散歩はメリットだらけ!さぁ今すぐ歩こう

どんな記事?

散歩にはどんな健康効果や、健康以外にもどんなメリットがあるのかを解説

せい

こんにちは。せい(@aodama_s)です。30代独身男性ミニマリストです。

忙しい現代人は、なかなかゆっくり散歩する時間が取れません。
まして、のんびり歩いている暇などなく、電車や車、タクシーを使ってせわしなく移動しています。

しかし本当にそれでいいのでしょうか?
人間にとって最も重要な足を使わずにいて、大丈夫でしょうか?

この記事では、そんな足を使う散歩の有効性を解説します。
健康にいいと一言でいっても、じゃあ具体的にどんな効果があるのか?というと、あまり知られていません。
健康以外にも、様々なメリットがありますので、ぜひこのまま読み進めてみてください。

散歩のメリット

散歩のメリットには、健康効果とそれ以外とで分かれます。
まずは健康効果のほうを先に解説していきますね。

全身の血流量が増える

散歩の健康効果として最も有効なのが、全身の血流量が増えることです。
といっても、これだけではどんな健康効果なのかイマイチピンときませんよね。

次は、全身の血流量が増えることでの健康効果を解説します。

ボケ防止

全身の血流量が増えることの健康効果には、ボケ防止があります。

ボケ…いわゆる認知症には様々な発生要因がありますが、その一つに脳への血流量不足が指摘されています。
高齢による活動量の低下や筋肉不足から脳へ送られる血液の量が減り、脳が血液不足に陥って脳組織が壊死、認知症になってしまうというものです。

散歩をすることで、第二の心臓と言われる足を動かすことで、全身の血流量を増えます。
脳にも十分な血液が届けられ、脳組織を維持することができ、ボケ防止につながるということです。

高齢になるほど血圧が高くなるのは、脳に血液を届けるためだという説もあります。
ですので、一部書籍では高血圧症を改善するための降圧剤はボケを加速させていると主張しています。

(医者の滞在リンク)

美肌効果

全身の血流量を増やすことには美肌効果もあります。

肌がきれいな状態であるためには、化粧水やクリームを使うのは所詮オマケ程度の効果にすぎません。
本当の意味できれいな肌を実現するには、肌に充分な栄養と水分が行きわたることです。

しかし、表面に近い肌には細い毛細血管しか通っておらず、なかなか栄養も水分も届きづらい。
運動不足の人の肌が荒れやすいのは、肌に栄養が行き届いていないからです。

せい

アスリートの人たちが健康的な肌をしているのは、運動によって血流量が増えているからですね。

アスリートのように運動といかなくても、散歩だけで十分肌にうるおいを与えられることができます。
特に冬は寒さから暖房の効いた部屋に閉じこもりがちになるので、乾燥した空気と相まって余計に肌が乾燥肌になりやすいです。
寒い冬こそ、肌のためには散歩してはいかがでしょう?

足の骨の強度維持

散歩には足の骨の強度を維持する効果もあります。

実は歩くだけで足の骨は折れていることをご存知でしょうか?

正確には、歩くことで地面に足をぶつける衝撃により骨に微細なヒビが入っています。
ものすごく小さなヒビなので痛みは感じません。
ですがそのヒビがとても重要なのです。

『骨は折れると強くなる』と聞いたことはありませんか?
一度折れた骨は、折れる前よりも強くなるという現象です。
これは折れなくても、ヒビだけで同じことがおきます。

散歩によって、脚の骨にヒビが入り、そのヒビが治ることで骨は以前より強くなる。
これによって、脚の骨の強度は維持されます。

歩くたびに骨が強くなるってこと?じゃあ毎日歩いてれば骨はどんどん強くなるってこと?

実際にはそうはなりません。
というのも、骨は何もしないと常に脆くなり続けているからです。

歩くことが減った老人が、転んだだけで足の骨が折れた…なんてニュースを一度は聞いたことがあるかと思います。
骨は何もしなければどんどん弱くなります。
散歩でできるのは、骨を強化し続けるというよりも、日々脆くなる骨を現状維持することです。

せい

知人から、「毎日学校と家を送迎してもらってる子どもが、転んだだけで足の骨が折れた」という話を聞いたので、老人でなくても歩くことは意識したほうがいいです。

安眠効果

散歩には安眠効果もあります。

もちろんこれは、単純に肉体的な疲労が溜まることで期待できる効果なので、何も散歩でなくてもなんとなく理解できることかと思います。

現代はデスクワークが多く、どうしても椅子に座ったままで疲れづらい状況になります。
なのに頭はハードワークなので、疲れたと感じます。

しかし、体が眠るために重要なのは体の疲労度です。
頭がいくら疲れても、体が疲れていないとなかなか眠りづらいですし、寝入ったとしてもぐっすり眠ることが難しい。

そこで適度に散歩をすることで体に疲労を溜め、眠りやすい状態にします。
体に疲労を溜めるためならほかの方法でもいいのですが、散歩には安眠以外の効果もあるので、あえて散歩で疲れることをオススメします。

