[雑記]階段が健康を作る

今日、ゴミ出しのためにアパートの階段を下りていくと、いきなり足に骨全体に響くような痛みが走りました。
切ったような痛みとも、打撲の痛みとも違う、骨の奥底に響くような痛み。

その痛みは数秒で収まりましたが、痛みが続いている間はしばらくひょこひょこと歩くしかありませんでした。

痛みの原因はなんとなく予想がついています。
ずばり、運動不足。
ここ数日は天気が悪いことに加え、体調もちょっと不調だったので散歩しなかったり、散歩に出てもすぐに引き返していました。
その運動不足の結果が足に来たんだと思います。

散歩をしなかったことで骨が弱まり、階段を下りる際の衝撃に骨が負けて、ほんのわずかにヒビが生じたのではないか。
そう見ています。
この状況は今回が初めてではなく、散歩せずに引きこもりが続いた後にたまに経験していました。

数日歩かなかっただけでも、階段を下りるときの衝撃に負けるくらいに骨は弱まるのだなぁと、感心すらします。

何かの本で読んだ記憶ですが、外国のある調査で、階段がある家と階段が無い家に住んでいる人とでは、寿命に差が出るという調査結果があるそうです。
階段がある家に住んでいるほうが、長く生きているという結果でした。

これは、階段の上り下りをすることが足腰の骨を鍛える結果になり、自分の足で歩ける期間が長続きすることで生きる活力が生まれ、長生きできたのではないかという見方がされています。

階段を下りただけで足の骨に痛みが生じるくらい衝撃があるわけですが、骨は壊れることで強くなります。
階段はそれだけ健康に重要な役割を果たすものと言えるのではないでしょうか。

昨今はそういった段差や階段を取り除くバリアフリーが盛んですが、本当にそれがいいのかは疑問です。

階段や段差を取り除くことで、足に加わる衝撃は弱くなり、骨も弱くなる。
結果、歩く力はどんどん衰え、老化をますます加速させてしまうのではないかと思います。

もちろん、階段の上り下りで足を踏み外し、大けがをしてしまうことは問題です。
しかしだからといって、全て取り除けばどうなるのかまで考えているのでしょうか。

人間は、活力がなければ生きてはいけません。
その活力とは、時には何らかの障害に立ち向かうことで生まれるものもあります。

何もかも障害を取り払い、一切つまずくことのない平坦な道のりを生きることは、精神的にも肉体的にも良いことなのか。
何もかも便利にし、危険を取り払おうとする現代は本当に良い時代なのでしょうか?
疑問に思います。

それではまた。

コメントを残す