- ただ手洗いしただけでは、洗濯機と水の使用量は変わらない
- 捨て水を手洗いに使ってみた
- 捨て水活用で大幅節水に
最近手洗いを始めました。
そこで気になったのは、手洗いは節水効果があるのか?ということ。非常にざっくりとした計算をしてみたところ、あまり節水にはなってなさそうでした。
簡単に手洗いの内容と計算内容をを説明します。
1日の洗濯物はTシャツ、パンツ&靴下、体を拭いたタオルの3つ。
それを、満杯に水を溜めた洗面器で1回ずつ洗います。満杯の水は約2ℓ。
3つ×2ℓ=6ℓ。1日の手洗い洗濯にかかる水の使用量は6ℓでした。
これを洗濯機を使った場合と比較します。
洗濯機は4日に1回、水の使用量は37ℓです。
手洗い4日分の水は6×4=24ℓ。ここに寝巻として使ってるスウェットや普段着分が入ります。これも上着とズボンで分けて洗いますので、最大8ℓ追加します。
24+8=32ℓ。4日分の手洗いでの水の使用量は32ℓ。
洗濯機37ℓ、手洗い32ℓ。その差5ℓ。
表にすると↓の通り。
手洗い(ℓ) | 洗濯機(ℓ) | |
1日の水使用量 | 6 | – |
4日に1回だけ洗う洗濯物の水使用量 | 8 | – |
4日分の水使用量 | 32 | 37 |
この計算結果を見て思ったことは、思ったより節水効果にはなってなかったんだなということでした。
洗濯機が一度に大量の水を使うので、少ししか使わない(ように見えていた)手洗いは節水効果も期待していたのですが、そうではないことがわかって少しがっかり。
これをなんとか節水効果をもたせられないか?
そう考えた時、ふと思いついたのが捨て水の活用でした。
捨て水とは、給湯器からお湯が出るまでに出てくる水のこと。
蛇口を開けると、給湯器が燃焼を始めてお湯を作りますが、給湯器から先の給湯配管に残っている水は、給湯器を通らないのでお湯にすることができません。
給湯配管に残っている水が蛇口から出尽くすまでは、水が出てきます。これを「捨て水」と言い、お湯が出るまでの時間を「湯待ち時間」と言います。
引用元:Rinnai「給湯器|蛇口をひねってもすぐにお湯が出ないのはどうしてですか?」
調べたらちゃんと名前ありました。あの水にちゃんと名前がついていたことに驚きです。
シャワーを浴びる際の捨て水を溜めて使えば、手洗いに使う水を減らせるのでは?そう思い、早速試してみました。
お湯に切り替わった時点で溜めるのを中止。
このバスケットは容量が15ℓ。ちゃんと計ったわけではありませんが、おそらく5ℓくらいはゆうに溜まったと思います。
早速手洗い。
水の量は十分。手洗いした後の水が汚れまくったということも無く、1日分の洗濯物全て洗い終えることができました。
干した洗濯物の匂いも問題無し。
シャワーの捨て水だけで1日分の洗濯物を洗うことができる、ということを確かめることができました。これによって、1日分の洗濯物を洗う水が完全に0に。6ℓ→0ℓと大幅減です。
つまり、洗濯機で洗うときと比べて24ℓもの節水ができるということ。
一月に換算すれば、一月7.5回分洗濯機を回したとして、24×7.5=180ℓ。浴槽1杯分の節水に繋がりそうです。
このくらい減ると、次の水道代もどれくらい変わるのか、ちょっと楽しみです。
ただ見方を変えると、捨て水が1日5ℓ。5×30日=150ℓと、一月にこれまた浴槽1杯分の水を捨ててたわけですね。かなり無駄な水の使い方をしていたこともわかり、ちょっとショック…
ということで、手洗いで節水するために捨て水を活用してみたというお話でした。
昨日は広告チラシを紙箱に作り替えて活用する記事を書きましたが、まだまだ身の回りには気にせず捨ててしまっているものがあるんだと再確認しました。
今後もこういうものを見つけていきたいですね。
それではまた。
手洗いに使っている折り畳みバスケットは↓