健康長寿

散歩は健康長寿の秘訣―

そう語るのは、昭和の富豪として有名な本多静六です。

当時60歳が平均寿命であった頃に85歳まで生き、亡くなる前年には『私の生活流儀』を出版。
その本の中で、本多静六は以下のように語っています。

よく歩くということが、取りも直さず、よく眠れるということでもあった。要するに、よく歩くことと、よく眠ることとは、健康長寿―老衰予防の一番手近な秘訣のようである。

引用元:『私の生活流儀』老衰を防ぐ徒歩主義より

車が走り始めた時代でも、富豪でありながら歩くことにこだわり続けた本多静六。
老年期に入っても1日2時間以上の散歩を欠かさない。
そんな彼の実体験からくる散歩の健康効果は、参考にすべきことでしょう。

ここまでは散歩による健康効果を解説してきました。
次からは散歩による健康以外の効果を解説していきます。

思考力の向上

散歩による効果として思考力の向上があります。
これは、前述したように歩く行為によって全身の血流量が増え、脳が活性化するためです。

思考力が向上すると3つの効果があります。
それは、

  • アイデアの創造
  • ループ思考からの脱却
  • 思考の深まり

となります。

アイデアの創造は、いわゆる思い付きが浮かびやすくなります。
ビジネスのアイデアだけでなく、日常で役立ちそうなこと、節約術、やってみたいことなどパッと浮かび上がりやすいです。

せい

節約・倹約術などは散歩中に思い付くことが多いですね。

実業家であるROLANDも、散歩中は最高の創造の時間であると明言しています。

ループ思考からの脱却は、座って考えていたときは堂々巡りだった思考が、散歩し始めるとスルッと抜け出せるようになります。

あまり良いことではありませんが、ぼくは誰かに対する不満が浮かぶと、散歩しながら発散します。
それは椅子に座ったままだといつまでブツブツ言っても収まらない不満が、歩きながらだと徐々に不満が解消し、むしろその不満からより前向きな考えになれることが多いからです。

あるいは何か詰まってしまった考えがあるときも、散歩することで、

せい

そうか、こう考えればいいんだ!

と答えがあっさり出てくることがあります。
根を詰めても答えが出ない時は、散歩に出るようにしています。

最後の思考の深まりは、思いついたアイデアやブログのネタを、より深く考えることができます。

ブログを書くネタを思いついても、中身が薄ければ読者に「なるほど!」と思わせるような記事にはなりません。
散歩をすることで、ネタについて自問自答を繰り返し、より深みのある記事の内容に作りあげていきます。

せい

こういう結論になる → しかし、その結論だと読者はこう疑問に思うんじゃないか? → その疑問にはこういう答えになる → その答えには…


というように、考えることができます。

考えるというと座ってじっとしながら行うものだという見方がありますが、ぼくはむしろ散歩しながらのほうが捗ると思います。

せい

事件の謎を解決する探偵が、部屋の中をウロウロ歩きながら推理するのは、頭を活性化させるためなのかもしれませんね。

ここまで散歩の健康効果や思考力の向上について解説してきました。

次は、どんな散歩をすればその効果が得られるのかについて解説していきます。

散歩のやり方

散歩のやり方なのですが、おそらく気にするであろうことは

  • いつ行うといいのか
  • どのくらい歩けばいいのか

といった点だと思います。

しかし結論から言ってしまいますと、どちらも気にせず好きに歩いてください、ということです。
身もふたもない結論ですが、もちろんこの結論になるには理由があります。

散歩の時間帯

まず散歩はいつ行えばいいのかということですが、これはいつ行っても大した差は無いです。

朝散歩、昼散歩、夜散歩。
いずれも試してみましたが、差はありません。

朝散歩を推す声もありますが、それは朝型の人間の意見であることが大半です。
ぼくは朝型ですが、だからといって朝散歩をした効果は実感できませんでした。

なので、散歩の時間帯はとくにこだわる必要はありません。
自分にとって都合のいい時間帯に行いましょう。

どのくらい歩けばいいのか

何分歩いたらいいのか。
どのくらいの距離を歩けばいいのか。

そういったことを知りたいかと思いますが、ぼくは目標ありきの散歩はオススメしません。

なぜなら散歩とは、ビジネスでもなければノルマでもない。
達成すべき目標でもない。

自由に、爽やかに心を開放する。
そんな在り方が散歩の醍醐味だからです。

むしろ大事にしてほしいのは、どのくらい歩くかではありません。
帰りたくなったらすぐ帰ることです。

ノルマの時間、距離があるからといって帰りたいという思いを抱えながら歩く。
それはもはや散歩ではなく、歩く修行…歩行行(ほこうぎょう)です。
辛く、苦しいという思いは散歩には不要。

