こそ必要なものであるということ。

例えば食べ物は、お金の有る無しで諦めることはできません。必ず買わなくてはいけないです。ですが、だからといって国産和牛を買うことはしません。高いから買わない。むしろ、肉そのものが高いから買うことを減らしたくらいです。

ですが、結果的にはそれで問題は起きていません。体調はすこぶる快調。ぼくの身体にとって、肉は必要というわけではなかったのがわかりました。

一方、お金を理由に諦めたのは、例えば外出の頻度。会社勤めで給料があったときは、毎週のように車で30~40分かかる駅前やショッピングセンターに出掛けていました。そのたびに何か物や食品を買うことも。

しかし今は、ガソリンの支出を抑えるために外出を控えています。結果は、何かにつけて出掛けていたのが、全くの無意味ということがわかりました。今では、何のために出掛けていたのか思い出せないくらい。無駄なものを買い、いたずらに大食いしていただけの外出でした。

お金で必要・不要を見極める

そんな風にこの2年間を振り返ると、「高いから買わない」という判断理由が妥当だったことがわかりました。逆に言えば、高くても買うものこそ本当に必要なものだということ。

高いという理由だけで諦めるのであれば、その程度のものだということ。必要な物ではありませんでした。

今、Amazonの欲しい物リストには、値段を理由に購入を踏みとどまっている商品がいくつかあります。中にはそのリストに入って1年近く経過しているものも。それだけの期間悩んでいるのですが、言ってしまえば1年も買わなくても生活に支障はありません。つまりは、不要なものなわけです。

逆に言えば、お金があると要らない物を買ってしまう。そういうクセがあるとも言えます。お金が無ければ、必要な物を吟味して買う。あるから、余計なものまで買ってしまう。そして物の多さに悩まされる。

お金はないと困る。しかし、だからといってあればあるだけいいわけでもない。お金がある・給料があるという状態で、自分の必要・不要を見極めることは意外と難しいことなのではないかと思いました。

値段を理由に買わない。その判断は実はちゃんと必要・不要に基づいていることがわかりました。

それではまた。

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