ミニマリストは贅沢とどう向き合う?

今回の記事では、ミニマリストと贅沢について、どのように向き合えばいいのかを解説します。

贅沢と言えば、高級な腕時計をしたり、豪華な家に住んでみたり、高級レストランに通ったり…というのは難しくても、ちょっと普段行かないお店に食事にいったりなどするかと思います。

一方、ミニマリストは質素倹約を常とし、贅沢はしない生き方をしているように見えます。

ミニマリストは贅沢しちゃいけないっていうの?

もちろん、贅沢はしないに越したことはありません。
なにせ、生きるためのお金を無駄に消費するだけの行為ですから。

かといって、

じゃあ贅沢はやめるか…

で、贅沢をやめられるなら誰も苦労はしません。

この記事は、そもそも贅沢とは何なのか、なぜ人は贅沢をしたがるのかについて解説していきます。
この記事を読めば、あなたのお金を使う行為が贅沢なのか、そうではなく自分が純粋に楽しめることに使っているのかが分かり、贅沢のためにお金を使うことを減らせるようになれます。

ではまず、贅沢とは何なのか?ついて解説していきます。

贅沢とは?

まず、贅沢という言葉そのものについて、goo辞書では以下のように解説しています。

  1.  必要程度をこえて、物事金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「―を尽くす」「―な暮らし」「布地を―に使った服」「たまには―したい」
  2.  限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「―を言えばきりがない」「―な望み」
引用元:ぜい‐たく【×贅沢】 の解説

贅沢という言葉には、必要以上にお金や物を使うという意味があります。

ですが、ここで疑問が出てきます。

どうしてひとは、必要以上のお金や物を使いたがるのかということです。
必要な分だけあれば、それで十分なはずです。
それ以上のお金や物を使うのはただの無駄な消費でしかありません。

ですが、それが無駄ではないとしたら?
ちゃんと目的があって贅沢をしているとすれば、必要以上のお金や物を使う価値があると言えます。

次からは、贅沢をする目的について解説していきます。

贅沢をしたがる目的

人が贅沢をしたがるのは、見栄のためです。

例えばあなたは、一泊10万円の高級旅館に宿泊してきました。
そのことを、知人友人に絶対喋られないと誓えますか?

その逆に、一泊3千円の格安ホテルに宿泊しました。
そのことを、わざわざ知人友人に喋りますか?

泊まるという役割だけを考えれば、一泊3千円の格安ホテルで十分です。
しかし、それなのにわざわざ10万円するほうに泊まりたいと思ったのなら、あなたのなかにはきっと見栄が生まれているはずです。

贅沢をするのは見栄のため。
「自分は贅沢ができる身分なんだ」というアピールのためです。
はっきり言えば、上級国民アピールのようなもの。

一方、贅沢ができないことを大きな声でいう人はいません。
それは、贅沢ができないことは上級国民ではないということ、下級国民であるという卑屈なイメージにつながるからです。

贅沢がただの見栄だっていうなら、贅沢する価値なんて無いか。

果たして本当にそうでしょうか?
贅沢することに価値は無いと、言い切っていいのでしょうか?

次からは贅沢がただの無駄ではないということについて解説していきます。

贅沢は無駄?

砂糖が贅沢品だった時代を知っていますか?

純白の砂糖は、その色のみからしても十分神秘的なものでしたが、いいようもなく甘く、またべらぼうに値段が高いということで、これを大量に使って飾り物をつくれる人は、よほどの金持ちか権力者であることを示していました。

引用元:砂糖の世界史

また、この本の中では、イギリス人が紅茶に砂糖を入れるようになったのは、見栄を張ってのことだと書いています。
昔は紅茶も砂糖も希少品だったため、二つの希少品を使うのは、見栄を張るためでした。
茶と砂糖がステイタス・シンボルだったのです。

しかしながら、このような見栄が全くの無駄かというと、そうとも言えません。

贅沢をするということは、自分の資産力の誇示につながります。
資産を持つ人間のほうが、資産を持たない人間よりも、社会的な信用を得ることができるというのは、なんとなく分かるかと思います。

こんな贅沢ができる私は、いっぱいお金を持っていますよ

そうしますと、その人にはいろんな人が話しかけます。
それは儲け話だったり、裏の話だったり…
このようにつなげることができるのだとすれば、贅沢というのはあながち無駄であるとは言えません。

せい

現代においても、投資というとある程度資本力がある会社や人に集まりますから、お金があるところにお金が集まるという法則のようなものですね。

贅沢は見栄のため。
でも、無駄なわけでもない。
じゃあどうしたらいいんだとなってしまいますよね。

次からは、贅沢とどのように向き合ったらいいのか、具体的な内容を紹介します。

贅沢との向き合い方

結論から言いますと、贅沢は手放したほうが良いです。

贅沢は無駄でないことについて前述しましたが、資産力を誇示してお金を集めようとするのは普通の人々がすべきことではありません。

せい

お金を持っているということを示すのは、危険もありますからね

また、自分を『上』に見せようとする見栄のための贅沢は、現代において何の役にも立ちません。
インスタやTikTokでおしゃれな高い料理や、綺麗で高い物を見せびらかして映えを狙うというやり方がありますが、支出>収入という形になってしまい、見栄のために苦しい生活を強いられることになってしまいます。

なので、ここからがミニマリストとしての生き方と繋がってきます。

ミニマリストとして大切なのは、見栄を手放すこと。
つまり、贅沢を手放すことです。

誰かに見せるための生活をするのではなく、自分が生きやすい生き方をするのがミニマリスト。

せい

ミニマリストというと生活を見せているイメージがありますが、あれは「こういう生活をしてもいい」という参考程度に見ればいいです。

「こんな高い物を買った」「こんないいサービスを体験した」などのように、誰かに話すためにお金を使うようなことはしない。
誰にもしゃべらなくていいようなお金の使い方をする。
金額を口にすることはしない。

このようなお金の使い方ができますと、そこには見栄や贅沢といった意識は無くなります。
映えるために使うのではなく、自分のためのお金の使い方ができるようになります。

そうなりますと、余計な出費は減り、貯金ができるようになります。
貯金が貯まり、資産に余裕が出てくるようになると、辛くて仕方ない仕事を辞めたり、投資をしてさらに資産を増やすということができるようになります。

これが、ミニマリストの贅沢との向き合い方です。

ミニマリストの生き方とは

この記事以外にも、ミニマリストは何をどんなふうに考えて生きているのかを解説した記事を書いています。

興味がある方は、↓の記事より読んでみてください。

最後に

ミニマリストと贅沢の向き合い方について解説してきました。

どうして自分が贅沢をしたいのか、その理由に納得できたでしょうか?

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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