- 新たまねぎを漬けたけど、発酵はしなかった
- 生の玉ねぎを食べるなら塩漬けという方法自体はアリ
今回は前回漬けた新たまねぎの結果発表です。
漬けたときの記事→[食事]新玉ねぎを漬けてみた~何事も挑戦あるのみ~
果たして新たまねぎは塩漬けだけで発酵するのか?発酵したらどんな味になるのか?
ではお披露目。
![](https://honseitago.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_3580.jpg)
漬け始めて3日。他の野菜ならもういい具合です。白い泡が浮き始めてるので、全体の発酵は進んでそう。野菜から出た水分に、野菜の色素も混ざってるので漬かってそうです。
香りは、発酵した漬物の香りと、わずかに玉ねぎの生の香りが漂ってきます。
そして取り出した玉ねぎ。
![](https://honseitago.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_3582.jpg)
う~ん…白い。
この時点であまりいい予感はしてません。複数の野菜を漬けると、色素の濃い野菜からは色素が抜け、逆に色素の薄い野菜はその色素を吸うなどして、色が変わります。にもかかわらず、この玉ねぎは白いまま。↑の写真を見る限り、他の野菜から色素は出ているのに。
そして食べてみます。
うん、ただの辛味抜き玉ねぎだ、これ。
発酵した酸味とかは一切感じず。生の玉ねぎにある辛さも無くなっています。塩を入れたことにより食感はしんなり。
それをまとめて評価すると、ただ塩揉みして辛味を抜き、塩を洗い流しただけの玉ねぎサラダでした。どうやら玉ねぎは漬けても発酵はしないようです。それとも3日だけでは足りないのでしょうか?
一緒に漬けた他の野菜も見てみます。一緒に漬けたのはレタスとキュウリ。前回漬けた記事を書いたあと、品数が物足りないので急遽キュウリを追加してます。
![](https://honseitago.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_3586.jpg)
![](https://honseitago.com/wp-content/uploads/2024/05/DSC_3585.jpg)
やっぱりこの2種は発酵が進んで、元と比べて色変わりしています。
そして食べると、中から滲み出してくる酸味。漬物壺の中で発酵が進んでいたこと自体は間違いありません。
となると、やはり玉ねぎだけが発酵が進まなかったということのようですね。玉ねぎを漬けものにし、発酵させて食べるという挑戦は失敗に終わりました。
ただ、違う発見もありました。
それは、塩漬けして放置するだけで辛味と香りを抜くことができるということ。
玉ねぎを生で食べようとすると、手間や時間がかかり、結構面倒です。辛味を抜きやすくするには薄く切る必要がありますし、塩もみすれば塩を洗い流さないといけない。めんどくさがりのぼくには、やってられない作業です。
しかし今回のような塩漬けなら、そこまで薄くしなくても辛味は抜けますし、他の野菜と一緒に漬ければ全体で塩が薄まるので、塩抜きの必要も無い。キツイ匂いも減るので、生の玉ねぎが食べやすくなります。
玉ねぎは、生と加熱した状態とでは摂れる栄養に違いがあるとのこと。毎回加熱した玉ねぎだけでなく、たまには生も食べたい。でも下処理が面倒。そんなときに、他の野菜と一緒に漬けておくだけというのは非常に手軽な方法だと思います。
ということで、玉ねぎは発酵するのか?という答え合わせでした。
結果としては残念でしたが、玉ねぎを生で食べるための新たな方法を見つけることができました。
また何か面白い野菜を見つけたら、漬物にしてみたいと思います。
それではまた。