[雑記]玄米17時間浸漬の効果 消化不良は改善できた?

玄米には酵素阻害剤が含まれており、それを摂取してしまうと消化不良を起こす。酵素阻害剤は文字通り酵素の働きを阻害するので、消化酵素などの働きを悪くする。なので、玄米を食べるときには酵素阻害剤が出るよう、17時間以上浸漬しなくてはいけない。

…という情報を知って以来、玄米はおよそ20時間ほど浸漬してから炊くようにしています。ただこの情報を知ったときに思ったのは、この効果を実感できるかは分からないだろうなということでした。

なにせお腹の中のことですから、酵素阻害剤がお腹の中で消化酵素の働きを妨害する…なんていうことは、わかるものではないし、目に見ることもできない。

情報として知って実践はしてるけど、その効果を実感はできないだろうと思っていました。

しかし、17時間以上浸漬を続けて1か月。その効果が実感できてきたように感じます。

そもそもぼくは、この情報を知るまでは浸漬時間は12時間ほどでした。前日の夜に仕込んで翌朝炊くという流れ。そうして炊いた玄米を食べていたときに、実は胃もたれを感じていました。

具体的には、食べた物がずっと胃に留まっているような感覚。食後4~5時間まではその感覚が続き、散歩してもずっとその感覚がお腹にあって、落ち着かない感じになることが多くありました。

その感覚を無理やり無くすために、食後にデザートをよく食べていました。「甘いものは別腹」と言いますが、人は甘い物…というよりは好物を前にすると胃の働きが活発になって、胃から腸へ食べ物を送る動きが加速し、実際に胃に空きスペースができるそうです。その空きスペースが別腹と言われます。

その効果を利用して、胃に留まっていた消化物を無理やり甘い物で腸へと送り込み、胃もたれの感覚を解消していました。

しかし、17時間以上浸漬を始めてから、その胃もたれの感覚がなくなってきたように感じます。2時間ほどでお腹はスッキリし始める。わざわざ甘い物を食べなくても、胃もたれの感覚が起きないようになりました。

酵素阻害剤の働きを実感することはできないだろうと思っていましたが、これまで感じていた胃もたれの感覚が酵素阻害剤によるものではないかと推測します。

そして、それを浸漬して除去することができたというのも、お腹の感覚でなんとなく分かったような気がします。

どちらの効果も目で見て確認したものではなく、ぼくのお腹の感覚一つ。正直本当に酵素阻害剤が関係しているものなのかと聞かれれば、断言はできません。

それに、事実であるかどうかという科学的根拠は正直どうでもいいです。試したらなんとなくそんな効果が出た。プラシーボ効果かもしれませんが、それでも効果があり、その効果が役立っているのですからどちらでもいいこと。

今後もこうして、自分の感覚に正直に生きていこうと思います。

余談ですが、市販の発芽玄米ですと酵素阻害剤が除去されているので、長時間浸漬しなくてもいいから便利。……と思ったのですが、どうにもそうはいかないらしいです。

どうやら、一度浸漬して酵素阻害剤を取り除いた発芽玄米を炊かずに置いておくと、再度酵素阻害剤が復活してしまうとのこと。

アブシジン酸とは、穀類のに含まれる植物ホルモンの一種で植物の発芽を調節しているホルモンの一種で、諸説ありますが、人体のミトコンドリア傷つけるといった毒性があると言われております。

市販の発芽玄米は、一度玄米に水分を含ませて発芽させその後また乾燥させる為にアブシジン酸が復活していまいます。

引用元:ふくい味覚倶楽部

ここで述べているアプシジン酸が酵素阻害剤かと思いますが、市販の発芽玄米を食べる際にはそれはそれで注意が必要そうです。

自分で水に17時間以上浸漬させておくのが無難ですね。

それではまた。

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