以前、ガーゼと洗面器を使って無電加湿装置を作りました。
関連記事→[日記]部屋の加湿(無電)
そのときの問題点は2つ。
- 水の吸い上げが上まで届かない
- 床に洗面器が置きっぱなしになる
この問題点を改善すべく、さらに改良をすすめました。
その結果がこちら。
ガーゼを外すとこんな状態です。
使ったのは100均のハンギングロープとキッチン用のボウル。
イメージ元は吊り下げ観葉植物です。
最初は↓のイメージで作りたいと思いました。
しかしなかなか思い通りのアイテムが無く、何とかそろえて実現したのが↑の写真の状態です。
これなら水場が床置きすることはなくなり、高さも上がったのでエアコンの風が吸い上げた部分に直接当たるようになりました。
写真を取り忘れましたが、ここまで距離が近くなれば長いガーゼを使う必要は無く、タオルでも届くのでタオルに切り替えています。
しかしこれにもまだ問題点が。
それは、ハンギングロープを伝って水が床に垂れることでした。
ハンギングロープの素材が麻縄であることが問題でした。
濡れタオルの水分が麻縄にも染みてしまい、それが下へと伝って床へ落ちる。
最初にこれを気付いたときには水浸しになっている床に驚きました。
結果的には、しばらくは垂れる水のためにまた洗面器を床に置く羽目になりました。
問題点はまだあります。
ハンギングロープが思ったよりも邪魔くさいことです。
ハンギングロープが全面に張り巡られているため、吸水が非常にやりづらい。
吸水のためにボウルを外してセットし直すのも、吊り下げる際のバランスを取る必要があるので、これまた結構面倒。
そこで、いっそのこと一部を切ってしまうことにしました。
その結果が↓。
切る前との比較です↓。
これが思った以上に効果がありました。
ハンギングロープに染みないように広げづらかったタオルをしっかり広げて、風を受けやすく。
広げてもロープにタオルは当たらず、下に水が落ちることも無い。
もちろん吸水もやりやすい。
ボウルの位置は低くなりましたが、このくらいなら問題なしです。
切ったことで見た目にもスッキリした印象になり、切ってぶら下がるだけの麻縄もなんとなくインテリアとして見栄えする気がします。
さらに分かったのは、『乾燥したタオルは水を吸わない』ということでした。
最初は乾いたタオルをそのままボウルに突っ込んていましたが、濡れているのは水に入れている部分だけで、少しでも出ている部分は全然濡れませんでした。
そこで、一旦全体を濡らしてから吊り下げてみる。
すると、上半分は乾きますが、下半分は水が残っている限りは濡れたままを維持することができました。
乾いていれば勝手に水を吸うと思い込んでいましたが、そうではありませんでした。
むしろ、濡れている状態の方が水を吸いやすい。
こういった新しい発見もありました。
ひとまずこの無電つり下げ加湿器はこれで完了としますが、何か思いついたらまた改良してみたいと思います。
こういった試行錯誤を繰り返している間はほんとうに楽しいものです。
お店に行って使えるかどうかアイテムを眺めて頭の中でイメージしたり。
実際に使ってみて思ったような形にならず、イメージ通りにするにはどこをどう変えたらいいか考えたり。
この実験と検証を繰り返しているときこそが、人生が楽しいと思えるひと時です。
それではまた。
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