むしろ、そのような思いを感じてしまっては、散歩を続けたいと思う気持ちも無くなってしまいます。
散歩を続けるためには、散歩で嫌な思いをしないことが最も大事です。
「もう今日は帰りたいな」
そう感じたのなら、例え歩き始めて5分でも10分でも、Uターンして帰りましょう。

歩きたいだけ歩き、帰りたくなったらすぐ帰る。
それこそが、自由気ままな散歩の姿といえます。

散歩の効果を引き上げるには

散歩は自分の好きなように歩いてくれればいい。
そうやり方の中で紹介しました。
しかしそうはいっても散歩のやり方次第では、その効果が半減してしまうこともあります。

そこでここからは、散歩の効果を引き上げるための注意点をいくつか紹介します。

必ず守る必要はありませんが、長年散歩を続けてきたぼくの経験談から、より散歩に没頭できる点をまとめたので、ぜひ読んでみてください。

交通量の多い場所は通らない

散歩は交通量の多い場所は避けたほうが良いです。
具体的には交差点などは避け、車の往来がない遊歩道や川の土手などがオススメです。

この注意点は、思考力の向上に大きく影響します。
せっかく考えが進んでいたとしても、交差点などで足を止めてしまいますと、そこで思考も途切れやすくなります。
場合によっては、足を止めただけでそこまで考えていたアイデアが全部吹っ飛んでしまうことも…

考え事をしているときは周囲への注意も散漫になりやすいので、交通事故へのリスクも上がります。
逆に、車や人などがせわしなく動いていることでどうしても注意がそっちに引っ張られ、全然思考に没頭できないことも。
ぼーっと考え事をしたいというときには、車や人通りが少ない道を選んで散歩するといいでしょう。

散歩の時間はたっぷりと

散歩の時間にはたっぷりと余裕を持つのがオススメです。

「〇〇分だけ散歩する」「散歩の後には予定がある」などは思考の妨げになります。
これでは思考力の向上は望めません。

時間を制限したり次の予定を抱えている状態では、脳はリラックスできず緊張状態になってしまいます。
そのような状態では、自由な思考は生まれません。

さきほど思考力の向上には、アイデアを生んだり、ループ思考からの脱却などを上げましたが、実際に散歩してどの効果が現れるかは、散歩するまで分かりません。
アイデアを生み出すつもりだったのに、いつの間にか違うことについてあれこれ考え始めたりなんてことはしょっちゅう。
あるいは何も考えず、ただ歩いて終わることもあるかもしれません。

しかしそんな自由さこそが散歩の醍醐味。
歩きたいだけ歩き、考えたいだけ考える。
そして帰りたくなったら帰る。

その自由さを味わうためにも、散歩の時間はたっぷりと確保しておきましょう。

散歩最大のデメリットは『時間』

ここまで散歩についてあれこれ解説してきましたが、最後に散歩のデメリットを紹介します。

散歩のデメリットは『とにかく時間がかかる』ということです。

散歩のメリットは、いずれもたっぷりの時間の余裕から生み出されるものばかり。
好きに歩けばいいとはいいましたが、やはり長く歩いたほうが効果は大きくなります。

それだけに、散歩それ自体を短い時間で効率的にする方法はありません。
あるかもしれませんが、短くすればその分失われるメリットもあるので、結局のところは同じこと。

時間を作ることができなければ、散歩すること自体ままならない。
散歩の最大の敵は、時間だといえます。

関連記事→時間の作り方 何からやめたらいい?ミニマリスト流時間製造術

最後に

ここまで散歩について解説してきました。

散歩の効果は偉大で、数多くの家庭医学本や歴代の偉人・著名人の本の中でも推奨されています。

現代は時間に追われる生活になり、歩くという遅い手段を避けるようになってしまい、散歩などという一見何のメリットも無い行動は無駄であるとされています。
それこそ、全く歩かなくても生活できてしまう。

だからこそ、今散歩が必要であると考えます。
全く歩かなくてもいいからこそ歩く。
歩く行為は二本足で立って歩く人間の基本です。
その基本にもう一度立ち返ってみてはいかがでしょうか?

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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